活動休止のニュースでファンを寂しがらせたセリーヌの、旧作10曲、新作7曲のベスト盤。ヒット曲満載の前半部も嬉しいが、注目はやはり後半の新曲群。相変わらず見事な歌唱力で、切なくエモーショナルに歌い上げた恋歌は、ただ聴き惚れるのみです。★
『平均律クラヴィーア曲集第1巻』は、キース・ジャレットの演奏も話題になったが、こちらは84年以来多彩な手法でじっくりと取り組むシリーズの第3集。もう典雅と言うしかないこの感触はルイス特有の世界。身も心もゆったりと弛緩させてくれる音楽だ。
aikoの、チョイと背伸びをした女の子らしいファニーでキュートな歌声を聴いてると、なぜか心を励まされたかのような気持ちになってくる。これも、彼女の歌声の中に、寂しさを思いきり外へと弾け飛ばしてくれる元気成分があふれてるからに違いない。⇒★aiko特集★をチェック!
6枚ものシングル曲を含む“つっこ”待望のデビュー・アルバム。ありきたりな“激情系”などという言葉で括るにはあまりにも惜しい、独自かつ多彩な彼女の世界がここにはある。妖艶にして怜悧、されど純朴にして真摯。劇的なヴォーカルは息さえ音色となる。★
2002年12月にベースの西原誠が病気のため脱退、三人組になった彼らの約10ヵ月ぶりとなるアルバム。シングルのみに収録されていた楽曲を集めたB面集だが、年代順に並んでいるだけなのにベスト盤のようだ。(16)、(17)のレア・トラックもファンには嬉しい。
NHK『おかあさんといっしょ』内で歌われている曲を集めたベスト・アルバム。2003年4月からの新うたのおにいさん(今井ゆうぞう)、おねえさん(はいだしょうこ)による初の作品となる。
81年に発表された、N.S.P.の15枚目のアルバム。タイトルに相応しく、風のように歌ってきた彼らだが、ときはシティ・ミュージックの勃興期。自然のなかより都会の夜がもてはやされるようになっていた。それだけにキラリと光る存在だったことも事実だ。
チェッカーズの全シングル30曲のB面をすべて収録したもので、こういった完全収録は初めてだそう。ほとんどメンバーの曲ばかりで、2004年8月に急逝したクロベエこと徳永善也(ds)が作った曲も収録されている。懐かしき80'Sという感じ。
その容姿からは予想できない、芯のあるロックな歌声にまずびっくりさせられる。歌い方も、ヘヴィな恋愛の詞も、一番近いキャラクターは、最近なら椎名林檎だろう。そして自分の世界をしっかり持っているだけに、どの曲もパワフルだ。⇒★aiko特集★をチェック!