ドミンゴをホストに、毎年12月にウィーンで開催された「クリスマス・イン・ウィーン」。豪華ゲストで話題を集めたこのシリーズから、3大テノールが揃った99年のライヴ盤が再発売。
テレビ・リメイクの『白い巨塔』の音楽も手掛けた作曲家・ピアニスト加古隆のピアノ・ソロのみを選りすぐった傑作選。透徹した世界観で全体をまとめあげるその技量は見事。絵画であったり水であったり、テーマを心象風景として表現できている。
スキャンダラスなことがあっても、彼は20世紀を代表するキング・オブ・ポップであることに変わりはない。さまざまなチャートで1位になった曲をコンパイルしたベスト・アルバム。ビートルズのときみたく、あれが入ってないとか大人げないこと言わないようにね。
それこそヴァイオリンのアンコール・ピースの定番ともいえるメロディアスな名旋律を13曲収録。とはいえオケを伴奏にした豪華なアレンジによる贅沢な演奏で、艶やかな音色による甘美な歌いまわしが一層冴える。実力派のベルにしてはフッと息を抜かせるアルバムである。
古巣のソニーに移籍しての発表となった通算4作目のオリジナル・アルバム。ワム!時代から、その天才的なソングライティングに定評のあるジョージ・マイケルだけに、新たな名曲の誕生に期待。
ソロ・アーティストとしてはもちろん、女優、セレブリティとしてすっかり人気を確立したビヨンセの初ソロ・ツアーを収録。デスチャのヒット曲も交え、華やかでパワフルでセクシーな魅力を堪能できる。
MGMミュージカルの名曲を中心に歌い、逸材ぶりを発揮する2004年作品。レギュラー・クインテットをバックに技巧的なフェイクやスキャットを軽々と繰り出す(3)が爽快。ギターのみが伴奏の(11)はデリケートな情感の発露が素晴らしい。(13)ではジェフ・キーザーらが好演。
前作から3年の沈黙を経たジャミロクワイの通算6枚目となるアルバム。今までの路線を踏襲しつつも、まったく新しい世界を聴かせてくれそうな気配。
2度目の全曲録音。モダン楽器を使用しての再録音ということで、ファンをあっと言わせた。1回目とは違ったアプローチで、バッハの多様性、奥行きの深さを感じさせる名盤のひとつ。
デンマークの人気バンドのアルバムは、マイケル・バインホーンをプロデューサーに迎えたアメリカ録音によるもの。分厚い音の壁と、メランコリックなメロディとが織りなす、めくるめく万華鏡のようなロック。ダイナソーJr.のJ.マスシスも参加。
「WILL」「ONE SURVIVE」など、ヒット・シングル5枚を含む(まるでベスト盤みたいな)ファースト・アルバム。アッパーなダンス・チューンにもトライしているが、やはり彼女の声には、たおやかなバラード・ナンバーがよく似合う。「AMAZUNG GRACE」のカヴァーも。
韓国ドラマ界のプリンスとして長年トップスターに君臨しているリュ・シウォンのソロ・アルバム。ドラマ『美しき日々』挿入歌「約束」の日本語ヴァージョンに加え、韓国語ヴァージョンも収録。
藤井フミヤの久々のフル・アルバム。成熟した大人の視点で語るラブ・ソングをテーマに、思い思いに熟した果実が語る様々な愛の形を表現している。MISIAに提供した「星空の片隅で」のセルフ・カヴァーも収録。
突然現れて話題をさらってシングルヒット3曲を飛ばした、新世代ヒップホップの一つの道しるべともいうべきファースト。ルーツはジャム&ルイスというトラック・メイカーの作る80'sっぽいノリと、イマふうのテクノロジーがうまく合体してる。早口ラップも快感。
1年半ぶりのオリジナル・シングルは、ファンが待ち焦がれた浜田省吾ならではのロックな名曲。カップリングには、ツアーのエンディングに欠かせない「Midnight Blue Train」をリメイクして収録。
季節を彩るインスト・アコギ・デュオ、DEPAPEPE。今作は、秋・冬を彩るミニ・アルバムで、ちょっぴり切ない情景や人恋しい想いなどを、爽やかなギター・サウンドで巧みに表現している。