MR(医療情報担当者)の柴田は、訪問先の病院で凄腕イケメン外科医・橋元美晴と出会う。
そんなある日、普段の温厚な顔とは違う気だるげな姿の美晴を偶然見かける。昔からギャップに弱かった柴田は、その日から美晴のことが頭から離れず、とうとう彼とのエッチな夢を見てしまうほどに!
さらには目が合った瞬間、腰砕けになってしまった柴田は美晴からホテルに誘われて…?
スタジオ・システムという強力な支配形態のもとにおかれた、古典的ハリウッド映画産業。利潤追求を至上命令とする製作会社によって俳優・監督・脚本家他あらゆる関係者が管理されるなか、激動期のアメリカで、いかにして映画は製作されたのか。監督と撮影所の対立、陸軍による検閲、自主検閲的倫理規定ヘイズ・コード、第二次世界大戦のプロパガンダ映画、それに携わった黒人映画作家……。複雑な力学が働く映画の生成過程に、文書資料や関係者インタビューなど一次資料を用いて実証的に迫る。映画学(フィルム・スタディーズ)という研究領域を切り拓いた画期的作品。 解説 板倉史明
第1章 検閲と生成 スクリューボール・コメディ論
プレストン・スタージェス・コレクション/ジャンルと作家/フランク・キャプラと人民喜劇/署名のないフィルム/世界の中心ハリウッド/笑いの数値化/検閲と生成
第2章 喜劇映画作家がプロパガンダを撮るとき
キャプラ都へ行く/ハリウッド戦時娯楽映画/戦前の喜劇映画/「キャプラ組」顛末記/システムと戦う個人/プロパガンダ映画のディコンストラクション/ディズニー・アニメーション/最後の人民喜劇
第3章 雇われた黒人 カールトン・モス・インタビュー
老兵は死なず/プロパガンダを撮る/黒人よ銃を取れ/ワシントンから来た男/銃口は誰に向けられたか
第4章 ジャンルとジェンダー
ジャンルの混淆/年少犯罪もの/ハリウッドの戦後体制/女のフラッシュバック/?の編集/最後の教訓
補 遺 映画製作倫理規定
文庫版解説 種蒔かれた映画学 板倉文明
映画題名索引
9月1日に行われた東京・明治神宮野球場公演をもって、
乃木坂46を卒業した初代キャプテンの桜井玲香。
ファースト写真集『自由ということ』(光文社刊)から2年半。
キャプテンのバトンを渡し、乃木坂46を卒業した桜井玲香。
肩の荷を下ろし“ひとり”になった今、何を思うのか。
前作とはまた違った自分を見せたい、と向かった先はアメリカ・ポートランド。
“全米で住みたい街No.1”と称される、自然豊かなアメリカ北西部の都市で撮影に臨みました。
ナチュラル、ハッピー、アンニュイ、そしてセクシー…。
大人の魅力があふれるランジェリーカットや大胆なバスタブシーンは必見。
巻末には乃木坂46のメンバーへのメッセージを含むロングインタビューも掲載予定です。
撮影時期は、9月1日のライブを終え、ほっと一段落した9月半ば。
アイドルを卒業し、新たなステージへと進むまでの短いお休みーー。
人生で一度しかないこの貴重な時間。今しか撮れない、今の“桜井玲香”を焼き付けるロケとなりました。
<桜井玲香コメント>
「この度、2冊目の写真集を出させていただくことになりました。
グループを卒業して再スタートを切る私の名刺代わりになるような一冊が作れたと思います。
まだアイドルでいる自分と、表現者としての新たな自分が共存した、
今しかできない表情がたくさん詰まっていると思います。
みなさん、ぜひ楽しみにしていてください!」
9月1日に行われた東京・明治神宮野球場公演をもって、
乃木坂46を卒業した初代キャプテンの桜井玲香。
ファースト写真集写真集『自由ということ』(光文社刊)から2年半。
キャプテンのバトンを渡し、乃木坂46を卒業した桜井玲香。
肩の荷を下ろし“ひとり”になった今、何を思うのか。
前作とはまた違った自分を見せたい、と向かった先はアメリカ・ポートランド。
