高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本号特別企画は2回連載の『やってみよう!スポーツマウスガード』です.近年続いていた大型スポーツイベントに触発され,いままた注目を集めているスポーツマウスガード.今回のPart. 1 ではマウスガードの種類や各種予防効果,清掃方法などについてレビューしていただき,次号掲載予定のPart. 2 ではカスタムメイドマウスガードの製作ステップならびに国内で取り扱いのある器材や材料についてご紹介いただきます.
【目次】
シリーズ 高齢患者への歯科治療戦略を正しく構築するために 1
特別企画 やってみよう! スポーツマウスガード Part.1
特別寄稿 咬合調整ーABCからXYZまで 第2章
特別企画 はじめての歯科訪問診療
巻頭TOPIC 嚥下に関わる舌,舌骨上筋群の加齢変化と関連因子の関係性
歯科医学から見た骨免疫学の重要性ー「骨免疫学が紐解く歯科臨床の分子基盤」を読んでー 5
エンド治療Q&A 2021 5
50年の臨床から紐解く歯周基本治療〜症例で綴る患者さんとの歩み〜 5
矯正治療と全部床義歯臨床の共通点と相違点ー矯正医と補綴医のトークセッション 10
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 7
わかればできる! 実践歯周外科〜歯周組織再生療法編〜 5
最新のエビデンスとコンセンサスに基づく インプラント周囲疾患に対する理解とアプローチver.2021 5
若手歯科医師による欠損補綴の取り組み 2
COVID-19 唾液検査の現状と課題 2
「こんにちは! つのまち歯科です」-「生活の医療」としての歯科を確立するために 5
歯科における色調分析・再現を再考する 15・完
事例に学ぶ歯科保険請求 183
海外アカデミアへの挑戦を終えて スウェーデンから日本へ 5
米国コロナ禍奮闘記〜大学人として考えること〜 2
脳科学から不可解な痛みを考える 10
経済学的視点から歯科業界を読み解く 38
歯とお金にまつわるあれこれ 5
文学を咀嚼する 13
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
基本用語から最先端技法まで網羅!世界を代表する医学専門誌に掲載された新型コロナ論文を読み解きながら、疫学の考え方を非医療者も理解できるようわかりやすく解説。データと論理と知性の力によって無数の人々の生命を救う、疫学の成果と課題を知るために。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
新春特別企画として『誤嚥性肺炎および感染症予防の観点から考える 口腔健康管理』をお届けします.小誌2019年6月号に座談会「誤嚥性肺炎予防は次のステージへ」を掲載いたしました.この間,COVID-19のパンデミックを経験し,口腔健康管理の重要性が見直されていることを実感しています.そこで本号は続編として,今日まで変わらず現場の第一線に立ち,患者さんやそのご家族と対峙している先生方に誤嚥性肺炎予防および感染症予防として,「求められる次のステージとしての口腔健康管理」について提言いただきます.
【目次】
新春特別企画 誤嚥性肺炎および感染症予防の観点から考える口腔健康管理
座談会 補綴と矯正の趨勢[前編]
特別企画 下顎埋伏智歯抜歯に関連する下顎第二大臼歯遠心歯周組織の問題点とマネジメント
シリーズ 20年経過229症例の予後を考察する
巻頭TOPIC いかなる逆境でも歩みを止めない 歯科界の模索と誓い
【新連載】続・歯科矯正医が考える矯正治療 1
【新リレー連載】IOS臨床をはじめよう 1
【新連載】エビデンスから考える天然歯保存基準 1
根管充填Update 4
失敗から学ぶマイクロスコープ活用法 4・完
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 15
TOPIC
全部床義歯,古典文献への誘い 6
歯科口腔保健の新時代 -データからのat a glance 4
若手研究者&臨床家に送る 科学英語論文の読み方・書き方 4
TOPIC
【新連載】WITH コロナ×AFTER コロナの時代の私たち 1
【新連載】口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 1
【新連載】歯科医師が知っておくべき年金の知識〜人生100年時代における賢い年金の増やし方〜 1
医科歯科連携・多職種連携 日本社会に求められる歯科医療の近未来 7
経済学的視点から歯科業界を読み解く 46
文学を咀嚼する 21
【News & Report】
【Conference & Seminar】
●国民病ともいわれる2型糖尿病患者の、約1/3が高齢者糖尿病となっている。内科医が質の担保された糖尿病治療を高齢者に不断なく実践することは、社会的にも重要である。
●本特集では、「高齢者糖尿病診療Update-『高齢者糖尿病治療ガイド2021』を読み解くー」と題して、実際に同ガイドを執筆された著者陣にそれぞれのテーマのエッセンスと、今改訂での変更点をわかりやすく解説いただいた。
