NHK-TV『列島縦断 鉄道乗りつくしの旅』の主題歌と挿入歌のカップリング。福島は77年のYAMAHAポプコン入賞というから30年のキャリアの持ち主で艶のある声と説得力のある唄い方はさすが。2曲とも自身の作詩曲でツボを押さえた巧みなつくり。
スペインのギター・ポップ・レーベル、エレファントのオムニバス。かつて日本でも紹介されていたル・マン、スプリングなどから、カメラ・オブスキューラ、ノストラッシュなどが参加。ボサ・ノヴァをルーツに据えたような落ち着きのあるネオアコが楽しめる。
2000年と2001年のなんばグランド花月での桂文珍独演会のライヴ録音。捕らえた鷺と空中に舞い上がる「鷺捕り」と、上方落語の名作「不動坊」をじっくりと楽しむ。
渡辺俊幸はわが国屈指のメロディストだと思う。近年のNHK大河ドラマの音楽は、かつての硬派な路線から随分柔らかい方向へと変わってきた。2002年の『利家と松』はメインテーマといい、主要なテーマといい、まるで恋愛映画のごとくロマンチックでメロディアスだ。
ベイ・エリア・ファンクの雄、タワー・オブ・パワーのベスト盤で、70年代後半のコロムビア時代と90年代以降のEPIC時代からのセレクション。彼らの円熟期の名演がたっぷり楽しめる。
引退宣言(のちに撤回)後に発表された91年作品。精神的・肉体的に追いつめられていた時期だが、バラエティに富んだスケールの大きい楽曲を貫禄十分に歌う姿には、そうした苦悩が微塵も感じられない。ザック・ワイルドの柔軟なギターも光る傑作。
故古今亭志ん朝が残した音源。八代目文楽が得意とした噺を志ん朝が若々しい口調の色気で演じている二題を収録。77年の『志ん朝の会』で収録した「酢豆腐」では、知ったかぶりの若旦那が酢豆腐を食べるシーンでのおかしさは逸品。76年の「鰻の幇間」も収録。★
イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーなどに曲を提供しているグレッグ・ギドリーが82年に発表した傑作。名曲「待ちこがれて」をはじめ、憂いある声と日本人好みのメロディが魅力だ。
オジー・オズボーンのデジタル・リマスター・シリーズ第2弾。ギターにジェイク・E.リーを迎えたソロ4作目で、“狼男”へ変貌を遂げた新生オジー伝説が究極まで詰まった83年の傑作!
ロック・ヒストリーにおける伝説のひとつ、ボブ・ディランの75年のツアー“ローリング・サンダー・レヴュー”の模様がついに完全CD化! こちらはDVD無しの通常盤だが、豪華ブックレット付き。
97年にイギリスはウェールズで結成された6人組メタル・バンド、ロストプロフェッツの2ndアルバム。プロデュースにナイン・インチ・ネイルズを手がけたアラン・モウルダーを迎えた注目作。