1950年代の伝説的時代から、科学衛星や実用衛星などを30以上も打上げ、最初の人工惑星“さきがけ”と“すいせい”のハレー彗星探査が世界の話題になっている今日までの、わが国の宇宙開発と宇宙科学のすべてがここにえがかれている。文部省宇宙科学研究所を中心に、わが国の宇宙科学の発展と直接かかわってきた科学者がまとめた本だけに、すべてが具体的で臨場感にあふれている。宇宙科学や天文学の愛好者はもちろん、日本の将来を考える人たち、そして未来の科学者を育てる教育の現場の方々にも一読をすすめたい。
青春の反抗と彷徨を瑞々しい言葉でつづったサイモン&ガーファンクルの詩の世界。サウンド・オブ・サイレンス、明日に架ける橋など、サイモン&ガーファンクルの全44曲、ポール・サイモンのソロ・ナンバーから12曲を英語詩に対訳で掲載。
夏の陽が照り続いて土は灰になり、川は涸れ草木も枯れた。雨乞いのため、長者の末娘・乙の姫は池の大蛇の人質に。やがて大雨が降り、草木は生き返り、人々は助かったが…。昔話歳時記の8月は、炎暑、お盆、村芝居、お化けなどにちなんだ昔話、「乙の姫」はじめ「閻魔の失敗」「猫の忠臣蔵」「おいとけ堀」などを収録。
さまざまな偶然が重なって、第1次大戦が始まった、そしてその恐るべき規模と波及効果を誰一人予測できなかった。現代世界を作りだした「総力戦」の実態を描く傑作。ピューリッツァー賞受賞。
ポケット判で携帯に便利!省庁夜間直通電話番号を特記!すぐわかる議員会館各室の見取図!新任の大臣、政務次官、常任・特別委員長ほか全掲載。省庁、地方庁、公社、公団、事業団、関係団体の最新人事。
長びく農業不況、途上国のデフォルト、銀行倒産件数の増加…。現在の経済状況は大恐慌前夜の1920年代と酷似している。“株の神様”グランビルが株式相場の“警戒信号”を解き明かす衝撃の書。
岩波写真文庫『日本-1956年8月15日』は、この日を主題として写真コンテストを行ない、寄せられた読者の写真を編んで作られた。これは当時としては画期的な試みであった。その後の変化はわたしたちの生活にどう反映しているのか、30年前と同様な方法で見てみたい-、本書はこうして生れた。選考にあたっては予断を持たずに、さりげない人の生活を再現しようと考えた。些細な生活こそ普遍的であろうと信じたからである。
減農薬稲作運動のバイブルともいえる前書『減農薬稲作のすすめ』が発行されたのは3年前のことである。その間、この本は各地で大きな反響を呼び、運動の輪を全国にまで広げていった。その広がりの中で積み上げられたより貴重な実践成果、新しい発見が書き加えられ、この本が誕生した。
今でこそ神格化され不世出の天才バンドと見られているが、現役の頃の彼等に対する世間の評価は低く、また、見当はずれの風俗現象と捉える評論家も多く、正当に彼等を評価するメディアは殆どなかった。そんな中で、当時ビートルズの極東出張所と自他共に認めていた“ミュージック・ライフ”の記事は、まさしく一喜一憂するファンの代表として独自の光を放っていた。本書は、デビューから解散に至るまでの波乱に富んだ10年間を“ミュージック・ライフ”の記事で再現した、貴重なビートルズ追体験ドキュメントである。