・心筋炎は、心臓の筋肉の炎症性疾患と広く定義される。一般にウイルス感染をきっかけとした自己免疫が本態であり、重症心不全をきたし、しばしば致命的であるが、発症頻度は低く、少し特殊な心疾患と認識されてきた。
・昨今、COVID-19急性心筋炎、それに関連した小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)、さらにCOVID-19 mRNAワクチン関連心筋炎といった新たな疾患カテゴリーが次々と提唱され、心筋炎に対する関心は急速に高まった。
・本特集では、現在日本で行われている心筋炎の診断、治療に加え、病態メカニズム、特に病原体感染と免疫の関与に関する最新の知見を紹介し、今後の課題を明らかにする。
■ 心筋炎 ─医療と医学の最前線
・はじめに
・心筋炎・心膜炎の診断と病理
〔key word〕心筋炎、病理診断、リンパ球性心筋炎、好酸球性心筋炎、巨細胞性心筋炎、心膜炎
・ウイルス性心筋炎の病原ウイルス検索手法とその意義
〔key word〕心筋炎、ウイルス、polymerase chain reaction(PCR)、免疫組織化学、in situ hybridization
・心筋炎の薬物治療・非薬物治療
〔key word〕心筋炎、薬物治療、補助循環、免疫抑制療法、免疫調節療法
・慢性心筋炎と拡張型心筋症
〔key word〕慢性心筋炎、拡張型心筋症(DCM)、炎症性心筋症、CD3陽性Tリンパ球、リスク層別化
・心筋炎と免疫応答
〔key word〕心筋炎、免疫応答、T細胞、樹状細胞、ウイルス
・Onco-Cardiologyにおける心筋炎
〔key word〕腫瘍循環器、自己免疫、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、免疫関連有害事象(irAE)
・小児心筋炎とCOVID-19--MIS-C/PIMS
〔key word〕小児心筋炎、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)、ワクチン後心筋炎
・COVID-19ワクチン関連心筋炎
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ワクチン、副反応、心筋炎、臨床像、病理組織
●TOPICS
消化器内科学
・潰瘍性大腸炎の診断に有用な新たな自己抗体マーカー
腎臓内科学
・宇宙旅行時の腎臓の役割ーー“うちゅうじん”の正体
●連載
バイオインフォマティクスの世界
・18.プレシジョン・メディシンII--がんゲノミクスの応用
〔key word〕精密医療、がん変異、プロテオゲノム、腫瘍マイクロバイオーム、人工知能(AI)
人工臓器の最前線
・6.呼吸不全に対する膜型人工肺(VV-ECMO)--withコロナの時代に向けて
〔key word〕ARDS、重症呼吸不全、ECMO、体外式模型人工肺
医療AI技術の現在と未来ーーできること・できそうなこと・できないこと
・はじめに
・1.医療へのレディオミクスAIの貢献
〔key word〕レディオミクス、治療法選択、悪性度予測、予後予測、医療AI
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・3.グローバルヘルスにおけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント
●書評
・書評『免疫学者のパリ心景 新しい「知のエティック」を求めて』
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・外国人診療を行ううえで最初の障壁になるのは外国語である。医療の専門教育について、どの程度英語を用いるべきかということは、一般教養としての英語教育とはまた異なった課題である。
・JCIのような国際的な病院機能評価システムや、JMIP、JIHのような外国人患者受け入れ体制に対する評価や推奨制度が広がりつつある。これは外国人患者が、より一層安心して医療を受けられるための仕組み作りである。
・本特集では現在、外国人患者受け入れのための体制づくりがどこまで進んでいるかと、医療スタッフの教育を含めた人的リソースの供給体制とを主眼におき、さらにスポーツ医学の観点からも執筆いただく。
■ 外国人診療
・はじめに
・外国人患者の受け入れとインバウンドの現状と体制
〔key word〕インバウンド、外国人患者、認証制度
・国際認証Joint Commission Internationalへの取り組みの価値
〔key word〕エビデンスに基づく病院管理、病院管理ツール、質改善のサイクル
・国際化に求められる体制整備ーー外国人診療における安全性と効率性の両立をめざして
〔key word〕外国人診療における安全性と効率性の両立、多様化する通訳方法とその選択、外国人診療サポート部署
・日本への渡航受診者の受け入れと日本の医療の国際展開
〔key word〕インバウンド、アウトバウンド、Medical Excellence JAPAN(MEJ)
・臨床現場で役立つ医学英語教育
〔key word〕医学英語、医学英語教育、医療面接、医療通訳
・スポーツと医療の国際化
〔key word〕海外渡航、国際競技大会、マスギャザリング、感染症、準備
●TOPICS
遺伝・ゲノム学
・C型肝炎治療後の肝発癌とTLL1遺伝子多型
循環器内科学
・安定冠動脈疾患に対する新たな治療概念: AFIRE研究
麻酔科学
・慢性術後痛を予防するために
●連載
老化研究の進歩
・17.サルコペニアの診断とメカニズム
〔key word〕サルコペニア診断、筋線維タイプ、筋サテライト細胞
再生医療はどこまで進んだか
・9.疾患特異的iPS細胞を用いた骨格系統疾患の病態解明から創薬
〔key word〕骨格系統疾患、分化誘導、病態再現、創薬
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・2.自然免疫が関与する炎症ーー自然炎症と自己炎症性疾患
●フォーラム
病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ー感染症対策と建築1
・今、歯科診療所からーーCOVID-19の発生を受けて
・新型コロナウイルスの抗体検査を用いた松本歯科大学学生・教職員の疫学調査
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本特集は『部分床義歯の力学を再考するー天然歯を守るインプラント支持の活かし方ー』です.インプラント支持を利用した部分床義歯のニーズは,これからさらに高まると考えられています.そこで,こうした活用法は,現在どのような意義があると考えられており,これからどのように役立てていくのかなど,研究・臨床をもとにしたさまざまな観点から,提案をいただいています.明日からの臨床にお役立てください.
