「妄想」をテーマにした壮大なアルバム・コンセプトのもと繰り広げられる全12曲は、大槻ケンヂの“毒”が久しぶりに全面吐露された力作。相変わらずの演奏力の高さと気合いのヴォーカル・スタイルに、時代に迎合しない彼らならではの最高の骨頂を見る。
ビートルズ5曲を中心に、クイーン2曲、なぜか定番「虹の彼方に」を最後に収録。好きな曲と旬な感じの曲を持ち寄りました、という感じのアルバム。明るく屈託のないジャズなので、細かいことは抜きに、楽しく聴けてしまうのがMJQの良さだ。
スーファミ版発売にあわせて企画された、光栄既発売オーケストラ版からのベスト盤。戦争映画を思わせる渋いストリングス・アレンジが見事で、この選曲は初めて聴く向きには感動ものでは。これはゲームの緊張感をリアルに具音化した最高峰でしょう。傑作。
シンプルで限りなくア・カペラに近く歌い上げる(1)に始まり、『コナン』OP曲として耳慣れた(5)などヒット曲満載のZARDの新作。伸びやかなヴォーカルがおハコ的な(11)、ビートルズ風アレンジが異色の(3)など盛りだくさん。(8)はこぶしが利いて英詞と違和感が……。
「想い出の九十九里浜」の大ヒットで90年代初頭に一世を風靡した女性3人組、Mi-keのコンプリート・ベスト。カヴァー・ブームの今、聴きやすく新鮮な歌謡曲、フォーク、オールディーズなど満載。
本人選曲による初のベスト。作家陣は、同系列のZARDとかなりダブっているが、さらにアクの抜けた感じ。Mi-ke時代のヒット曲(14)は異色で、(9)(10)のような自然体が本来の彼女らしさなのだろう。ベストというよりオリジナル作を聴いた時の安堵感がある。
2曲ともアニメ『名探偵コナン』のタイアップ付き。(1)はTVシリーズのオープニング・テーマ。(2)は映画版『水平線上の陰謀』の主題歌。勢いのあるジャンプ・ソングとイントロがゴージャスなミディアム・ナンバーという曲調のコントラストが聴きどころだ。爽やかな歌声に癒される。
魔物と人間がバトルを繰り広げる青春アニメ『金色のガッシュベル!!』のオープニング曲。実力派シンガー、千綿ヒデノリの、アニメ本編に負けない熱いロックが聴きもの。
中性的な美貌と抜群の歌唱力を持つ、男性シンガーの初ミニ・アルバム。アニメ『テニスの王子様』の主題歌やミュージカルで人気を博しただけあって、そのヴォーカルにはさすがの華やかさとインパクトが。スピーディなロック・サウンドとも相性バッチリ。
同時発売の跡部景吾のシングルと直接対決となる、手塚国光の4thシングル。今回は甘く切ないクリスマス・ソングで、手塚が青学に懸ける想いを見せることができるか。
デビュー・アルバム『eyes』がチャートの20位にランク・イン、『テニスの王子様』のキャラクターのなかでも特に人気が高い天才プレイヤー・不二周助。全曲英語詞によるミニ・アルバムが登場。
2003年1月からスタートしたライバル・プレイヤー・シリーズの第7弾が2枚同時発売。今回は、16年連続関東大会優勝を誇る王者・立海大付属中が登場。CDでもその貫禄を誇れるかが聴きどころ。
2003年4月から文化放送でスタートした人気番組をCD化したシリーズ。人気テニス・アニメ『テニスの王子様』のキャラクターが2人ずつパーソナリティとして参加、歌声を披露するなど素顔の王子様を堪能できる。
2003年4月から文化放送でスタートした人気番組をCD化したシリーズ。人気テニス・アニメ『テニスの王子様』のキャラクターが2人ずつパーソナリティとして参加、歌声を披露するなど素顔の王子様を堪能できる。
韓国、台湾など、アジア圏の音楽の進歩の凄まじさに驚かされる昨今だが、また台湾のシンガーが日本デビュー。台湾のドラマ『ラベンダー』で日本でも人気が出た彼だが、もともとは歌手志望だそう。本作ではバラード中心でスウィート・ヴォイスを披露。
アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のオープニング曲を歌うロシア出身の歌姫の5年ぶりのアルバム。そのクリスタル・ヴォイスがアンビエント感覚のデジタル・サウンドにのって美しく響く。ロシア語で歌われるときのコロコロと転がすコブシが何ともいえない響きを生む。
ロシアの歌姫、オリガの通算6作目。デジタルな打ち込みビートを基調にしながらも、オリジナルにロシア民謡を交えたスタイルは、歌唱も含めてワールド・ミュージック的な感触を失っていない。ロシア民謡にラップを導入するなど、斬新な着想も面白い。★