【目次】
(扉)特集にあたって
1.「高齢者糖尿病治療ガイド2021」の特徴と基本的な考えかた
2.高齢者糖尿病の総合機能評価ー高齢者に適した運動療法を含めて
3.高齢者糖尿病の治療方針
4.高齢者糖尿病の食事療法
5.高齢者糖尿病の薬物療法
6.高齢者糖尿病におけるmultimorbidity
医師・医療スタッフが行く 全国病院・クリニック訪問 上村医院
地域糖尿病診療の中心において医院の歴史と住民の歴史が重なり合う
FORUM
病因と診断
第1回 古くて新しいホルモンであるグルカゴンの温故知新について考える
合併症I-網膜症ー
第1回 糖尿病網膜症の疫学と診断
合併症II-骨と糖尿病ー
第1回 骨粗鬆症と生命予後
薬剤
第1回 SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の心・腎保護効果Update-心腎イベントにおける新エビデンスのまとめー
食事
第1回 糖尿病の食事療法「個別化に向けての取り組み」-エネルギー摂取量ー
運動
第1回 運動療法の基本と実践ーその原則とコツー
検査
第1回 糖尿病診断の歴史と検査
OVERSEAS
糖尿病を合併したCOVID-19感染者における血糖値の閾値と予後の関連ー持続血糖モニターを用いたレトロスペクティブな探索研究ー
SERIES 糖尿病と保険診療
第58回 糖尿病の外科療法
SPOT 歴史人物の病を量る
第1回 藤原道長と糖尿病のスティグマー糖尿病は生活習慣病か?-
糖尿病の療養指導Q&A
コロナ禍の状況下での運動療法
アルドステロン測定法の標準化
CASE REPORT
インスリンボールが発見され,インスリン注射手技指導により血糖コントロールが改善し,8年間インスリンボールの経過を追えた1例
STUDY 新・そこが知りたかった 糖尿病の大規模臨床試験
第1回 STAMPEDE
ESSAY 鉄・輪だより─鉄人糖尿病ドクターによる銀輪の旅─
第22回 世界糖尿病デー
REPORT 子どもたち/AYA世代の糖尿病ー活動・実践ダイアリーー
[京都滋賀つぼみの会サマーキャンプ]糖尿病QOLの4CとしてのCampをよりよくするために
CONGRESS
(社)東京臨床糖尿病医会 第171 回特別例会
WHITE BOARD
(社)東京臨床糖尿病医会 第172回例会
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
特集は『歯周病と咬合のドグマを再考する』です.かつて世界中で熾烈な議論が続けられた歯周病と咬合の関係.本特集では,歯周病と咬合に関する議論の変遷と欧米における現在のコンセンサスについて整理していただき,歯周病と咬合について「何がわかっていて,何がいまだはっきりとわかっていないか」をエビデンスベースで提示していただきます.
【目次】
特集 歯周病と咬合のドグマを再考する
特別企画 質の高いデジタルデンタルX線写真撮影への一考
特別寄稿 バーチャルマウント〜早期接触を探知する新発想の咬合検査〜
特別企画 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)から考える日本人の顎顔面,歯列形態
特別寄稿 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と口腔・唾液
巻頭TOPIC 歯科公衆衛生専門医と地域歯科医療・口腔保健
20年経過229症例の予後を考察する 3
根管充填Update 6
続・歯科矯正医が考える矯正治療 3
IOS臨床をはじめよう 3
エビデンスから考える天然歯保存基準 3
歯科口腔保健の新時代 -データからのat a glance 6
若手研究者&臨床家に送る 科学英語論文の読み方・書き方 6
全部床義歯,古典文献への誘い 8
歯科医療のウィングを広げるためにー介護保険の活用と地域での存在価値の高め方ー 2
TOPIC
【新連載】私の歯科医師人生ー「医療変革の時代」を超えてー 1
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 3
医科歯科連携・多職種連携 日本社会に求められる歯科医療の近未来 9
歯科医師が知っておくべき年金の知識〜人生100年時代における賢い年金の増やし方〜 3
経済学的視点から歯科業界を読み解く 48
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち 3
文学を咀嚼する 23
【News & Report】
【Conference & Seminar】
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
座談会「今,なぜパーシャルデンチャー?」では,近年議論の俎上にあがることが少なくなったパーシャルデンチャーについて見直していきます.全3回の連載のうち,今号では下顎両側遊離端クラスプ義歯の生存率についての統計報告と,座談会による「よく噛めて長持ちする」パーシャルデンチャーについて検討していきます.