【目次】
特集 部分床義歯の力学を再考するー天然歯を守るインプラント支持の活かし方ー
特別寄稿 歯科施設における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策〜アメリカからの情報と当院の取り組み〜
巻頭TOPIC 「食べる」が繋がる! Connect“Eat”!
TOPIC 中山間地域から始まる歯科医師過剰問題のパラダイムシフト 〈前編〉
天然歯を守る 90
歯内療法を微生物学から再考する 3
明日からできるコンポジットレジン修復 2
IOS時代の歯冠補綴ー最新メタルフリー歯冠補綴の潮流 3
Endodontic Microsurgeryの実際 6
開業医のための顎関節症治療アップデート講座 6・完
矯正を臨床で生かす 3
コーヌスクローネ再考 18
コンポジットレジン修復ー器材・材料の選択基準と有効活用法ー 3
原著論文抄読のススメ〜Dr.HiroのSTUDY HISTORY〜 6
全部床義歯臨床のビブリオグラフィーII 15
【新連載】歯科におけるSpeechを再認識する:「発声・発語・構音」から「Speech」への転換 1
非歯原性歯痛の理解 3
歯科医療における研究・開発・実用化への道筋を探る 2
静かな顔 3
文学を咀嚼する 3
脳科学から不可解な痛みを考える 3
ヨーロッパの生物学的エンドを学ぶ 6・完
経済学的視点から歯科業界を読み解く 27
【Conference & Seminar】
・損傷を受けたDNAは損傷の種類に応じた多様な仕組みにより適切に修復されなければならない。これらの仕組みに異常が生じると、がんや発生異常などのさまざまな疾患の原因となる。
・DNA損傷応答機構の研究の歴史は非常に古く、1960年代の後半には大腸菌においてDNAの組換えに必要な遺伝子が同定されている。その後もさまざまな種類のDNA損傷に対応する修復機構が同定されている。
・今後、DNA損傷応答機構への理解がさらに深まることで、がんや老化をはじめとするDNA不安定症に対する新たな予防・治療薬の開発につながるものと期待できる。
■ 多様な疾患の原因となるDNA損傷応答不全
・はじめに
・がん治療に伴うDNA損傷修復とシグナル伝達ーーDNA二本鎖切断の修復機構から免疫応答まで
〔key word〕DNA二本鎖切断(DSB)、DSBの修復経路選択、非相同末端連結(NHEJ)、相同組換え(HR)、がん免疫チェックポイント
・DNA二重鎖切断修復とゲノム安定性
〔key word〕DNA二重鎖切断(DSB)、非相同末端結合(NHEJ)、相同組換え(HR)
・眠りから覚めたSchlafen 11(SLFN11)--DNA障害型抗がん剤の真の効果予測バイオマーカーとなるか?
〔key word〕SLFN11、Precision medicine、効果予測バイオマーカー、DNA障害型抗がん剤
・ヌクレオチド除去修復の進行に必要とされるヒストン翻訳後修飾酵素の役割
〔key word〕ヌクレオチド除去修復(NER)、ヒストン翻訳後修飾、メチル化、アセチル化
・ファンコニ貧血の原因遺伝子群とクロスリンク修復経路ーー最近の研究展開
〔key word〕ファンコニ貧血(FA)、DNA損傷応答、DNA鎖間架橋(ICL)修復、複製ストレス
・マイクロRNA生合成因子DGCR8は転写と共役したヌクレオチド除去修復を制御するーーDGCR8-mediated UV response pathway
〔key word〕DNA修復、紫外線、マイクロRNA(miRNA)、ヌクレオチド除去修復(NER)
・BRCA遺伝子変異による臓器特異的な発がん
〔key word〕BRCA1/2、相同組換え修復(HRR)、乳がん、卵巣がん、臓器特異性
・DNA損傷応答による細胞老化と加齢性疾患
〔key word〕DNA損傷応答、senescence-associated secretary phenotype(SASP)、細胞老化、加齢性疾患
●TOPICS
社会医学
・生活道路の速度制限で交通弱者が守られる
臨床検査医学
・多発性骨髄腫治療薬「ダラツムマブ」使用時の効果判定検査の注意点
神経内科学
・アルツハイマー病の発症機序におけるTREM2の関与
●連載
再生医療はどこまで進んだか
・13.iPS細胞を用いた角膜疾患に対する再生医療
〔key word〕iPS細胞、角膜上皮幹細胞疲弊症、再生医療
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・6.PathogenicヘルパーT細胞と組織炎症
〔key word〕ヘルパーT(Th)細胞、サイトカイン、組織炎症
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・生物に学ぶ防汚材料1:ナメクジの粘液分泌に学んだ撥液・難付着材料ーーSelf-Lubricating Gels(SLUG)
〔key word〕ナメクジ、粘液分泌、撥液、難付着性、防汚、自己修復
●フォーラム
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・1.はじめに
・特別寄稿:新型コロナウイルス感染症におけるIgGFc-binding proteinの役割(仮説)
世界で最も豊かな国の最貧困エリアとCOVID-19
・世界で最も豊かな国の最貧困エリアとCOVID-19--米国ニューメキシコ大学病院からの報告
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・NAFLD/NASHの診療ガイドラインは、2014年に日本消化器病学会の編集で協力学会として日本肝臓学会の協力を得て作成された。
・しかしその後、疾患概念、病態、画像診断法、治療方法に関してさまざまな新たな知見が報告されており、このたび改定の運びとなった。
・生命予後に関わる肝線維化、肝硬変の効率的な拾い上げ方法、非ウイルス性肝疾患を基盤とする肝細胞癌が近年増加しており、そのスクリーニングの必要性も唱えられている。
