2005年で音楽活動20周年を迎える新居昭乃。その節目にリリースされる、初のベスト・アルバム。「VOICES」「きれいな感情」などのシングルや、他アーティスト提供曲のセルフ・カヴァーなどを収録。
最高の音で楽しむために!
TVですでにお馴染み、ピアノで笑うHIROSHI先生のネタ集成。結局クラシックも歌謡曲も混ぜっ返してるんだけど、そのミスマッチの仕掛けがやたら“音楽的”に作り込んであって教養なんかもちらついちゃうから、バカ笑いよりは感心の態。えぐいな。
傑作でしょう、またしても。これで3枚連続して傑作なんだから、今がピロウズの旬であることは間違いない。スタイリッシュかつ泣けるメロディと、豪快から繊細までを完璧に表現するギター・サウンド。ロック好きなら、聴くのは義務です。★
毎回コミカルなベッド・シーンが人気を呼んだドラマ『特命係長・只野仁』の主題歌。ブルーハーツの名曲カヴァーだが、人気タレントの白羽が、楽曲の根底にある切なさを初作品とは思えぬほど上手く引き出している。清水信之によるアコースティックな編曲も◎。
“ジャニーズきってのお笑い系”というキャラが定着してきたせいか、メンバーが重複するNEWSより生き生きして見える今日この頃。スベり気味のコントをフィーチャーした(1)も、勢いで歌い倒す。いっそ吉本と合併して、歌う漫才映像を作ってはいかが。
1975年夏のコンサートの模様を収録したライヴ盤で、前半がエレクトリック・トラックス、後半がアコースティック・トラックスの構成。もっとも、両者に極端な差別化はされておらず、いずれも、ディランの作品を軸に、澄みきった歌声を力強く響かせる。
(1)は非常に有名な曲で録音は多いが、この演奏はその中でも最美ではあるまいか。特に第1ヴァイオリン、フィーツのしたたるような艶やかな音色は絶品。全体のアンサンブルも典雅で暖かい雰囲気がいっぱいにあふれている。(2)も同様の名演。音質もまだまだ現役。
ソング集に続く初のサントラ・スーパーベストは、2曲の未発表曲を含む全30曲収録。番組中ではズタズタにコマ切れされた劇伴だが、トータルして聴くとブラスを大フィーチャーした摩天楼をキーワードにしたスリリングな世界が展開されている。
大自然の中で生きる動物や鳥など生きものを取材したNHK-TV『生きもの地球紀行』のサントラの3作目。エンディング・テーマの合唱ヴァージョン(8)も収録している。ピアノやオーケストラにより演奏される杉本竜一の音楽が、のどかにゆったりと流れていく。
CD化によってクライバーの非常に繊細な表現、目のさめるようなダイナミズムが完璧に再現されるようになった。このCDは当分この曲の決定盤となるだろう。クライバーの指揮に聴きほれてしまうが歌手陣ももちろん素晴しく、特にコトルバスの空前の名唱が圧巻だ。