21世紀ティーンエイジャーのカリスマ、ついにデビュー !? 奔放でいて神秘的、繊細でいて大胆、パステルなモノトーンなど二律背反するすべてのものが一緒になったアンビバレンスな存在だ。
90年発表の記念すべきメジャー・デビュー・アルバム。“東京スカ”をテーマに掲げ、歌謡曲テイストのムーディで濃密なナンバーの数々を披露。2000年以降の軽快なサウンドとは違うスカパラの原点がここにある。
80年4月発表の佐野元春のデビュー・アルバム。やっとロックンロールをやれる時代になったと、ラジオ・ディレクターからミュージシャンにカムバックした佐野元春の、強い意図を持ったアルバム。初期の佐野を代表する「アンジェリーナ」を収録。
自選ベストでお茶を濁していたバービーの隠し玉的なリアル・ベスト。男と女のラヴ・ゲーム的なクドイ歌詞を、彼ら特有のセンスで自由に闊歩していた姿が雪崩式に連発されている。この独創性のトラップは否定すればするほど深みにはまる呪縛だった。
単純なコードで次から次へと作品を制作し続けていた70年代後半から84年までのベスト選曲集。シンガーソング・ライター・コメディアンという独自のスタンスで下世話に世俗風刺する姿は、さだまさしと同じ土俵と解釈していたものでした。
ピアノの弾き語りによるカヴァー集((15)のみ書き下ろし)。文部省唱歌からアグネス・チャン、ジェームス・テイラーといった異色どころからTHE BOOM、大貫妙子、細野晴臣など慣れ親しんだ仲間の顔も見える。微笑みと優しさが滲んでくる名盤。
3曲入りマキシ・シングルだが、(1)は(3)の“WORLD WIDE VERSION”。つまり英語ヴァージョン。言葉が違うだけでかなり味わいが違うので、聴き比べてみるのも興味深い。いずれにしろ、時期的にクリスマスをモロに意識した企画ものマキシ・シングルだ。
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2年半ぶりにリリースされた3作目。メキシコ、キューバなどのラテン・アメリカ諸国、そしてマダガスカルなどアフリカ諸国の音楽のエッセンスを、彼ら一流のグルーヴと融合している。元ウェザー・リポートのジョー・ザヴィヌルら、豪華ゲストの参加も。
9人編成のブラス・ロック・バンド、チェイスのデビュー・アルバム(71年発表)。4本のトランペットが生み出すサウンドは実にシャープでスリリング。その魅力が最大限に発揮されたシングル(5)もアルバムも大ヒットし、あっという間に人気バンドとなった。
大人気TVドラマ・シリーズ『アリー・myラブ』のオリジナル・サントラ第3弾。スティング、ティナ・ターナー、アル・グリーンといった大物ゲスト多数参加しており、聴き逃せない内容に。
“ルンバの王様”として、一世を風靡したザビア・クガートと彼のオーケストラによる、躍動感あふれたラテンの名曲集。「ベサメ・ムーチョ」などの名曲がオリジナル・アレンジで聴ける。
『ルイジアンナ』や『ヘイ・タクシー』の試作ヴァージョン(といっても歌詞が英語なだけだが)に、スタジオでの曲作りの模様や、ライヴ音源(11)〜(14)を収録。曲によってはカセット録音のようだが、かえって気分は出ている。CDだと(15)を逆回転できないのが残念。
表題曲は映画『あらしのよるに』の主題歌で、aiko節全開のメロディが眩しいドラマティックなミディアム・ナンバー。抑えめな曲調でも、感情がほとばしってしまう独特のヴォーカルを聴かせる。歌中心でありながら、アレンジもよく練られているのがいい。⇒★aiko特集★をチェック!