■ NAFLD/NASHの診断と治療 -ガイドラインの改訂点と問題点
・はじめに
・NAFLD/NASHの疫学と今後の予想
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、有病率、肥満、非肥満、疫学、小児
・NAFLD/NASHとメタボリックシンドローム、心血管イベント
〔key word〕メタボリックシンドローム、心血管イベント、動脈硬化
・NAFLDの非侵襲的肝線維化診断と消化器内科専門医への紹介方法
〔key word〕肝線維化、Fib-4 index、NFS、VCTE、MRE
・NAFLD/NASHの現状の治療方針
〔key word〕非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、減量、運動療法、GLP-1アゴニスト、SGLT2阻害薬
・NAFLD/NASHの新規治療薬とその展望
〔key word〕非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、創薬、臨床試験
・NAFLD/NASHの予後と発癌、そのスクリーニング体制の問題点
〔key word〕肝癌、スクリーニング、予後
●TOPICS
神経精神医学
・COVID-19感染拡大下の自殺予防
内分泌・代謝学
・ACE2機能の新知見ーーACE2発見から20年経って
輸血学
・洗浄血小板「日赤」に続くものーー副作用のない輸血を求めて(第2弾)
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・7.救急医療現場における胃アニサキス症(食歴を尋ねよう)
〔key word〕胃アニサキス症、急性腹症、上部消化管内視鏡検査
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・6.カルニチンの作用および欠乏症ーーカルニチン2分画検査の解釈
〔key word〕カルニチン、脂肪酸代謝、カルニチン2分画検査
●フォーラム
子育て中の学会参加
・3.病理医の視点からーー日本病理学会の取り組みとともに
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・日本における死因究明制度の不備が指摘されるようになり、政府として死因究明制度について議論されるようになった。
・千葉大学は法医学教育研究センターを設置するに至り、法病理学、法中毒学、法医画像診断学、臨床法医学、法歯科学、法遺伝学などのさまざまな分野を担う若手研究者が多く所属するようになっている。
・本特集は、主にそうした千葉大学に所属する30〜40代の比較的若手といえる研究者を中心に、日本の法医学の現状や課題を執筆してもらい、次世代における議論を喚起できればと考え編纂したものである。
■ 法医学の新たな展開
・はじめに
・死因究明における法医学の新たな展開ーー諸外国の制度と比較して
〔key word〕死因究明関連2法、調査法解剖、死因究明等推進基本法
・生きた人を診る法医学ーー臨床法医学
〔key word〕臨床法医学、診断書、児童虐待、臨床法医外来、記録
・子どもの死をいかに防ぐかーーチャイルドデスレビュー(CDR)における法医学の役割
〔key word〕チャイルドデスレビュー(CDR)、死亡診断書、死因、法医解剖、法医学
・死後画像も生体の画像もーー法医画像診断学の役割
〔key word〕死後画像診断、臨床法医画像診断、死後CT、死後MRI、児童虐待
・大地震・津波の教訓を生かすーー災害法医学の課題
〔key word〕災害、検視・検案、個人識別、DVI(disaster victim identification)、多数遺体取扱訓練
・法医学における薬物検査のあり方ーー裁判化学講座の復興をめざして
〔key word〕法中毒学、裁判化学、薬物検査、質量分析
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は何を問うたかーー感染症と法医学
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、死因究明制度、感染症疫学、剖検事例レジストリー、公衆衛生学
・死者の情報をいかに社会に還元するかーー異状死体データベース
〔key word〕データベース、異状死、検案、法医解剖、チャイルドデスレビュー(CDR)
●TOPICS
神経精神医学
・ヒューマノイドロボットを用いた自閉スペクトラム症治療の可能性
腎臓内科学
・便秘薬による腎臓病の進行抑制と心血管疾患予防の可能性
細菌学・ウイルス学
・気道上皮組織でインフルエンザ感染を感知する病原体センサーMxAの発見
●連載
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・17.自己免疫疾患発症機構に迫るMHCクラスII分子の新たな機能ーー自己抗体の標的分子としてのミスフォールドタンパク質/HLAクラスII複合体
〔key word〕MHC、HLA、疾患感受性アレル、ミスフォールドタンパク質、Invariant chain分子
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・13.微視的ヘテロ力学場を用いた治療効果増強幹細胞の培養技術
〔key word〕間葉系幹細胞(MSC)、非一様力学場、非定住培養、細胞内部応力
●フォーラム
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・11.夏目漱石IV--過去への囚われ
●書評
・書評『遺伝/ゲノム看護』(有森直子・溝口満子 編著/井ノ上逸朗 医学監修)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・かつてはそれほど注目されていなかった“熱中症”だが、そういえば、いつから熱中症とよばれるようになったのか。筆者が学生のころには、熱射病や日射病という診断名で習った記憶もおぼろげながらある。
