山下達郎のシングル曲、シングル・カップリング曲、未発表セルフ・カヴァーなど、こらまでにアルバム化されなかった音源集め、新曲を加えた編集盤。初回盤のみがカラオケ(スタック・オー・トラックス)CDとの2枚組仕様なので、なくならないうちに。
完全に佐渡の術中にはまった演奏だ。度派手なダイナミズムやワクワクするような歌わせ方は、恩師バーンスタイン譲り! バーンスタインの書いた映画音楽やミュージカルを集めたアルバムだが、血沸き肉踊るような“生”の感触と迫力が痛感される熱演である。★
コルボのおじは、合唱指揮者でこのレクイエムの公演の準備をしていたが、急死してしまったため、コルボは追悼の意味を込めて、おじの合唱団を使ってこの曲を録音したのであった。清らかで美しく、心にしみ入る、特別に感動的な演奏だ。
2003年夏のステージを記録したCD+DVDフォーマットの初ライヴ盤。堂々たるパフォーマンスと重い音像でぐいぐい進み、泣きのメロディで引き込む。デビューと同時に天下を取った個性派の底力を、貫禄の演奏ぶりと数多くのヒット曲からあらためて鮮烈に思い知ることができる。
マドンナ&ミッシー・エリオットの共演で話題となったGAPのCMソングが、ついにフル・ヴァージョンでCD化。アルバム『アメリカン・ライフ』収録曲のリミックスを含むファン待望のEP盤。
モーツァルトが12歳から亡くなる年まで書き綴った珠玉の歌曲がほぼ年代順に並べられている。一語一語語るかのようにテクストを大切に扱いつつ、磨き抜かれた響きで“喜”や“哀”の表情を歌い分けてゆくきめ細やかさは抜群。官能的であってもどこか清涼さが漂う。★
「アヴェ・マリア」を聴けばこころに響くシューベルト歌曲の薄幸の美しさ。ほかにもミニョン、エレン、グレートヒェンなど、この作曲家が取り上げた幸薄い乙女たちを歌うのに、これほどあった美声はほかに考えられないだろう。詩解釈の深さがその魅力をさらに盛り上げる。
トルコ出身の鬼才ピアニスト、ファジル・サイのアルバムが廉価にて再発売。ワーナー・ミュージック・フランスからのデビュー盤だったもので、彼の実力と魅力を広く世に知らしめた記念すべきCD。
ブッシュ政権への怒りを原動力に、扇動家セイント・ジミーの物語をテーマにしたグリーン・デイ初のコンセプト・アルバム。2曲の組曲ほか、変化に富んだ楽曲構成ながら、持ち味であるポップ・パンク・サウンドに一切のブレがない聴き応え充分の最高傑作。
イーグルスの永遠の名盤が紙ジャケットで再発。「ロング・ラン・ツアー」のハイライトとなったサンタ・モニカでのコンサート音源を中心に構成されたイーグルス初のライヴ・アルバム(80年)。