南米アマゾンに移り住む著者が、知られざる謎へ体当り取材した、オモシロ体験記。
昭和9年、16歳のとき国を出て、アマゾン開拓移民として「我、モンテクリスト伯たらん」とブラジルに渡った著者は開拓地のアマゾン河流域の大自然に翻弄され、幾多の苦難を嘗める。耕しても耕してもそれをあざ笑うかのような自然の圧倒的な力にしだいに無力感を覚える。本書はいまや81歳となった老開拓者が河畔の都市ベレンで往時を追想するアマゾン開拓移民私史である。七転び八起きの不屈の人生を痛快に綴った異色の自伝。
密林の濃厚な息づかいと共に植物と精霊たちの呪術世界がひろがる。シャーマンとして生きた男が語る半生。
ペルーの自然豊かな大地で生まれた、古代アンデスから現代までの芸術作品と、アマゾン先住民の自然との結びつきを中心に、各分野の専門家の分かりやすい解説と多数の図版によってさまざまな角度からペルーを紹介する。
二十世紀の初頭、日本からペルーへの移住者たちの中で、過酷な労働条件に耐え切れず、ゴム景気にわく奥アマゾンに希望を求め氷雪のアンデスを越えた人たちがいた。いわゆる「ペルー下り」である。この中には「悪魔の鉄道」といわれ、熱帯の悪条件の中で多くの人々が倒れた「マデイラ・マモレ鉄道」の建設工事に従事した人たちがいたという。著者中武幹雄(宮崎県土木部技術検査課主幹兼土木情報係長)は、こうした事実が歴史の中に埋没していくのを残念に思い、1996年8月、ブラジル、ボリビアの奥アマゾンで「ペルー下り」のその後を追跡調査し、その末裔たちを取材した。著者は帰国後、病魔に冒され、このリポートを病床でまとめた後、翌97年8月死去した。本書は九カ月余にわたる闘病生活を支えた京子夫人と三人の子息が、夫の、父の、そして、日本人としての存在の証として遺稿の出版を企画したものである。社団法人日本土木学会学術振興基金平成七年度Do・Bo・Ku特派員調査報告書。
このとてつもなさがたまらない!ありあまる時間、読めない川の流れ、激しい嵐、突然のマシンガン、乏しい食料、ついにカヌーも転覆。なんじゃ、こりゃ!?「いいんじゃないですか」「なんとかなりますよ」ここに幸あり!
言葉を持たない馬が、ある日突然伝えてきた愛のメッセージ。日本で走ったアメリカ生まれの最強牝馬と、生きることに臆病になっている女性とのあいだに生まれた「絆」を写真と共に綴った一冊。
本書では、アメリカ株投資に関係する数々のサイトの中から、初心者でも十分に使いこなせる優れたサイトを選んで、その魅力と活用法を紹介しています。
新世紀の大陸・南米を舞台に繰り広げられた聖なる探検の真相と新解釈。『インディ・ジョーンズ』のモデル、探検家フォーセット大佐、初の評伝。各界に大きな波紋を投げかけたベストセラー、ここに邦訳。
五十年後、私は再びこの世に現れ、活動を始めるだろうー第二次大戦末期、予知夢にうなされる総統ヒトラーの密命をおびた一隻のUボートが、アマゾン奥地へ向かった…。星川陽二は世界各地を放浪し、現在はアマゾン中流域の街で、友人のダイビングショップを手伝っている。墜落した飛行機を探してほしいという四人連れのドイツ人の出現が、陽二を思わぬ運命に!傑作冒険小説。
日本人アマゾン移住70周年記念出版。ポルトガル船団がブラジルと出会って500年。去年、アマゾンの日系社会は移住70周年を迎えた。第15回潮賞(ノンフィクション部門)受賞の筆者が10年の歳月をかけて描いたアマゾン社会。メディアが伝えなかったなにげない日々。そのなかに新時代を聞く鍵が隠されている。
おどけたアルマジロ、恐怖のアナコンダ、おぞましくて旨いピラーニャ…アマゾンの大自然と人々の営み。ブラジル滞在6年の経験をもつ著者の“これ一冊であなたもアマゾン通になれる”絶好の一書。