【目次】
座談会 今,なぜパーシャルデンチャー? 1
新春企画 やはり換気が重要! COVID-19に負けない診療環境とは
特別寄稿 令和3年度文化功労者顕彰記念論文 医歯二元論から出発した我が国の歯科医学の歴史と将来展望
【新連載】東京歯科大学発 臨床組織・解剖学のコラボレーション 1
【新リレー連載】モノリシックジルコニアレストレーションの臨床UPDATE 1
【新連載】この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 1
巻頭Topic
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 5
臨床家のための疼痛コントロール CheckPoint 4
エンド再治療を成功に導くための症例選択×テクニック 4
訪問歯科診療における義歯治療〜少しでも良い義歯を最期まで〜 8
補綴修復治療の成功を目指した支台歯形成 7
歯科口腔保健の新時代 -データからのat a glance 16
Patient Oriented Dentistry -行動を学び・介入する歯科医療 7
インタビュー
事例に学ぶ歯科保険請求 196
米国歯周病科大学院(専門医プログラム)合格までのCareer Path 5
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 13
医科歯科連携・多職種連携 日本社会に求められる歯科医療の近未来 19
経済学的視点から歯科業界を読み解く 58
私の歯科医師人生ー「医療変革の時代」を超えてー 11
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち 13
My Bookshelf〜私の本棚〜 1
Find the Cat!!-ポンゲを探せ!- 1
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
成熟した消費社会では高くても売れる、魅力的な商品の開発が求められている。本書では、開発の現場から売り場での顧客体験まで、「感性」を鍵とした商品開発に着目する。
Disc1
1 : Violin Concerto
2 : Armenian Suite
3 : Symphony No 2
Powered by HMV
・アルコール医科学・医療の諸分野の最近の進歩は瞠目するものがあり、また学際領域からも新たな知見が生まれ、他にも広く波及する新しい概念とアイデアを涵養している。
・一方、アルコール関連問題はますます社会的問題としての意義を増しており、飲酒運転や女性・若年者・高齢者の飲酒問題など、医療と社会・経済的問題とが不可分の関係にある。
・テーマの多様性を反映し、多彩な分野のエキスパートに“最新のエビデンスを最新の視点のもとに"執筆をお願いする。本特集がアルコール医学・医療の最先端を知るための導きになれば幸いである。
■ アルコール医学・医療の最前線2020 UPDATE 7月第1土曜特集
・はじめに
●座談会
・アルコール健康障害対策基本法施行から6年ーーアルコール医療はどのように変わったか
●総論:アルコール医学・医療の最新の展開を知る
・アルコール関連問題におけるわが国の状況と世界の動向
〔key word〕アルコール関連問題、アルコール依存症、生活習慣病のリスクを高める飲酒、障害調整生命年(DALY)、持続可能な開発のための2030アジェンダ
・アルコール健康障害対策基本法ーー制定から6年、新たな動きの数々
〔key word〕アルコール健康障害対策基本法、第2期アルコール健康障害対策推進基本計画、継続支援モデル事業、SBIRTS
・アルコール生命医科学:現状と今後の展望
〔key word〕アルコール関連肝疾患(ALD)、細胞死、腸内マイクロバイオーム、ハームリダクション、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●アルコールの基礎医学
・アルコールの疫学ーーわが国の飲酒行動の実態とアルコール関連問題による社会的損失のインパクト
〔key word〕飲酒、アルコール関連障害、アルコール依存症、疾病による損失
・アルコールの法医学ーー事故・犯罪・異状死
〔key word〕血液中アルコール濃度、法医学、異状死、事故死、犯罪死
●アルコール性身体疾患
・アルコールと身体疾患ーー総論
〔key word〕アルコール、アルコール代謝酵素、身体疾患
・アルコール関連脳神経障害
〔key word〕ウェルニッケ脳症(WE)、ビタミンB1、コルサコフ症候群(KS)、アルコール関連認知症
・アルコール性肝障害の診断と治療の進歩
〔key word〕アルコール臓器障害、糖鎖欠損トランスフェリン、肝硬変、ハームリダクション、ナルメフェン
・アルコールと膵臓疾患
〔key word〕急性膵炎、慢性膵炎、アルコール
・アルコールと循環器疾患
〔key word〕アルコール性心筋症(ACM)、遺伝的要因、心臓MRI、冠動脈疾患、高血圧
・アルコール飲酒とがんーーエビデンスの現状
〔key word〕アルコール飲酒、がん、コホート研究、プール解析、用量反応関係
●アルコール依存症
・脳はいかにしてアルコール依存に陥るか?
〔key word〕報酬系、neuroadaptation、グルタミン酸、ドパミン、内因性オピオイド
・アルコールの精神作用と依存症の臨床
〔key word〕アルコールに対する反応、アルコール依存症、遺伝因子、環境因子、中間表現型
・依存症とハームリダクション
〔key word〕ハームリダクション、物質依存、依存症治療、公衆衛生政策
●女性・未成年者・高齢者と飲酒問題
・女性とアルコール関連問題
〔key word〕依存症、若年発症、重複障害、胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)、胎児性アルコール症候群(FAS)
・未成年者の飲酒問題ーー20歳未満の飲酒の弊害
〔key word〕未成年飲酒、脳の発達、急性アルコール中毒、健康への影響
・高齢者と飲酒問題ーーアルコール関連認知症を合併したアルコール依存症