・今後、さらなる温暖化、高齢化、貧困化、孤立化による熱中症リスクが高まるなかで、夏期の気象の変化や熱中症の現状分析、的確な診断と有効な治療法について、最新の知見と見解をまとめていただく。
・今回の企画により、熱中症への理解が深まり、それぞれの立場で熱中症の予防・早期発見と発症時の適切な対策が進むことを切望する。
■ 熱中症に立ち向かう -予防と応急処置
・はじめに
・熱中症とは何かーーその病態・本質を知る
〔key word〕暑熱順化、非労作性熱中症、暑熱環境下
・熱中症と気象条件ーー暑熱環境と熱中症搬送者数の傾向
〔key word〕暑さ指数(WBGT)、熱中症、暑熱環境、温暖化
・熱中症の予防
〔key word〕熱中症、予防、水分補給
・熱中症の早期認識と応急処置
〔key word〕重症度分類、積極的冷却、水分補給
・労働者における熱中症
〔key word〕労働者、労作性熱中症、暑さ指数(WBGT)
・古典的熱中症(非労作性熱中症)への取り組み
〔key word〕古典的熱中症、低張性脱水、せん妄
・重症(III度)熱中症に対する集中治療
〔key word〕重症(III度)熱中症、体表冷却法、血管内体温管理療法(IVTM)
・夏期大規模イベントの成功に向けてーー危機管理から熱中症対策を考える
〔key word〕2020年東京オリンピック・パラリンピック、対象者、開催地、開催時間、行政機関、協働体制
・スポーツにおける最新の熱中症対策
〔key word〕運動パフォーマンス、暑熱対策、身体冷却、熱中症予防
●TOPICS
循環器内科学
・STOPDAPT-2: DES留置後のDAPTはいつまで継続すべきか
腎臓内科学
・Nrf2活性化による腎保護への期待
生化学・分子生物学
・腎変性“FSGS”の発症を抑制するTRPC6のカルシウム依存的不活性化機構(CDI)
●連載
老化研究の進歩
・15.フレイルの病態メカニズム
〔key word〕フレイル、身体的フレイル、サルコペニア、認知症
再生医療はどこまで進んだか
・7.iPS細胞を用いた心疾患に対する再生医療
〔key word〕心筋再生治療、iPS細胞由来心筋細胞シート、大量培養法、安全性確保
●速報
・自己フィブリン糊の凍結保存期間による影響ーーとくにトロンビン活性について
●フォーラム
パリから見えるこの世界
・93.COVID-19パンデミック、あるいは「前」と「後」を考える
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●本特集では「検査工程ごとに見る血液検査のピットフォール」と題して、検査前・検査中・検査後の3つの局面に分けて事例を提示し、血液検査の各工程で起こりうるピットフォールとその対策をわかりやすく解説。
●「検査前」は、採血、検体確認、検体処理(血栓止血検査)について「検査中」は、血球計数検査、血栓止血検査、形態検査、フローサイトメトリー検査について「検査後」は、結果報告時、追加測定依頼時について解説。いずれの項目も「事例」→「原因」→「対策」の流れになっているので、順を追って読み進めれば、理解が深まる内容となっている。
【目次】
1.検査前
1)採血
2)検体確認
3)検体処理(血栓止血検査)
2.検査中
1)血球計数検査
2)血栓止血検査
3)形態検査
4)フローサイトメトリー検査
3.検査後
1)結果報告時
2)追加測定依頼時
■Editorial-今月のことば
COVID-19がもたらしたもの
■特別企画
臨床検査技師のための 新型コロナウイルスQ&A
■話題ーNEWS&TOPICS
『赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン』改訂3版のポイント
花粉飛散量の計測と花粉特異的IgE抗体検査
■対比で読み解く 超音波画像と病理組織像
CASE19.肝転移の所見を丁寧に取る(前編)
■基礎講座
消化管寄生原虫類の検査法と同定の要点
■シリーズ 骨・軟部腫瘍細胞診
2.軟部腫瘍1
■わかる! 伝わる! エコーレポートの書き方
4.甲状腺エコー
■FOCUS
CHIP (Clonal Hematopoiesis of Indeterminate Potential)とはー?造血器腫瘍の萌芽であると同時に心血管系疾患の新たなリスク要因
20年ぶりの見直しとなった臨床検査技師の養成カリキュラム
■L・Lの日常
L・Lの日常
■臨床検査Q&A
尿定性検査を行った後,試験紙を浸けた尿で沈渣を見ても問題ないでしょうか
■LABO LIFE-私の仕事・私の明日
肝炎医療コーディネーターとして働く
≪緊急連載 COVID-19≫
【新連載】リハビリテーション医療現場におけるCOVID-19の現状と対策
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●内部障害の過半数は心臓機能障害であり、心血管疾患のリハビリテーションについて質の高いエビデンスも得られているが、その一方でリスク管理の困難さから、リハビリテーションの普及が遅れている分野でもある。
●本特集では、「心血管疾患のリハビリテーション up to date」と題し、心筋梗塞、心不全、心臓外科手術後、先天性心疾患、心臓移植後の5つの病態について、各領域のエキスパートが最新の知見や情報を執筆。それぞれ、急性期、回復期、生活期のリハビリテーションをどのように行うかを解説している。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本号特別企画は2回連載の『やってみよう!スポーツマウスガード』です.近年続いていた大型スポーツイベントに触発され,いままた注目を集めているスポーツマウスガード.今回のPart. 1 ではマウスガードの種類や各種予防効果,清掃方法などについてレビューしていただき,次号掲載予定のPart. 2 ではカスタムメイドマウスガードの製作ステップならびに国内で取り扱いのある器材や材料についてご紹介いただきます.
