既発アルバムの再発やベストが続いていたさだまさしの、フォア・レコード移籍後初、約1年ぶりのオリジナル・アルバム。彼の原作による映画『解夏(げげ)』の主題歌なども先取りで収録。
夏の定番ソング・コンピ『夏歌』の第2弾。暑い夏を吹き飛ばす、いや、さらに“熱い夏”を耳から体感できるような、ホットなサマー・ソングの名曲ばかりを厳選収録した1枚。涼しいかき氷のジャケットが目印だ。
2003年1月8日に行なわれた、都はるみの武道館公演の模様を収録。素晴らしい熱唱に、デビュー40周年というキャリアの凄さを実感させてくれる作品。
パンク・ロック以降のイギリスのポップス&ロックで育ったようなロック・グループ、TMネットワークの2ndアルバム。実にそつのないサウンド・メイクをしている。テクノ・ポップの彼方から登場した世代らしく上手だが、過不足がないのもねえ。
キンモクセイの4枚目のアルバムは、季節感あふれるナンバー12ヵ月分(+3曲のインタールード)を集めたコンセプト・アルバム。ポップでありながらも商業的になりすぎないセンスが見事。元NSPの澤近泰輔がサウンド面で、好サポートをしている。
前作より7年ぶりとなるオリジナル・アルバムは2枚組の超大作。2年以上にわたるレコーディングを経て完成した本作はバラエティに富みつつも、サザンらしさが凝縮された濃厚な仕上がりになっている。
日本テレビ系ドラマ『ラビリンス』の主題歌「Hungry Spider」も収録のマッキーのニュー・アルバム。初回限定盤のみに付く、彼のプロデュースの謎のユニットが歌う8cmシングルというのが気になります。
2003年12月8日に故郷の奄美大島で行なわれた2時間に及ぶライヴを全24曲完全収録。同時発売のDVDに収録されていない楽曲もすべて網羅した、まさにベスト・ライヴといえる2枚組。
2005年にデビュー10周年を迎えた山崎まさよしの、久しぶりの出演長編映画『8月のクリスマス』のサントラ盤。過去にさまざまな映画音楽を担当してきた彼だが、サントラ盤としてのリリースは本作がはじめて。全編温かなサウンドが聴ける。
シャンソン歌手といえる存在が次々とこの世から姿を消していくなか、まだまだ現役の力強さを感じさせるのがアズナヴールだ。いまやスタンダードとなったその数々のヒット曲から、最新の録音まで20曲を集めたのがこのアルバム。安心して耳を傾けてほしい。
ア・カペラ・ブームの先駆けとなった彼らが2001年6月にリリースしたベスト。この7年間に発表した“愛の歌”を13曲収録している。「Promise」と「U'll Be Mine」は2001年のニュー・ヴァージョンを聴くことができる。
2002年1月の東京・日本青年館でのライヴ。(1)のイントロからして、16年のブランクを感じさせずマンマNSPの世界。さすがに声は太めかなとは思いつつも、すんなりあの時代にタイム・トラベルできた。日本のフォークはやっぱり“叙情派”に限る。この侘しさは日本の美だ。
3ピース・バンド、ザ・バックホーンのメジャーからの1stアルバム。聴き手に体当たりしてくるエネルギーと荒削りなサウンド、そして異常なまでのエモーショナルなリズム感が魅力。
1970年代後半のニューミュージック・シーンで活躍した石川セリのベスト・アルバム。ハスキーでソウルフルな歌唱はもちろん、下田逸郎、井上陽水、パンタら豪華な作家陣にも注目したい。
ア・カペラを中心にブラック系のナンバーを揃えた4枚目。彼らの魅力は、コーラス・グループの宿命である、“整列!”といった感じを一歩抜け出し、不揃いのグループ感を有していること。今後は少し品を落としてでも、艶っぽいコーラスもお願いしたい。
20周年記念で2004年に開設したウェブサイトのファン投票によってリクエストの多かった上位20曲を2枚のCDに収録。また、未発表曲(及びアルバム未収録曲)を1枚に収録した3枚組。1位から順番に聴いていくと、ヴァリエーションの豊富さに驚かされる。
新しい「乾杯」との呼び声も高いヒット曲(10)をフィーチャーしたフル・アルバム。いつもながらの気迫に加え、ヒップホップ風の(2)、なぜかレゲエの(3)など、楽曲のバラエティも豊か。また、(10)や(5)など初期の瑞々しいメロディを思い出させる曲が多いのも魅力。