97年にケン・イシイの推薦でリミキサーとしてデビューした、京都在住のエレクトロニック・アーティストのサード・アルバム。音響系やジャズ、テクノ・フィールドにアプローチする世界を展開。
ハードなギター・ワークとイマイチ絡まない不定調和な歌詞。一聴すると、それが不快でしかたないけど加工された音の粒は硬派なクセ者の凄みを魅せてくれてる。好き嫌いはともかく今の勢いに溺れない職人ぽさを固持してるのは音楽バカの証。
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とことん売れた強味なのか、妙な気取りが消えて下世話に徹する潔さが出てきた。同じ事務所所属のチューブと、聴きようによっては通用する庶民性も。チャゲ&飛鳥といいこの人たちといい、歌謡曲の力点が着実に移ってきているのを感じる。
前ベストの売り上げはついに500万枚を突破。恐るべしB'zパワー。画一的なアメリカン・ポップ・ロックの模倣だとしても、キャッチーでわかりやすくて力強くソツがない音作りの手腕は評価されて然るべきだと改めて感じ入る、リスナー・セレクトによるベスト盤。
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松本孝弘(B'z)のソロ・プロジェクトによる邦楽カヴァー・アルバム。曲ごとに異なったヴォーカリストを起用しているのが最大の特徴で、稲葉浩志の「勝手にしやがれ」、倉木麻衣の「イミテイション・ゴールド」などを楽しめる。ハード・ロック魂全開のギターも、いい。
これまで在籍したすべてのレコード会社の代表曲で綴る、因幡晃のデビュー30周年記念ベスト・アルバム。書き下ろしオリジナル曲「蜜月夜」も含む、因幡晃の世界がたっぷりと堪能できる全15曲入り。
韓国の民衆のあいだでは1000年以上受け継がれてきたサムルノリの魅力を紹介するアルバム。伝統的打楽器の躍動的なリズムがその特徴であり、聴き手を興奮のるつぼに導くような音楽だ。
ミクスチャー・メタル・バンドとして絶大な人気を誇るリンキン・パークのデビュー・アルバム。重低音サウンドをバックに、繰り広げられるツイン・ヴォーカルの掛け合いが強いインパクトを与える。
フランスの女流ピアニスト、モニク・アースが手がけたラヴェルのピアノ作品全集。フランスの伝統を受け継ぐ彼女の演奏は、まさにスタンダードな名演として高く評価されている。
2000年のライヴなどで健在ぶりをアピールした竹内まりやが、2001年に発表したオリジナル・アルバム。おなじみの「毎日がスペシャル」「ロンリー・ウーマン」「今夜はHearty Party」などのヒット曲を収録。
最高の音で楽しむために!
虫の心のわかるやつ=ナイス・ガイ、3年ぶりのソロ。広い心で狭い視点の微細な世界を描かせたらとんでもない名人のこいつにとってのポップ/フォーク/プログレとは? その答えがいっぱいに詰まった人類愛の世界。レッチリよりこっちのほうが深い。★
発想と技術とが完璧に近いバランスで音楽に体現した、鬼才ジャコ・パストリアスの一大傑作。バッハからビートルズを経てビ・バップまで。これらの音楽成分はジャコの一部分に過ぎないのだが、噴出する勢いが桁はずれだった。(2)の優しさと(7)の狂気に心服。