【目次】
シリーズ 高齢患者への歯科治療戦略を正しく構築するために 1
特別企画 やってみよう! スポーツマウスガード Part.1
特別寄稿 咬合調整ーABCからXYZまで 第2章
特別企画 はじめての歯科訪問診療
巻頭TOPIC 嚥下に関わる舌,舌骨上筋群の加齢変化と関連因子の関係性
歯科医学から見た骨免疫学の重要性ー「骨免疫学が紐解く歯科臨床の分子基盤」を読んでー 5
エンド治療Q&A 2021 5
50年の臨床から紐解く歯周基本治療〜症例で綴る患者さんとの歩み〜 5
矯正治療と全部床義歯臨床の共通点と相違点ー矯正医と補綴医のトークセッション 10
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 7
わかればできる! 実践歯周外科〜歯周組織再生療法編〜 5
最新のエビデンスとコンセンサスに基づく インプラント周囲疾患に対する理解とアプローチver.2021 5
若手歯科医師による欠損補綴の取り組み 2
COVID-19 唾液検査の現状と課題 2
「こんにちは! つのまち歯科です」-「生活の医療」としての歯科を確立するために 5
歯科における色調分析・再現を再考する 15・完
事例に学ぶ歯科保険請求 183
海外アカデミアへの挑戦を終えて スウェーデンから日本へ 5
米国コロナ禍奮闘記〜大学人として考えること〜 2
脳科学から不可解な痛みを考える 10
経済学的視点から歯科業界を読み解く 38
歯とお金にまつわるあれこれ 5
文学を咀嚼する 13
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
・腸管には1,000種100兆個以上とも推定される細菌が生態系を形成し、感染防御、消化管機能の調節、食事性非消化炭水化物の分解や代謝、ビタミン類の産生および腸管上皮に必要な栄養素の供給など生体に重要な役割を担う。
・腸管は最大の免疫器官であり、生体の半数以上のリンパ球が存在し、その種類も多彩である。またシークエンスによる常在細菌の網羅的遺伝子解析が進み、腸内細菌とさまざまな疾患との関連の研究も進められている。
・腸内細菌による免疫応答の仕組みや疾患との関連が解明されることで、これら疾患の病態の理解が深まるばかりでなく、これら疾患の診断、治療、さらには予防法の開発までつながることが期待される。
■ 腸内細菌と免疫
・はじめに
・腸内微生物と腸管免疫細胞の相互関係
〔key word〕腸内微生物叢、短鎖脂肪酸、インターロイキン(IL)-10、制御性T細胞(Treg)、マクロファージ、自然リンパ球
・腸管IgA抗体による腸内細菌制御
〔key word〕腸内細菌、免疫グロブリンA(IgA)、腸管免疫
・腸内細菌とリウマチ性疾患
〔key word〕関節リウマチ(RA)、腸内細菌叢、dysbiosis、Prevotella
・多発性硬化症における腸内細菌研究の進歩
〔key word〕多発性硬化症(MS)、腸内細菌叢、短鎖脂肪酸(SCFA)、メタゲノム解析、酸化ストレス
・腸内細菌と肝臓疾患
〔key word〕腸内細菌、Th17細胞、原発性硬化性胆管炎(PSC)
・がん免疫応答と腸内細菌
〔key word〕腸内細菌叢、大腸がん、Fusobacerium nucleatum、免疫チェックポイント阻害薬
●TOPICS
社会医学
・高齢者における通院中の医療機関数と多剤併用の関連
臨床検査医学
・細胞治療における臨床検査技師の役割
免疫学
・COVID-19における免疫応答の性差
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・16.肝蛭症(肝占拠性病変の鑑別診断のひとつに考えよう)
〔key word〕肝蛭症、肝SOL(space occupying lesion)、hepatic phase、biliary phase、トリクラベンダゾール
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・15.循環器関連疾患の遺伝学的検査
〔key word〕マルファン症候群、血管型エーラス・ダンロス症候群、先天性QT延長症候群、遺伝性出血性末梢血管拡張症、遺伝カウンセリング
オンラインによる医療者教育
・2.COVID-19パンデミック下の解剖学実習:オンラインバーチャル実習のち御遺体解剖
〔key word〕オンラインバーチャル解剖学実習、対面式解剖学実習、コンピュータベース学習
●フォーラム
子育て中の学会参加
・8.内科医の視点から
●速報
・大監医における夏期取り扱い例では腐敗を伴う孤独死によって熱中症死亡を過小評価している
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・災害医療活動の目的は防ぎえる災害による死亡を低減することにある。災害により発生した患者の救命が注目されてきたが、東日本大震災以降、災害により医療継続困難になった患者の救命も重要な目的と指摘された。
・できるだけ多くの傷病者にできるだけ早く安定化治療・根本治療を行うこと、入院患者への医療を継続することが必要である。この2つの目標を果たすためにも、まず病院の機能保持・拡充を行うことが重要である。
・本特集では災害医療対応の最前線として、病院支援の考え方が整理された過程を紹介し、体制の確立のために必要な情報、物資支援や病院避難、復興支援などの活動、COVID-19対応の実際について、最新の知見を紹介する。
■ 災害医療対応の最前線 -近年の災害対応からの教訓
・はじめに
・日本の災害医療対応の変遷
〔key word〕災害医療、災害派遣医療チーム(DMAT)、災害拠点病院、災害医療コーディネーター、広域災害救急医療情報システム(EMIS)、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震