〔key word〕高齢者、アルコール依存症、アルコール関連認知症、ウェルニッケ・コルサコフ症候群
・アルコール使用障害とDV・子ども虐待
〔key word〕アルコール使用障害(AUD)、ドメスティックバイオレンス(DV)、子ども虐待(CA)、統合的な治療
●アルコール関連問題への取り組み
・行政の取り組み
〔key word〕アルコール健康障害対策基本法、アルコール健康障害対策推進基本計画、行政
・アルコール使用障害への早期介入プログラム
〔key word〕多量飲酒、アルコール依存症、飲酒量低減、ブリーフインターベンション(BI)、HAPPY
・アルコール関連問題における多職種・多機関連携とSBIRT
〔key word〕アルコール依存症、連携医療、早期介入、SBIRT
・職域におけるアルコール関連問題とその対策
〔key word〕職場、アルコール、プレゼンティーズム、健康経営、両立支援
・飲酒が関連する交通事故と飲酒運転への対策
〔key word〕飲酒運転、認知、行動
●アルコール医学・医療の理解に必要な最新基礎知識
・アルコール性肝障害のキーワード
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・2019年末に突如、中国武漢に出現し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は世界中に伝播した。
・今回のCOVID-19のパンデミックは、感染症がわれわれ人間の社会のあり方や科学の意味、あるいは政治の役割といったものに対する、われわれ自身の考え方、接し方、理解の仕方に大きな影響を与えるということが明らかになった。
・そして何より、何を大切なものとして心にそっと抱き、われわれはこの世界を作っていくのか、あるいは来るべき世界を想像すべきなのか、そんな問いかけをする。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)--“共生"への道 1月第1土曜特集
・はじめに
■ウイルスの特徴・疫学
新型コロナウイルスの特徴
日本で開発中のCOVID-19ワクチン
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査体制
数理モデルの活用による新型コロナウイルス感染症対策ーーこれまでの取り組み
日本における新型コロナウイルス流行初期(2020年1月~4月)の疫学状況
■臨床・感染対策
新型コロナウイルス感染症の臨床症状と診断
クラスター対策による感染拡大の防止
新型コロナウイルスの感染症対策ーー院内感染を防ぐ
新型コロナウイルスの流行と沖縄県における対策
日本医師会の取り組み
■ポストコロナの見取り図
国民国家を超えた連帯へーー世界共和国の夢を現実に
ポストコロナの世界・社会の変容
■歴史研究からのアプローチ
過去のパンデミックからの考察ーースペイン風邪を考える
疫病とどう向き合うかーー日本列島における天然痘の歴史から考える
■国際協力の展望
感染症対策の国際協力
アジア諸国のCOVID-19との闘い
ポストコロナのグローバル戦略
新型コロナウイルス感染症に対する日本の“緩やかな対策"の歴史的文脈
日本とアメリカにおけるパンデミック・ガバナンスーー管制塔の比喩を用いて
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・ヒューマン・オルガノイド技術の勃興により、人間の代替システム(アバター)としてのミニ臓器を得ることが可能となりつつある。
・多層オミクス、ゲノム編集、イメージング、1細胞解析、人工知能(AI)などの革新技術を組み合わせることにより、正常から疾患に至るまでの工程を連続的に追跡・操作・解析することが可能となった。
・本特集では、これらの技術革新によってもたらされるであろう新たな医療の兆しを、“My Medicine”と仮に定義し、さまざまなオルガノイド技術を中心としたその利活用事例を議論したい。
■ My Medicine(マイ・メディシン) -オルガノイド研究が拓く新しい医療のかたち 2月第1土曜特集
・はじめに
●基礎研究の観点から
・マイ・メディシン実現に向けた中胚葉オルガノイド研究の最新動向
〔key word〕オルガノイド、中胚葉、発生、多能性幹細胞、分化誘導
・ヒト内胚葉オルガノイド研究の最新動向
〔key word〕ヒト多能性幹細胞、パターニング、多細胞、多臓器
●感染症研究の観点から
・ヒト腸管オルガノイドを用いた抗ウイルス創薬
〔key word〕ノロウイルス、腸管オルガノイド、複製増殖機構、抗ウイルス薬、消毒薬
・胃オルガノイドによるマイ・メディシン
〔key word〕胃、幹細胞、分化、ES細胞、メネトリエ病
・気道・肺胞オルガノイドの開発と呼吸器感染症への応用
〔key word〕気道オルガノイド、肺胞オルガノイド、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、呼吸器感染症
●癌研究の観点から
・消化器オルガノイドによるマイ・メディシン
〔key word〕オルガノイド、消化器幹細胞、希少癌、遺伝子編集、染色体編集
・膵癌オルガノイドによる個別化医療の可能性と問題点
〔key word〕膵癌オルガノイド、膵癌エコシステム、間質細胞、個別化医療
・乳腺のオルガノイドによるマイ・メディシンーーがん幹細胞研究の立場から
〔key word〕がん幹細胞、ニッチ、patient-derived xenograft(PDX)、ニューロピリン(NP)1、インスリン様受容体1(IGF1R)、MCM10
・大腸オルガノイドをはじめとするオルガノイド培養系の抗がん剤スクリーニング系への応用
〔key word〕表現型スクリーニング、スフェロイド培養、がん幹細胞、間質反応、がん微小環境
・肺癌オルガノイド研究の現状とこれからの展望
〔key word〕肺癌オルガノイド、抗癌剤感受性予測、肺癌幹細胞、癌周囲微小環境
●創薬研究の観点から
・腸管オルガノイドによるマイ・メディシン
〔key word〕腸管オルガノイド、多能性幹細胞、トランスポーター、CYP3A