“全米住みたい街No.1”と称される、自然豊かなアメリカ北西部の都市で撮影に臨みました。
ナチュラル、ハッピー、アンニュイ、そしてセクシー…
大人の魅力があふれるランジェリーカットや大胆なバスタブシーンは必見。
巻末にはメンバーへのメッセージ含むロングインタビューも掲載予定です。
撮影時期は、9月1日のライブを終え、ほっとひと段落した9月半ば。
アイドルを卒業し、新たなステージへと進むまでの短いお休みーー
人生で一度しかないこの貴重な時間。今しか撮れない、今の“桜井玲香”を焼き付けるロケとなりました。
〈桜井玲香コメント〉
「この度2冊目の写真集を出させていただくことになりました。
グループを卒業して再スタートを切る私の名刺代わりになるような一冊が作れたと思います。
まだアイドルでいる自分と、表現者としての新たな自分が共存した、
今しかできない表情がたくさん詰まっていると思います。
みなさん、ぜひ楽しみにしていてください!」
読書を愛する神崎瀬那(かんざき せな)は高校3年生。青年実業家として活躍中の少々過保護な兄と二人暮らし中で、富裕層の子女も通う進学校である一条院学園に通っている。
幼馴染で生徒会長の翔や、服飾ブランドメーカーのご令嬢兼モデルの親友・美玲など、学校の有名人に囲まれている影響か、瀬那も“神秘的な読書女子”として密かに注目を集めているのだが、ひとまずは平和な学園生活を送っていた。
そんな瀬那の通う学校にはひときわ有名な人物がいた。国の経済にも影響を与えるような大企業グループ、一条院の総帥の孫である一条院枢(いちじょういん かなめ)。
人並外れて優れた容姿を持ち、王者のごとき雰囲気をまとう彼とは全く接点がなかったものの、ふと気付くとたびたび視線がぶつかることがある気がしていた。
だが3年生で初めて同じクラスになり、瀬那は枢となぜか急接近することに。
でも同時に、彼をめぐる厄介なトラブルにも巻き込まれることにもなってーー!?
『鬼の花嫁』『結界師の一輪華』のクレハが贈る、ときめきと少し不思議な学園青春ラブストーリー!
1章
2章
3章
4章
エピローグ
※通常カバーは付属しません
9月1日に行われた東京・明治神宮野球場公演をもって、
乃木坂46を卒業した初代キャプテンの桜井玲香。
ファースト写真集『自由ということ』(光文社刊)から2年半。
キャプテンのバトンを渡し、乃木坂46を卒業した桜井玲香。
肩の荷を下ろし“ひとり”になった今、何を思うのか。
前作とはまた違った自分を見せたい、と向かった先はアメリカ・ポートランド。
“全米で住みたい街No.1”と称される、自然豊かなアメリカ北西部の都市で撮影に臨みました。
ナチュラル、ハッピー、アンニュイ、そしてセクシー…。
大人の魅力があふれるランジェリーカットや大胆なバスタブシーンは必見。
巻末には乃木坂46のメンバーへのメッセージを含むロングインタビューも掲載予定です。
撮影時期は、9月1日のライブを終え、ほっと一段落した9月半ば。
アイドルを卒業し、新たなステージへと進むまでの短いお休みーー。
人生で一度しかないこの貴重な時間。今しか撮れない、今の“桜井玲香”を焼き付けるロケとなりました。
<桜井玲香コメント>
「この度、2冊目の写真集を出させていただくことになりました。
グループを卒業して再スタートを切る私の名刺代わりになるような一冊が作れたと思います。
まだアイドルでいる自分と、表現者としての新たな自分が共存した、
今しかできない表情がたくさん詰まっていると思います。
みなさん、ぜひ楽しみにしていてください!」
ヴィジュアルをメインにした誌面構成で、既存のアートの価値観にとらわれず、個性的なアーティストや作品を紹介。
各作家、たっぷりページを使い、大きな図版で掲載しています。
file.44のフィーチャーは「死と生、世界を見据える視線」。
この世界を生き抜き、
世界の影に渦巻くものを見つめる作家たち。
