全音のピアノ楽譜といえば、ピアノを習っている人ならほとんどが使ったことがあるはず。そうした名曲の数々を岡田博美が録音。オーソドックスな演奏で、しかも楽譜と完全タイアップしているので、ただいま勉強中の人や教師にとても参考になるだろう。
79年発表のアルバムをデジタル・リマスタリング。松尾、清水、大間の3人が正式メンバーとなった5人オフコースの第1作目。名曲「愛を止めないで」を含む、ロック色の出た仕上がり。
白いほうが亀田誠治プロデュース(ギター中心)、黒いほうが森俊之プロデュース(キーボード中心)の2枚組。全曲カヴァー。古今東西色彩いろいろ。曲によって表情もさまざま。その濃淡軽重のメリハリこそ歌手椎名の醍醐味。突拍子もないことはやっていません。
生ギター奏者、押尾コータローのメジャー・デビュー作。ラテン感覚のパワフルな演奏で、グイグイと押していく快感と微妙に哀感が漂うあたりが魅力となっている。坂本龍一やアントン・カラスのカヴァー曲をアクセントにした構成といい、聴き手を飽きさせない。
東芝EMIとSMEの合同企画によるベスト盤。76年から79年までのシングル両面をほぼ年代順に収めた。これまでアナログのみで入手可能だったB面曲「サンライト」「回転木馬」を初収録。
3社合同企画によるベスト・ヒット集の第2期。「戦争を知らない子供たち」であまりにも有名なジローズをたっぷり20曲。初CD化となる「エンドマーク」は貴重だ。デジタル・リマスターにて。
2004〜2005年に、不朽のアニメ『ふしぎの海のナディア』がNHK教育で再放送。新旧ファンの要望に応え、サントラの1〜3巻を3枚組にて再発。森川美穂などヴォーカル曲も魅力的だ。
シングル・コレクション。どこかで聴いた風のフレーズがちりばめられた胡散臭さがありながらも独特の存在としてブレイクしたのは、ヤンキー=ロック(今はヒップホップもか)のナルシシズムに拘らずポップなメロディで表現し昇華したから。見事な遊び心だ。
なんとも不思議な佇まいを持ったバンドのファースト・アルバム。詞の世界観やヴォーカル・スタイルはたとえば斉藤和義を彷彿とさせるし、サウンドの雑多性や妙にドラマティックなところはたとえばユニコーンを連想させる。それでいてオリジナリティ抜群だ。
79年発表のアルバムで、松尾一彦、清水仁、大間ジローの3人が正式メンバーとなった5人編成オフコースの第1作目。名曲「愛を止めないで」を含む、ロック色が強く出た仕上がり。
1967年にデビューした、昭和歌謡を代表するシンガーのベスト盤。ベンチャーズのカヴァーでもあるタイトル曲など、彼女の“大人の女”としての魅力に焦点を当てた、みうらじゅんによるトータル・プロデュース作品。
多くのアーティストが敬意を表す元祖・奄美島唄継承者のオリジナル・アルバム。70歳を越える彼女にしか出し得ない、人生や大自然をも感じさせる“魂の声”が最大の魅力。代表曲ほか、島唄や全国の子守唄を収録。
見事なまでに洗練されたボサ・ノヴァ名演集を仕上げた小野リサにはいまさらながら脱帽。99年の『ドリーム』を手がけたオスカー・カストロ・ネヴィスのプロデュースで、ラテン3部作の第1弾に選ばれたキューバ&メキシコ・スタンダードの魅力を堪能したい。
2001年に8枚目のシングルとしてリリースされた(1)と未発表曲をカップリングした特別盤。万人の心に訴えるようなバラード曲で、スライド・ギターの音色と永積タカシのヴォーカルが、独特な切なさをかもし出す。