・脳オルガノイドによるマイ・メディシン
〔key word〕脳オルガノイド、神経変性疾患、自閉症、疾患モデル
・ミニ肝臓技術を用いた薬剤性肝障害におけるマイ・メディシン
〔key word〕ミニ肝臓、iPS細胞、薬剤性肝障害(DILI)、ポリジェニックリスクスコア(PRS)
・創薬プラットフォームとしての腎臓オルガノイド研究の最新情報
〔key word〕腎臓オルガノイド、腎臓チューブロイド、薬剤性腎障害、常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)
●移植再生研究の観点から
・下垂体オルガノイドによるマイ・メディシン
〔key word〕下垂体、視床下部、オルガノイド、再生医療、難病研究
・腸オルガノイドによるマイ・メディシンーー炎症性腸疾患に対する腸上皮幹細胞再生医療
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、粘膜治癒、腸上皮幹細胞、オルガノイド、自家腸上皮オルガノイド移植
●倫理上の課題
・ヒトオルガノイド研究と社会との協働
〔key word〕道徳的地位、責任ある研究・イノベーション(RRI)、患者市民参画(PPI)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・ヒトのような多細胞生物はさまざまな細胞から構成されている。リンパ球や線維芽細胞のように、同じように見える細胞でも、がん細胞の隣にいる場合と、毛細血管の隣にいる場合とで、遺伝子発現は異なるはずである。
・具体的にどう異なるのか? オミクス解析の技術レベルがついに、この問いに答えることのできるレベルまで向上してきたのである。
・本特集では、技術編で、この技術開発の最先端の状況を紹介させていただく。応用編では、日本で得られた1細胞解析での成果を紹介させていただく。
■ 1細胞解析 -技術と応用 3月第1土曜特集
・はじめに
●技術
・1細胞エピゲノム解析技術開発の最前線
〔key word〕エピゲノミクス、クロマチン、ディープシークエンス
・1細胞プロテオーム解析はどこまできたか
〔key word〕質量分析、プロテオーム、プロテオミクス、1細胞
・1細胞メタボローム解析の現状
〔key word〕1細胞メタボローム解析、メタボロミクス、ナノ液体クロマトグラフィ質量分析(nano-LC/MS)
・ライブイメージングによる1細胞動態解析
〔key word〕ライブセルイメージング、共焦点顕微鏡、2光子励起顕微鏡、ライトシート顕微鏡、オルガノイド
・組織切片の空間トランスクリプトーム解析
〔key word〕空間トランスクリプトーム(ST)、がん不均一性、がん微小環境、乳がん
・1細胞ゲノム解析で多様な細菌叢を捉える
〔key word〕1細胞ゲノミクス、マイクロバイオーム、メタゲノム
・電気化学的なケミカルイメージングによる実時間1細胞解析
〔key word〕微小電極(マイクロ電極)、電気化学イメージング、走査型電気化学顕微鏡(SECM)、走査型イオンコンダクタンス顕微鏡(SICM)
・1細胞トランスクリプトームデータの解析技術
〔key word〕1細胞トランスクリプトーム、1細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)、バイオインフォマティクス
・国際動向ーーHuman Cell Atlasプロジェクト
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、HCAバイオロジカルネットワーク、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●応用
・感染症の1細胞解析
〔key word〕1細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)/新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ヒト免疫不全ウイルス/後天性免疫不全症候群(HIV/AIDS)
・新型コロナウイルス感染症の1細胞解析
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ACE2、BCR
・免疫系の1細胞解析による転写制御機構の予測
〔key word〕1細胞RNAシーケンス(scRNA-seq)解析、1細胞ATAC-seqシーケンス(scATAC-seq)解析、免疫応答
・1細胞解析でがん免疫療法に迫る
〔key word〕腫瘍微小環境(TME)、腫瘍浸潤免疫細胞、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
・百寿者免疫細胞の1細胞トランスクリプトーム解析
〔key word〕スーパーセンチナリアン、百寿者、CD4陽性キラーT細胞、トランスクリプトーム
・発生・再生研究における1細胞遺伝子発現解析の現状
〔key word〕再生医療、多能性幹細胞(PSCs)、ES細胞、iPS細胞
・1細胞解析からわかる循環器病態
〔key word〕心不全、心筋梗塞、分子病態
・精神疾患患者試料を使用した1細胞研究の現在
〔key word〕神疾患患者死後脳解析、1細胞核RNAシーケンス(snRNA-seq)、体細胞変異、LINE-1
・がん治療における薬剤応答性の1細胞解析
〔key word〕不均一性(heterogeneity)、再発、分子標的療法、薬物耐性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・脳・神経系の感染症は医師の診療能力が最も発揮される領域である。早期に的確な診断と治療がなされないと、脳・神経系に不可逆的なダメージを負い、予後不良の転帰をとることになるからである。
・神経感染症の診断と治療の基本的な知識・技能を有し、最新情報を得て、迅速に適切な診断と治療を行うことが必須である。本特集では総論として診断や治療の進歩を概説し、各論として疾患ごとの最新情報を解説した。
・本特集が示すように、神経感染症の領域は拡大し続けている。本特集が神経感染症に悩む方々の診療のお役にたつことができればまことに幸いである。