◎掲載作家・記事
馬場敬一、大槻香奈、青木薫、三塩佳晴、櫻井結祈子、清水真理、菅野まり子、藤川汎正、都築琴乃、「ニンギョウモドキ」展、「Star fragments」展
▼ARTISTS
◎馬場敬一《絵画・立体》★自分を死なせないために自然発生的に完成した、作品の制作技法
◎大槻香奈《絵画》★大量のAI画像を咀嚼し、あらたな少女の絵画表現を探る
◎青木薫《絵画》★死と生の円環、海の向こうにある他界など、奄美の伝統的なコスモロジーを描く
◎三塩佳晴《版画・立体》★版画と立体の往還の中で探り出す、自身の中に潜むイメージ
◎櫻井結祈子《陶》★陶によって生み出された、小さくか弱い異形の獣たちの楽園
◎清水真理《人形》★人形と人形オブジェで描く、醜い姿に擬態し生き延びようとする少女たち
◎菅野まり子《絵画》★小さな漆黒の宇宙に「言葉を使わぬ詩」を紡ぎ出す
◎藤川汎正《版画・絵画》★見えざる〈力〉が絵筆に憑依し、オリジナルな〈神々〉が姿を現わす
◎都築琴乃《絵画》★闇の中に輝く光が妖しく紡ぐ、少女たちの心の世界
▼TOPICS
◎「ニンギョウモドキ」展★人形のようで、人形じゃない?奇妙で妖しい世界
◎Starfragments〜12月の、微睡む星たち★多様な表現手段、キャリアの作家が並んだ賑やかな展覧会
湯女ー風呂屋に召し抱えられ、客の垢をかき、戯れながら世間話をし、ときには売春も行なった女たち。吉原の遊女の地位を一時は脅かすほどに、江戸の町を賑わせた彼女らを描いた一枚の絵がある。作者不明、来歴未詳のその絵にはどんな謎が秘められているのか?いまは失われた、視線の先に描かれていたものとはいったい何か?誰が、なぜこんな絵を描いたのか?浮世絵が花開き、女の絵姿が男たちの欲望を満たすようになる直前に描かれた、謎めいた絵画を分析し、復原し、甦らせる。約60点の図版を駆使し、従来の解釈を覆す画期的な視点を提示した快著。待望の文庫化。
アカデミー賞受賞監督アン・リーの「華語」作品を対象に、視線を交錯させる装置としての映画を俎上に載せ、著者のユニークな観察眼を通して男女、父子、東洋/西洋、同性愛/異性愛の境界の擾乱をとらえた意欲作。
名古屋大学 星野幸代
『ウェディング・バンケット』『恋人たちの食卓』『グリーン・ディスティニー』『ラスト、コーション』……。綺羅星の如き作品たちのなかに通底する「視線」のテーマを分析し、それを結び合わせることで華人監督・李安という星座を描き出す。
序 章 李安(アン・リー)の華語映画
第一節 先行研究の検討
第二節 華語映画とは何か
第三節 理論的枠組み
第四節 本書の全体構成
第一章 交渉するクィアな家族像──『ウェディング・バンケット』
はじめに
第一節 『ウェディング・バンケット』の誕生背景
第二節 ニューヨークの都市空間から見たクィア・ファミリー
第三節 食事シーンから見る変貌した家族表象
おわりに
第二章 焦点化される父親の欲望──『恋人たちの食卓』
はじめに
第一節 オープニングに関する考察
第二節 「飲食」
第三節 「男女」
おわりに
第三章 古典中国を移動する女侠──『グリーン・ディスティニー』
はじめに
第一節 中華圏の武侠映画の系譜
第二節 無法の西部空間──荒野における主体性の芽生え
第三節 官の東部空間──北京城における「江湖夢」の形成
第四節 侠客の江南風景──創造の江湖を擾乱する
おわりに
第四章 戦時上海におけるスパイ物語──『ラスト、コーション』
はじめに
第一節 老上海(Old Shanghai)の都市空間
第二節 マージャンシーンから見た視線のポリティクス
第三節 ベッドシーンから見た身体の権力関係
おわりに
終 章 華語映画 視線のポリティクス
あとがき
附 録
参考文献
事項索引
人名索引
【グラビア写真集】
プレステージ出版より人気女優『南條 彩』ちゃんの写真集が登場!
