メタルの“帝王”オジーのデビュー作(80年発表)のリマスター再発盤。夭折の天才ギタリスト、ランディ・ローズの没後20年という節目に、なんと、リズム・トラックを新たに録り直してのリフレッシュ作にもなっている。生々しいサウンドは一聴の価値アリ!
パワー・ポップの最高峰、チープ・トリックのベスト・オブ・ベストがデジタル・リマスター再発。しかも名盤『at武道館』から「今夜は帰さない」を特別追加したエクスパンデッド・ヴァージョンで登場。
ホロヴィッツの往年の名演が小品を中心に集められている。彼がどんなピアニストであったかを知るには最適の3枚組。誰にも真似のできない表現。超絶技巧(例えば自作の「カルメン」変奏曲)だけでなく、清濁併せ飲んだ上での気高さや強さに圧倒される。
《ホロヴィッツ生誕100周年記念シリーズ》からの1点。歴史的なカムバック・コンサート(1965年)の翌年、カーネギー・ホールでの3回のコンサートから収録。充実の境地を聴ける。
クスグリに入る前の一瞬の間や現代に生きている日本語で昔を語るときのセンスのよさなど、師匠の遺伝子が見事に伝わっている。「へっつい幽霊」も「雛鍔」もお馴染みの噺だが、ところどころ目黒時代の談志を彷彿させる。もう一化けすると平成の名人だ。
いろいろな意味で“若さ”が際立つ録音である。微妙なニュアンスが充分に描出できていない憾みはあるものの、大胆でスケール豊かな演奏が発する若々しい輝きには何物にも替えがたい魅力がある。日本の期待のホープ・樫本大進の若き日の貴重な記録と言えよう。
ペライア初の「ゴールドベルク」録音。90年代、指の故障の時期のペライアを支えたのがバッハの音楽だったという。彼にとって特別なものとなっているバッハを、深い愛情と情熱をもって弾いている。
映画音楽界の大御所、エンニオ・モリコーネの自作自演集。イタリアの一流オーケストラを指揮して、合唱やヴォーカルも起用。400本以上にも及ぶ作品の中から厳選した贅沢なアルバム。
驚きました。俳優として、また素行の悪さでも有名なこの人が、ここまでマジメに音楽できるとは。歌声良し、ピアノ良しで、どこかビリー・ジョエルみたい。ジョン・アンダーソンを迎えてのイエスのカヴァーや、ベーシスト、チャーリー・ヘイデンの参加も。
70年代の末から20年以上続いたNHK-FM深夜の長寿番組をテーマにしたコンピレーション。おなじみ津嘉山正種のナレーションも収録、選曲は80年代から90年代にヒットしたソウル〜フュージョン系の名曲が中心。都会の夜を演出したい人に懐かく、新鮮な一枚だ。
巨匠リドリー・スコット監督作『キングダム・オブ・ヘブン』のサントラ。12世紀のフランスとエルサレムを舞台に、理想の王国を追い求めた一人の騎士……。感動のスペクタクル・ドラマを盛り上げるのは、グレグソン=ウィリアムの音楽。
原作に感動して、スピルバーグが長年構想を温めていた話題の映画。音楽の担当は巨匠ジョン・ウィリアムズで、“物語”が内包する奥行き、場面に香り立つ情緒が見事に表現される。フィーチャー・ソリストにヴァイオリンとチェロの名手が二人。彼らの好演も光る。
話題の映画『NANA』の主題歌となるメロディアスなパンク・ロック「GLAMOROUS SKY」をはじめ、劇中で実際使われている楽曲や、『NANA』からインスパイアされた楽曲などを収録した全6曲入りのミニ・アルバム。
映画『世界の中心で、愛を叫ぶ』の主題歌(5)、ア・カペラのTV主題歌(11)、自動車CM曲(1)などの大ヒット曲に加えて(10)(12)などのバラードがたまらなく輝くのも、(2)(3)他のグルーヴィな曲あってこそ。『オリコン』初登場1位、1週間でミリオン・セラーになった6枚目怪物アルバム。
ベスト・シリーズ《GOLDEN☆BEST》の加藤登紀子編。「知床旅情」「百万本のバラ」「難破船」など、ヒット曲を完全網羅した、入門用にも最適な2枚組。いつまでも瑞々しい彼女の歌声が堪能できる。
初期のシングルをA・B面順にファイルしたCD。(1)〜(20)は松本隆作詞・筒美京平作曲。歌謡曲としては(7)(17)が突出しているが、(6)(16)の中間的な感情やテンポの曲も◎、本作1枚で両氏の才能が堪能できる。さらに可憐な地声と綺麗な裏声を併せ持つ太田の魅力も。★