本書では、まず聴覚、音声、視覚などの人間要因とその定量化手法を述べる。つぎにアナログ技術の重要なものを、単純なものから複雑なものへと順を追って述べる。これらをもとにディジタル技術をなるべく系統的に述べる。さらに、抽象論に陥らないために要素技術の項目ごとに、これを応用した実際のシステムの例を観察する。また、視野の広い理解を狙って個々の技術についてはまず音響信号への応用を述べ、続いて画像信号への応用を述べて比較する。