優しい『視線』、艶やかな『視線』、挑発的な『視線』、
南條彩ちゃんの魅力的な表情をたっぷり収めた大満足の一冊。
南條 彩(なんじょう さやか)
2002年11月15日生まれ T162cm B90(F)cm W62cm H90cm
※掲載されているすべてのモデルは撮影当時20歳以上であることを確認済みです。
本書は、フォーク・シンガーの高田渡がカメラを構え、撮影した作品を一冊にした写真集です。酒と音楽をこよなく愛した彼はツアーや旅先にも必ずカメラを持ち歩き、一時期は本気で写真家を志した時期があったと言います。
このたび、高田渡が遺した膨大な数のフィルムが見つかり、その1枚1枚をスキャンしたところ、若き日のはっぴいえんど(細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂)や井上陽水、遠藤賢司、友部正人、坂本龍一、西岡たかし、泉谷しげる、中川イサト、中川五郎、はちみつぱい、三上寛、なぎら健壱、シバ、加川良、西岡恭蔵、武蔵野タンポポ団(以上、順不同)など、同時代を生きた仲間達の写真が多数発掘されました。緊張感漂うバックステージの様子、和気藹々としたオフショットは、まさに本邦初公開となる歴史的なカットばかりです。
また、1970年代当時に暮らしていた京都や吉祥寺、ツアーで巡った日本各地、パリやマドリッドなどのヨーロッパ旅行で撮影された何気ない写真は、まさに高田渡が歌にした世界観をそのまま写し出したかのよう。その1枚1枚が、社会の矛盾を鋭く、そして繊細に切り取った氏の歌と同じように奥深いものがあり、我々に何かを訴えかけてきます。
なお、本書の発売日となる2021年4月16日は、奇しくも高田渡氏の十七回忌(満16年)にあたります。自分が撮影した写真が一冊の作品として世に出ることはもちろん、このように写真集の中で昔の仲間と一堂に会することは、きっと本人も喜んでいるに違いありません。
写真の解説は、高田渡の長男であり、マルチ弦楽器奏者として様々なフィールドで活躍する高田漣が担当。稀代の詩人でもあった高田渡の視線の先にあった大事なものが、きっとこの写真集から伝わってくることでしょう。
1:友部正人と渡
2:1972ヨーロッパ(パリ、マドリッド、フランクフルト、コペンハーゲン、ストックホルム)
3:京都と人々(祭・実家)
4:1973韓国ソウル
5:仲間たち
6:沖縄
7:吉祥寺と人々
8:1974春一番コンサート
9:旅芸人の記録
10:スタジオ
11:1974ヨーロッパ(パリ、ミュンヘン、スイス、イタリア、エジプト)
12:駅
13:1975 JAMコンサート
14:1975『フィッシング・オン・サンデー』レコーディング@LA
15:年輪、歯車、街と人
16:ブランコ
主な登場予定人物(順不同):青木ともこ、あがた森魚、朝比奈尚行、ANNSAN、石田長生、伊藤銀次、泉谷しげる、いとうたかお、井上陽水、今井忍、遠藤賢司、大江田信、大瀧詠一、大塚まさじ、大庭珍太、加川良、かしぶち哲郎、金森幸介、キヨシ小林、洪栄龍、小林政広、佐久間順平、サスケ、坂庭省悟、坂本龍一、斉藤哲夫、佐藤GWAN博、佐藤博、佐藤B作、シバ、鈴木慶一、鈴木茂、武川雅寛、竹田裕美子、田中研二、ダッチャ、友部正人、永井洋、なぎら健壱、中川イサト、中川五郎、長野たかし、西岡恭蔵、西岡たかし、はっぴいえんど、はちみつぱい、林敏明、福岡風太、細野晴臣、本多信介、松田幸一、松本隆、三上寛、武蔵野タンポポ団、村上律、村瀬雅美、村瀬春樹、渡辺勝、和田博己、他。
「反侵略」の立場から他民族蔑視に陥らず、歴史の主体としてのウクライナ人に連帯し、歪んだ戦争観を批判。「フリー・ガザ」も視野に普遍的な「新しい世界的公共性」を希求する思想論。
第1章 「ウクライナ戦争」とはどのような出来事か
第2章 「ロシア擁護論」批判1-それは大国主義である