■ 脳・神経系の感染症 -診断と治療の最前線 4月第1土曜特集
・はじめに
●脳・神経系の感染症を知る、診る
・神経感染症の病理
〔key word〕脳炎、脳症、中枢神経、感染症、病理
・神経感染症の臨床検査
〔key word〕迅速検査、髄液グラム染色、培養検査、PCR検査、抗体検査
・神経感染症の画像診断
〔key word〕中枢神経感染症、髄膜炎、脳炎、脳膿瘍
・神経感染症の治療薬ーーとくにウイルス性神経感染症に際する抗ウイルス薬による治療における最近の進歩と今後の課題
〔key word〕ウイルス性脳炎、抗ウイルス薬、単純ヘルペス脳炎(HSE)、薬剤耐性。新興ウイルス感染症
・ウイルス性脳炎の宿主遺伝要因
〔key word〕単純ヘルペス脳炎(HSE)、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)、抗ウイルス免疫、Toll様受容体、宿主遺伝要因
●脳・神経系のウイルス感染症
・ウイルス性髄膜炎
〔key word〕ウイルス性髄膜炎、無菌性髄膜炎、エンテロウイルス
・単純ヘルペス脳炎
〔key word〕単純ヘルペス脳炎(HSE)、PCR、MRI、アシクロビル
・水痘帯状疱疹ウイルス感染症
〔key word〕水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、神経合併症、脳梗塞、帯状疱疹、ワクチン
・インフルエンザ脳症
〔key word〕インフルエンザ、急性壊死性脳症(ANE)、可逆性脳梁膨大部病変を有する軽症脳炎・脳症(MERS)、痙攣重積型二相性脳症(AESD)
・わが国のCOVID-19重症例における神経学的所見の検討
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、微小出血、高次脳機能障害、壊死性脳症、急性散在性脳脊髄炎
・レトロウイルスによる神経疾患ーーHTLV-1関連脊髄症(HAM)
〔key word〕レトロウイルス、ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-1)、HTLV-1関連脊髄症(HAM)、バイオマーカー
・進行性多巣性白質脳症
〔key word〕基礎疾患、モノクローナル抗体製剤、塩酸メフロキン、5H2Aセロトニン受容体拮抗薬、免疫再構築症候群(IRIS)
・亜急性硬化性全脳炎の病態、診断と治療
〔key word〕亜急性硬化性全脳炎(SSPE)、変異型麻疹ウイルス、遅発性ウイルス感染症
・ダニ媒介性脳炎
〔key word〕ダニ媒介性脳炎(TBE)、脳炎、ダニ、フラビウイルス、人獣共通感染症
●脳・神経系の細菌感染症ほか
・細菌性髄膜炎
〔key word〕細菌性髄膜炎(BM)、髄膜炎菌感染症、補体阻害薬
・結核性髄膜炎
〔key word〕結核、髄膜炎、結核腫、診断、治療
・破傷風
〔key word〕破傷風毒素、破傷風トキソイド、抗破傷風人免疫グロブリン(TIG)、抗体価
・ライム病とその他のボレリア感染症
〔key word〕ライム病、回帰熱、ボレリアミヤモトイ病(BMD)、ダニ媒介性、ボレリア属細菌
・脳・神経系の寄生虫感染症
〔key word〕脳マラリア、トキソプラズマ脳症、アメーバ脳炎、好酸球性髄膜脳炎、有鉤嚢虫症
・プリオン病
〔key word〕クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)、遺伝性プリオン病、獲得性プリオン病、医原性プリオン病
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・タンパク質の発現・精製技術の発達、構造解析のためのハードウェア・ソフトウェアの発達によって、構造情報の蓄積スピードが猛加速し、それを利用したライフサイエンス研究は枚挙に暇がない。
・構造解析情報の急速な増加、そこから先の計算機シミュレーションによる解析に加えて、定量性を扱う生化学、その基礎となる物理化学、有機化学が重要になってきた。
・ビッグデータを使った戦略を立てつつも、検索エンジンではでてこない、基礎的だが必須のデータの獲得に地道に挑み前進することが必要である。
■ 構造生命科学による創薬への挑戦 8月第1土曜特集
・はじめに
●構造解析から創薬へ
・タンパク質立体構造に基づいた抗ウイルス薬の創製戦略
〔key word〕Structure-based drug design(SBDD)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、SARSコロナウイルスー2(SARS-CoV-2)、X線結晶構造解析、クライオ電子顕微鏡解析
・グルコースー6-リン酸脱水素酵素異常症の構造基盤
〔key word〕G6PD異常症、NADPH、溶血性貧血、構造解析
・構造から捉えた、エンドセリンB型受容体標的薬の動作原理
〔key word〕エンドセリン受容体、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、X線結晶構造解析、肺動脈性肺高血圧(PAH)
・Toll様受容体をターゲットとする創薬
〔key word〕Toll様受容体(TLR)、自然免疫、リソソーム
・フラグメント創薬(FBDD)のための溶液NMR実験法
〔key word〕溶液核磁気共鳴(NMR)、タンパク質、リガンド、フラグメント創薬(FBDD)、相互作用解析
・複合体構造に基づく薬物設計による新規抗菌薬リード開発への取り組み
〔key word〕薬剤耐性菌、MraY、GPT、構造活性相関研究
・GPCRの構造解析研究
〔key word〕Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、構造解析、アミン受容体
●タンパク質工学から創薬へ
・タンパク質工学から創薬へーースマートドラッグの実現に向けて
〔key word〕タンパク質工学、スマートドラッグ、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、刺激応答性DDS