・被災地情報を集約する情報システムの最前線ーーSIP4DとD24H
〔key word〕基盤的防災情報流通ネットワーク(SIP4D)、災害時保健医療福祉活動支援システム(D24H)、情報システム、災害支援、支援チーム
・災害時診療情報管理の最前線ーー災害診療記録/J-SPEED
〔key word〕災害診療記録、J-SPEED、J-SPEED+、J-SPEEDオフサイト解析支援チーム、Emergency Medical Team Minimum Data Set
・医療機関へのライフライン支援最前線
〔key word〕ライフライン、医療機関、補給、広域災害救急医療情報システム(EMIS)
・病院避難の最前線
〔key word〕病院避難、建物倒壊、耐震化、被災病院の行動指針、ハザードマップ
・災害時における診療所復興支援ーー困りごと解決型支援を目指して
〔key word〕診療所復興支援、寄り添い型支援、リスト化
・新型コロナウイルス感染症のクラスター対応と災害対応は違うのか?--ALL Hazard対応に向けて
〔key word〕災害派遣医療チーム(DMAT)、PCR、コロナウイルスクラスター対応チーム(C-CAT)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●TOPICS
小児科学
・先天性心疾患に対するカテーテルインターベンションの進歩:卵円孔開存と未熟児動脈管開存
加齢医学
・加齢とエピジェネティクス:新しい取り組みーーエピジェネティック時計
神経精神医学
・多文化間精神医学ーー在日外国人や海外在留邦人のメンタルヘルス支援
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・8.糞線虫症(渡航歴や居住歴、いつ・誰に・どのように聞きますか?)
〔key word〕糞線虫、自家感染、過剰感染症候群、奄美・沖縄諸島、渡航歴・居住歴
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・7.アミノインデックス
〔key word〕アミノ酸分析、アミノインデックス、がんスクリーニング
●フォーラム
日本型セルフケアへのあゆみ
・11.新型コロナウイルスの検査について知っておきたいこと
子育て中の学会参加
・マンパワーの子育て:育児は母親限定ではないーーリハビリテーション科医の視点から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●CR2020年7月号で「心血管疾患のリハビリテーションup to date」を特集してから2年余り、「循環器病対策推進基本計画」と「脳卒中と循環器病克服第二次5カ年計画」が策定され、9年ぶりに「心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン」が改訂されるなど、状況が大きく変化した。
●そこで本特集では循環器疾患のリハビリテーショントピックスとして、これらの最新知見と最近特に注目される肺高血圧や末梢動脈疾患のリハビリテーション、さらには今後発展が期待される電気刺激の効果をテーマに取り上げた。
●新時代の循環器疾患のリハビリテーションが患者や社会に対して果たすべき役割や、どのように変化に対応していくべきかを考えるにあたり欠かせない最新知見が揃った一冊。
【目次】
総論:「循環器病対策基本法」,「循環器病対策推進基本計画」,「脳卒中と循環器病克服第二次5ヵ年計画」とリハビリテーション
心血管疾患におけるリハビリテーションに関する新しいガイドライン
コラム:肺高血圧と心臓リハビリテーション
回復期リハビリテーション施設における心臓リハビリテーション
コラム:末梢動脈疾患と心臓リハビリテーション
遠隔心臓リハビリテーション
コラム:悪液質と心臓リハビリテーション
■連載
巻頭カラー 症例でつかむ!摂食嚥下リハビリテーション訓練のコツ
12.頭頸部がんに対する前舌保持嚥下訓練のコツ
ニューカマー リハ科専門医
岡田(濱中)薫佳
パラアスリートに聞く パラスポーツとの出会い
第4回 里見紗李奈選手(バドミントン)
新型コロナウイルス感染症とリハビリテーション医療
10.リハビリテーション病棟におけるCOVID-19クラスター対応と対策
知っておきたい神経科学のキィワード
8.内部モデル
リハビリテーションスタッフがかかわるチーム医療最前線
18. 富山大学附属病院リハビリテーション部
リハビリテーションと薬剤
16.リハビリテーションでよく処方される薬剤とその副作用:6ヒスタミン受容体拮抗薬
リハビリテーション医療におけるACP-治らないかもしれない障害をもつ患者に対応するー
5.高次脳機能障害
回復期・生活期リハビリテーション医療に必要な内科的管理
7.パーキンソニズム・めまい
慢性疼痛のリハビリテーション
7.運動器慢性疼痛に対するリハビリテーション医療
リハビリテーション医学・医療と私
第6回 私がリハ医になった(転科した)理由とリハ栄養との出会い〜ほんとはリハ医になるつもりはなかったのに〜
臨床経験
インコボツリヌストキシンA(ゼオマイン®)を使用してA型ボツリヌス製剤800単位で両上下肢に同時使用した脳卒中後四肢痙縮の1例
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に猛威を振るい、医療機関ではさまざまな対応を余儀なくされ、刻々と状況の変化する中、指針なき未知の状況に対応すべく、方向を模索する日々が続いている。栄養部門においても、COVID-19 をどのように理解し、対策を図り、そして業務を継続していくか、現場では検討と実践が重ねられている。