第3章 「ロシア擁護論」批判2-それは民族蔑視である
第4章 「ロシア擁護論」批判3-それは「平和主義」の傲慢である
第5章 「ロシア擁護論」批判4-それはどこから来たのか
第6章 ロシア擁護論は「2014年」をどう語っているのか1…159
第7章 ロシア擁護論は「2014年」をどう語っているのか2…192
第8章 「マイダン革命」をウクライナ人自身はどう見ているのか
終 章 「ウクライナの発見」と世界の行方
「あなたは何フェチ?」写真家10人の官能と陶酔
唇、制服、透け感、マゾヒズム、豊満、パンツ、おしり、触手……女性へのフェティシズムを、写真家の視点から制作したオムニバス写真集。
「〇〇が好き」「説明はできないけれど、なぜか惹かれる」という感覚は、誰しもが持っているもの。住む場所や地域によって生活が異なるように、フェチにも広く深淵な世界が広がっているのだ。
本書では、現代の写真家10人の視点からその一端を見てみようという試みだ。あなたはそこに何を思うだろう。共感か反撥か、ひょっとするとこれまでとは違う世界が見えてくるかもしれない。
▼参加作家
花盛友里
須崎祐次
相澤義和
門嶋淳矢
山本華漸
フクサコアヤコ
渡辺達生
笠井爾示
青山裕企
伴田良輔
『心霊探偵八雲』、『怪盗探偵山猫』シリーズの文庫版装画ほか、話題の装画を多数掲載!特典データCD付き。
高校受験を控えた弟・尚人と、劣情を押し隠して仕事に打ち込む兄・雅紀。
持て余す執着を抱え、雅紀は尚人の寝顔を食い入るように見つめる──。
キャラ文庫創刊15周年を記念して刊行された、大ヒットシリーズ「二重螺旋」初の単行本が、
描き下ろし番外編を加えて、ついに文庫化!!
雅紀をモデルの道に誘った加々美との出会いを描く「邂逅」他、全5編を収録した傑作外伝!!
あなただけの物語を写そう。SNS総フォロワー数45万人超え! 情景写真作家・高橋伸哉が綴る、心を動かすワンシーンを残すための視点・技術・哲学。「光」「色」「五感」「探る」「視線」「技術」「行方」の全7章で、写真LIFEを楽しみ、写真を通じて自分だけの物語を伝えるために大切なことを一冊に詰め込みました。写真に悩んだ時に本書をめくってみてください。充実した写真LIFEを送るためのヒントに出会えるかもしれません。DL特典として、高橋伸哉による特製Lightroomプリセット付き。
幼年時代の日本での記憶とイギリスでの体験をもとに、独特の世界を構築するイシグロ。気鋭の英文学者らがノーベル賞作家の全作品を時系列に通観し、その全貌に迫る。
本書のタイトルは『カズオ・イシグロの視線ーー記憶・想像・郷愁』である。デビュー作の書名『遠い山なみの光』(原題A Pale View of Hills)にもその語が見られるように、イシグロは遠くを見晴るかす眺め(view)に強く惹かれている。そしてそこに向けられる視線が、物理的に離れた場所だけでなく、時間的な隔たりの彼方にある過去をもとらえようとするものであることは、彼の作品群の随所から理解されるであろう。その原点にあるのが、五歳の時に離れながらもつねに彼とともにあり続けた日本であることは明らかだが、自分自身でしばしば強調するように、懐かしく回想される日本は記憶と想像の入り交じった、独特の世界なのである。本書の各執筆者はそのようなイシグロのテクストに寄り添いながら、彼の視線とその先にあるものをとらえなおそうとしている。--本書「まえがき」より
まえがき
「記憶の奥底に横たわるもの 『遠い山なみの光』における湿地」荘中孝之
「芸術と家族を巡る葛藤 『浮世の画家』における主従関係」池園宏
「『日の名残り』というテクストのからくり」斎藤兆史
「『充たされざる者』をシティズンシップ小説として読み解く」三村尚央
「二十世紀を駆け抜けて 『わたしたちが孤児だったころ』における語り手の世界と『混雑』した歴史の表象」菅野素子