・指向性進化法による高親和性ACE2創出とCOVID-19創薬展開
〔key word〕指向性進化法、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、変異株、エスケープ変異、ACE2
・タンパク質の化学修飾ーー基礎研究と抗体医薬品開発への展開
〔key word〕アミノ酸残基のpKa、抗体薬物複合体(ADCs)、化学修飾
・機能性サイトカインの医薬への展開とDDSへの応用
〔key word〕ファージ表面提示法、腫瘍壊死因子(TNF)-α、高分子バイオコンジュゲーション、プロテオーム創薬
・立体構造から眺めるSARS-CoV-2中和抗体
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、中和抗体、立体構造、バイオインフォマティクス、タンパク質工学
・二重特異性がん治療抗体の機能的な構造の理解に向けたあゆみ
〔key word〕低分子二重特異性抗体、配向性、がん細胞傷害活性、原子間力顕微鏡、電子顕微鏡単粒子解析
・高機能化抗体医薬品の開発に向けたIgG抗体部位特異的修飾法
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、アフィニティペプチド、クロスリンカー、PET
●計算機から創薬へ
・計算機から創薬へ
〔key word〕In silico創薬、構造多様性、分子認識、機械学習、富岳
・ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)
〔key word〕人工知能(AI)、ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)、深層学習
・TargetMineによる生物学的知識の発見
〔key word〕統合データ、データウェアハウス、創薬、オミックスデータ解析
・分子シミュレーションと創薬
〔key word〕分子動力学、スーパーコンピュータ、インシリコ創薬、構造生物学、富岳
・天然変性タンパク質と創薬
〔key word〕液ー液相分離(LLPS)、構造アンサンブル、毒性オリゴマー、フォールディングと共役した結合(coupled folding and binding)
・協調的2アミノ酸残基同時変異体の相互作用解析による新規抗体のStructure-Based Design
〔key word〕Structure-based antibody design、抗原・抗体相互作用、抗体変異体モデル、協調的変異、in silico affinity maturation
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
過ぎ去れば終わりではない、検証し、教訓を活かし、今後に備える。必要なのは、この繰り返しである。パンデミックに負けない強くて優しい社会をつくるために公衆衛生を学び・教える私たちが伝えたい2020年のこと。新型コロナに関する12の科学的検証と教訓。
・1998年の自殺の急増以降、その対策についてさまざまな分野の論説を目にするようになった。日本の動向はかねてより経済状況との連動が特徴で、1983年ごろのピークも中高年男性の増加で説明される。
・COVID-19パンデミック以降の様相はこれまでとは異なり、まさに“新たな局面”を迎えた。キーワードは“女性”、そしてパンデミック以前、急増後の対策が効果を発揮するにつれ課題となった“若年者”とされる。
・自殺の要因は多岐にわたる。多方面からの専門家による解説は、施策の最大特徴である“総合”対策に資することが期待される。本特集が“新たな局面”にあるわが国の現状と、今後の対策に向けた知識集となることを願う。
■ 自殺の予防と危機・救急対応 -新たな局面を迎えた日本の自殺対策にどう対応するか 10月第1土曜特集
・はじめに
●総論ーー救急医療に求めること
・グローバルな視点から見た日本の自殺未遂者対策ーー救急医療に求められる課題
〔key word〕自殺未遂者対策、登録データベース事業、自殺対策拠点病院、HATプログラム
●自殺予防研究の動向
・診療報酬化された自殺予防医療ーーアサーティブ・ケース・マネージメント介入は自殺未遂者の自殺再企図・自傷行為を抑止する
〔key word〕アサーティブ・ケース・マネージメント、自殺未遂、自殺予防、自傷、診療報酬制度
・コロナ禍における自殺の動向と対策
〔key word〕自殺予防、自殺未遂者、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、救急医療
・災害精神医療の観点から
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、自殺予防対策、災害精神医療、コロナ禍
・臨床での活用が期待される自殺の生物学的知見
〔key word〕バイオマーカー、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)、ポリジェニックリスクスコア(PRS)、GTF2IRD1遺伝子
●危機・救急対応の標準化
・精神科救急医療ガイドラインーー自殺未遂者対応
〔key word〕ガイドライン、自殺未遂者ケア、精神科救急、自殺予防、精神科救急学会
・自殺未遂者ケア研修会
〔key word〕自殺未遂者ケア研修会、精神科救急、自殺予防、再企図予防、自殺予防教育
●危機・救急対応の現状
・救急医の視点から
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、標準的初期対応、日本臨床救急医学会「自殺企図者のケアに関する検討委員会」、自殺未遂者ケア研修、PEEC(psychiatric evaluation in emergency care)
・精神科リエゾン医の立場から
〔key word〕精神科リエゾンチーム、自殺企図者対応、精神腫瘍学、院内自殺対策
・PEECと病院前救護活動
〔key word〕病院前救護、自殺危機介入、PEEC、PPST、JEPS-Ex