●本特集では、この1年、栄養部門として、また教育の現場も含め、COVID-19 にどのように対応してきたのか、現状と課題から今後の展望まで、実際の対応例を踏まえた最新事情を紹介する。
●また、続く次号(2月号)の【後編】では、疾患としてのCOVID-19 に焦点を当て、診療の現状や他の慢性疾患との関わり、栄養療法の最新知見など、栄養管理・栄養指導に資する情報についても解説。
・1998年の自殺の急増以降、その対策についてさまざまな分野の論説を目にするようになった。日本の動向はかねてより経済状況との連動が特徴で、1983年ごろのピークも中高年男性の増加で説明される。
・COVID-19パンデミック以降の様相はこれまでとは異なり、まさに“新たな局面”を迎えた。キーワードは“女性”、そしてパンデミック以前、急増後の対策が効果を発揮するにつれ課題となった“若年者”とされる。
・自殺の要因は多岐にわたる。多方面からの専門家による解説は、施策の最大特徴である“総合”対策に資することが期待される。本特集が“新たな局面”にあるわが国の現状と、今後の対策に向けた知識集となることを願う。
■ 自殺の予防と危機・救急対応 -新たな局面を迎えた日本の自殺対策にどう対応するか 10月第1土曜特集
・はじめに
●総論ーー救急医療に求めること
・グローバルな視点から見た日本の自殺未遂者対策ーー救急医療に求められる課題
〔key word〕自殺未遂者対策、登録データベース事業、自殺対策拠点病院、HATプログラム
●自殺予防研究の動向
・診療報酬化された自殺予防医療ーーアサーティブ・ケース・マネージメント介入は自殺未遂者の自殺再企図・自傷行為を抑止する
〔key word〕アサーティブ・ケース・マネージメント、自殺未遂、自殺予防、自傷、診療報酬制度
・コロナ禍における自殺の動向と対策
〔key word〕自殺予防、自殺未遂者、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、救急医療
・災害精神医療の観点から
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、自殺予防対策、災害精神医療、コロナ禍
・臨床での活用が期待される自殺の生物学的知見
〔key word〕バイオマーカー、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)、ポリジェニックリスクスコア(PRS)、GTF2IRD1遺伝子
●危機・救急対応の標準化
・精神科救急医療ガイドラインーー自殺未遂者対応
〔key word〕ガイドライン、自殺未遂者ケア、精神科救急、自殺予防、精神科救急学会
・自殺未遂者ケア研修会
〔key word〕自殺未遂者ケア研修会、精神科救急、自殺予防、再企図予防、自殺予防教育
●危機・救急対応の現状
・救急医の視点から
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、標準的初期対応、日本臨床救急医学会「自殺企図者のケアに関する検討委員会」、自殺未遂者ケア研修、PEEC(psychiatric evaluation in emergency care)
・精神科リエゾン医の立場から
〔key word〕精神科リエゾンチーム、自殺企図者対応、精神腫瘍学、院内自殺対策
・PEECと病院前救護活動
〔key word〕病院前救護、自殺危機介入、PEEC、PPST、JEPS-Ex
・精神科入院外医療での危機介入
〔key word〕精神科外来、アウトリーチ、デイケア、地域連携、CMHT(community mental health team)
・受診前相談における自殺が切迫した事例への対応
〔key word〕精神科救急医療システム、受診前相談、トリアージ、危機介入、自殺予防対策
・自殺未遂者の理解と分類
〔key word〕衝動型自殺、うつ病型自殺、虚無型自殺、決意型うつ病
・わが国の自殺対策とコロナ禍のいのちの電話活動
〔key word〕自殺予防対策、いのちの電話、日本いのちの電話連盟(FIND)、ボランティア活動、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・プライマリ・ケア医による自殺予防と危機対応
〔key word〕プライマリ・ケア(PC)、自殺予防、自殺リスク評価、PIPC(psychiatry in primary care)
・自殺対策におけるSNSを活用した危機対応
〔key word〕自殺対策、自殺予防、SNS、相談、危機対応
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・わが国の高齢化率は28.7%(2020年)となっており、世界一の長寿国である。奇しくも2021年から2030年までの10年間を国連、WHOは“Decade of Healthy Ageing”と設定した。
・高齢化はグローバルな現象であり、健康寿命の延伸は世界的な願いであるが、世界一の高齢化率を誇るわが国の果たすべき役割はきわめて大きい。
・超高齢社会のフロントランナーとして医学・医療の領域から提案すべき内容について老年医学・老年学の力を結集すべく、それぞれの分野のエキスパートから重要かつ最新のトピックスを多面的に取り上げていただく。
■ 超高齢社会を支える医学・医療の提案
・はじめに
●総論
・超高齢社会における日本老年医学会の役割
〔key word〕フレイル、老年症候群、高齢者総合機能評価(CGA)、ポリファーマシー
・超高齢社会を支える地域包括ケアシステムとかかりつけ医の役割
〔key word〕地域包括ケアシステムの構築、かかりつけ医の社会的機能、尊厳の保障
・超高齢社会における高齢者の定義の意義