「『愛は死を相殺することができる』のか 『忘れられた巨人』から『わたしを離さないで』を振り返る」長柄裕美
「『夜想曲集』における透明な言語」荘中孝之
「記憶と忘却の挟間で 『忘れられた巨人』における集団的記憶喪失と雌竜クエリグ」中嶋彩佳
「カズオ・イシグロと日本の巨匠 小津安二郎、成瀬巳喜男、川端康成」武富利亜
「執事、風景、カントリーハウスの黄昏 『日の名残り』におけるホームとイングリッシュネス」金子幸男
「英語の授業で読む『遠い山なみの光』 ネガティブ・ケイパビリティーを養う教材として」五十嵐博久
「カズオ・イシグロの運命観」森川慎也
カズオ・イシグロ作品紹介
カズオ・イシグロ年譜
カズオ・イシグロより深く知るための文献案内
あとがき
アカデミー賞4冠に輝いた映画『パラサイト 半地下の家族』から
アジアの美に迫る、七つの新たな視座
研究者グループ「アジアの美探検隊」が、映画『パラサイト 半地下の家族』を美術史・建築美学・人類学・映画学・文学といったさまざまなアプローチで分析した一冊。
ともすれば韓国の観客だけが理解できる「土着性」の強い作品に思える『パラサイト』だが、現実の再現プロセスを通じて世界中の人々が共鳴して感動し、カタルシスを感じられる作品として誕生した。
この映画に秘められた再現の力を分析することにより、韓国の、ひいてはアジアの美を理解するための、新たな視座を見出すことができる。
プロローグ/カン・テウン
アジアの美と映画『パラサイト』
1. ヤン・セウク
チャパグリの映画美学
2. チェ・キョンウォン
無秩序と秩序の対比によって表現された美しさと醜さの美学
3. キム・ヨンフン
映画『パラサイト』にみる感覚のディテールと韓国の特殊性
4. チャン・ジンソン
映画『パラサイト』における「象徴的なもの」の意味と役割
5. チェ・ギスク
映画『パラサイト』と嫌悪感情
-テクストはいかにして生活にあふれ出すか
6. カン・テウン
大邸宅の下女たちとパラサイト家族
7. キム・ヒョンミ
映画『パラサイト』の女性はいかにして「線」を越えるか
-階級主義の不安とジェンダー
訳者あとがき
最高裁の裁判官はどのような思考のもとに憲法判断を行っているのか。歴代の最高裁判事の議論の多くに直接・間接に接し,自身も最高裁判事として憲法判例の形成にかかわった著者が,時代を画した主要な憲法判例13件をとりあげ,その背景事情をも踏まえて考察する。
第1部 最高裁における憲法判例形成の実情等
1 最高裁憲法判例(多数意見)形成の背景事情/2 最高裁憲法判例における合憲性審査基準の呈示の仕方と裁判官の思考方法/3 「司法部の立ち位置」と最高裁の憲法判断における多数意見
第2部 戦後70年の最高裁の憲法判例の展開から見る「司法部の立ち位置」の素描
1 社会に根を下ろし,国民から信頼される司法を実現するために──レペタ法廷メモ事件大法廷判決と矢口洪一長官らの眼差し/2 立法裁量と違憲立法審査権との相克──国籍法違憲訴訟大法廷判決の際の激論/3 保革の政治的対立と公務員労働事件を巡る司法部の立ち位置──横田喜三郎長官らと石田和外長官らが見ていた世界の相違/4 司法部と立法府との対決──定数訴訟の幕開け/5 高度の政治性を有する問題と司法部の違憲立法審査の在り方──日米安保条約の違憲審査において「統治行為論」等を採用した背景事情等/6 衆議院解散の効力と司法部による介入の是非/7 今日の社会における平等原則の重みと変遷する国民意識の把握──従前の審査基準の限界と修正は?
若い芸術家の憧れの的である美貌の人妻・竜崎亜矢子。彼女は夫・重隆との愛なき結婚に苦しむ“名家の囚人”であった。カメラマンの奈津井久夫は亜矢子に惹かれながらも見合い結婚をした。取材で出向いた青森県十三潟で男の死体に遭遇した奈津井は、その写真で脚光を浴びる。亜矢子への憧憬をカメラに託す奈津井だが、彼女は新聞社勤務の久世俊介と…。彷徨う愛の行方は!?