・精神科入院外医療での危機介入
〔key word〕精神科外来、アウトリーチ、デイケア、地域連携、CMHT(community mental health team)
・受診前相談における自殺が切迫した事例への対応
〔key word〕精神科救急医療システム、受診前相談、トリアージ、危機介入、自殺予防対策
・自殺未遂者の理解と分類
〔key word〕衝動型自殺、うつ病型自殺、虚無型自殺、決意型うつ病
・わが国の自殺対策とコロナ禍のいのちの電話活動
〔key word〕自殺予防対策、いのちの電話、日本いのちの電話連盟(FIND)、ボランティア活動、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・プライマリ・ケア医による自殺予防と危機対応
〔key word〕プライマリ・ケア(PC)、自殺予防、自殺リスク評価、PIPC(psychiatry in primary care)
・自殺対策におけるSNSを活用した危機対応
〔key word〕自殺対策、自殺予防、SNS、相談、危機対応
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・人類がふたたび月を目指すアルテミス計画や、民間企業による本格的な宇宙輸送の時代のはじまり、プロ宇宙飛行士が搭乗しないはじめての民間人による宇宙旅行など、今、宇宙開発と利用は新たなフェーズに入りつつある。
・さまざまなメディアでも紹介されるロケットなどハードウェアの開発とともに、地球の低軌道を離れた有人探査や宇宙産業の基礎となる、医学的な視点からの安全・快適の重要性も一般に認識されつつある。
・国際宇宙ステーションでの宇宙飛行士の長期滞在と実験機器の充実とともに、宇宙医学・生命科学研究は、宇宙飛行士やモデル生物を対象として宇宙環境応答の分子メカニズムを探る、より系統的な研究へと発展している。
■ 宇宙生命科学の進歩と医学応用への展望 11月第1土曜特集
・はじめに
●総論
・人類の宇宙進出と生命科学の重要性ーー地球低軌道・月・火星有人飛行計画
〔key word〕国際宇宙ステーション(ISS)、月・火星有人飛行計画、民間主導での宇宙飛行、宇宙医学、宇宙生命科学
・重力環境と生理機能
〔key word〕微小重力、体液シフト、耳石前庭系、宇宙適応症候群、宇宙飛行関連神経眼症候群(SANS)、前庭ー交感神経反射
・深宇宙での宇宙放射線リスク管理のための研究
〔key word〕宇宙放射線、重力環境変化、複合影響、リスク管理
・国際宇宙ステーションにおける生物を対象とした研究と実験環境
〔key word〕国際宇宙ステーション(ISS)、「きぼう」日本実験棟、宇宙実験、微小重力、人工重力
●宇宙環境に関連した各研究対象と最新の知見
・宇宙滞在によるマウス骨格筋の可塑的変化に着目した新規遺伝子の発見
〔key word〕微小重力、Nrf2、ヒラメ筋、筋萎縮、筋線維タイプ
・重力ゲートウェイ反射をもとにした宇宙実験の実施
〔key word〕ゲートウェイ反射、IL-6アンプ、ヒラメ筋、MHU-4、微小重力
・宇宙環境による免疫システムの擾乱
〔key word〕無重力、リンパ組織、免疫応答
・感染防御のための宇宙生命科学研究:次世代の有人宇宙飛行に向けて
〔key word〕有人宇宙飛行、微小重力、感染防御、日和見病原体、“One World、One Health”
・有人宇宙探査と人工冬眠
〔key word〕人工冬眠、有人宇宙探査、QIH
・宇宙居住環境における環境微生物
〔key word〕宇宙居住環境、環境微生物、微生物モニタリング、ハイスループットシーケンス
・宇宙におけるヒト臓器創出研究の最新動向
〔key word〕オルガノイド、ヒト人工多能性幹細胞(hiPSC)、微小重力環境、宇宙実験、三次元培養、国際宇宙ステーション(ISS)
・宇宙環境における生物リスク評価のためのDNA損傷検出デバイス
〔key word〕DNA損傷、ヒストンH2AX、マイクロ流体デバイス、生物学的影響
・宇宙に耐える極限生物から切り拓く新たな放射線ストレス防衛機構の解明
〔key word〕放射線耐性、DNA防護、DNA修復、極限環境生物、クマムシ
・宇宙生命科学研究におけるオミックス解析の標準化・自動化と国際連携
〔key word〕サンプルシェア、微量検体解析、研究自動化・遠隔化、国際コンソーシアム
●医学応用と今後の展望
・宇宙マウス実験からヒト健康・長寿研究への還元を目指して
〔key word〕宇宙ストレス、加齢、遺伝子改変マウス、NRF2
・月・火星探査に向けた閉鎖空間に長期に滞在する宇宙飛行士のストレスマネジメント
〔key word〕宇宙飛行士、閉鎖環境、長期滞在、ストレスマネジメント
・リキッドバイオプシー解析を介したモデル生物研究成果のヒトへの投射
〔key word〕細胞外小胞(EV)、エクソソーム、細胞外DNA・RNA、ヒトゲノム解析
・宇宙医学と地上医療のリンクーー遠隔医療、ロボット支援腹腔鏡下手術、遠心人工重力
〔key word〕Spaceflight-associated neuro-ocular syndrome(SANS)、遠隔医療、ロボット支援手術、高二酸化炭素、遠心人工重力
・国際宇宙ステーションにおける日本人宇宙飛行士の健康管理と今後の課題
〔key word〕国際宇宙ステーション(ISS)、日本人宇宙飛行士、健康管理、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・日本の有人宇宙開発と宇宙生物科学研究
〔key word〕国際宇宙ステーション計画(ISS計画)、月軌道プラットフォームゲートウェイ、アルテミス計画
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
新型コロナウイルスによって、グローバルに多くの人が移動し行き交うような観光はとまってしまった。しかし、そのなかでこそ「新しい観光様式」とは何かが見えてくる。デジタルテクノロジーの進展にともなうバーチャル観光、オンラインツアーから、地域密着型の持続可能な旅まで、コロナ以後の観光の可能性を探る。