〔key word〕高齢者、准高齢者、エイジレス社会、日本老年学会、日本老年医学会
・21世紀の慢性期医療を考える
〔key word〕慢性期医療、高齢者医療、医療・介護連携、科学的介護
・高齢者の在宅医療の展望
〔key word〕地域包括ケアシステム、多職種協働、地域共生社会、コアコンピテンシー、ポジティブヘルス
・超高齢社会におけるエイジングサイエンスの展望
〔key word〕老化制御、老化細胞、細胞老化、健康寿命、Senolytic薬、細胞老化関連分泌形質(SASP)
●基礎老化研究
・老化制御機構の新展開ーー慢性炎症除去やセノリシス
〔key word〕テロメア、ニコチナアイドモノヌクレオチド(NMN)、セノリシス、慢性炎症、細胞老化関連分泌形質(SASP)
・睡眠と脳内の寿命制御因子
〔key word〕老化、睡眠、記憶固定、老廃物除去、免疫応答、視床下部
・サルコペニアにおけるミトコンドリアの役割
〔key word〕サルコペニア、ミトコンドリア、筋線維タイプ、呼吸代謝機能
・老化ストレス応答研究
〔key word〕老化、ストレス応答、生体防御
・臓器間ネットワークと個体・臓器老化
〔key word〕臓器連関、恒常性、適応修復機構、個体老化、神経ネットワーク
・SASPによる疾病発症メカニズム
〔key word〕細胞老化、細胞老化関連分泌形質(SASP)、セノリティック、セノモルフィック
●認知症
・高齢者の多様な認知症
〔key word〕ATNシステム、非AD型変性性認知症(SNAP)、バイオマーカー
・認知症における修飾可能な危険因子と推奨される介入
〔key word〕認知症予防、認知症、危険因子、多因子介入
・認知症のバイオマーカーーーアルツハイマー病の血液バイオマーカーを中心に
〔key word〕認知症、アルツハイマー病(AD)、ATN、バイオマーカー、血液検査
・認知症とイメージング
〔key word〕アミロイドPET、タウPET、MRI
・認知症のゲノム解析
〔key word〕認知症、ゲノム解析、疾患関連変異
・認知症の人の介護者支援の展望
〔key word〕介護者支援、家族教室、エビデンス、psycho educational intervention(PEI)、集団型・多要素支援(group based multi-component intervention)
・認知症のリハビリテーション
〔key word〕認知症、リハビリテーション、意義、診断、評価
・認知症の権利擁護と地域生活支援
〔key word〕権利擁護、意思決定支援、地域生活支援、独居認知症高齢者、地域共生社会
●フレイル・サルコペニア
・フレイルの概念・診断UPDATE
〔key word〕身体的フレイル、精神心理的フレイル、社会的フレイル、認知的フレイル、オーラルフレイル、後期高齢者の質問票
・サルコペニアの概念・診断UPDATE
〔key word〕サルコペニア、アジアサルコペニアワーキンググループ(AWGS)、四肢筋量、握力、身体機能
・社会的側面からみたフレイル
〔key word〕フレイル、社会的側面、地域支援事業、一般介護予防事業、生活機能
・超高齢者社会の口の機能を支える視点ーーオーラルフレイル
〔key word〕オーラルフレイル、健康寿命、口腔機能低下症
・骨粗鬆症とフレイル・サルコペニア
〔key word〕骨粗鬆症、フレイル、サルコペニア
・フレイル・サルコペニアのバイオマーカー候補
〔key word〕バイオマーカー、フレイル、サルコペニア
・フレイルと介護予防
〔key word〕フレイル、介護予防、運動、社会参加
●高齢者疾患の包括的管理
・高齢者総合機能評価アップデートーー老年病専門医による臨床的観点から
〔key word〕包括的高齢者機能評価(CGA)、基本チェックリスト、DASC、MASA、転倒ハイリスクスコア
・高齢者糖尿病の管理ーー認知機能とADLの評価に基づいたカテゴリー分類による包括的治療
〔key word〕高齢者糖尿病、認知症、ADL、フレイル、認知・生活機能質問票(DASC-8)、包括的治療
・高齢者の二次骨折予防
〔key word〕高齢者、大腿骨近位部骨折、周術期合併症、多職種連携、二次骨折予防
・誤嚥性肺炎予防に向けた包括的アプローチ
〔key word〕嚥下調整食、とろみ、トロマドラー【○R】
・高齢者下部尿路機能障害ーーフレイル・認知機能低下と下部尿路機能障害の関係
〔key word〕下部尿路機能障害、フレイル、サルコペニア、ウローフレイル
・高齢者のポリファーマシー対策
〔key word〕multimorbidity、ポリファーマシー、とくに慎重な投与を要する薬剤(PIM)
・高齢者の外科手術
〔key word〕高齢者、周術期管理、身体的フレイル、精神心理的フレイル
・高齢者に対する脳梗塞治療
〔key word〕心原性脳塞栓症、組織型プラスミノーゲンアクチベータ(rt-PA)静注療法、経皮的血栓回収術、高齢者
・人生100年時代における共有意思決定支援を取り入れた日本のアドバンス・ケア・プランニングの展開ーー対話による多様性重視の社会にむけたACP実践のための教育強化の必要性
〔key word〕人生の最終段階、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)、共有意思決定支援(SDM)
・高齢者の睡眠を考える
〔key word〕高齢者、不眠症、睡眠衛生指導、薬物療法
・高齢者へのワクチン治療
〔key word〕インフルエンザ、肺炎球菌、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、帯状疱疹
・COVID-19禍におけるフレイル・認知症予防
〔key word〕コロナ禍における健康二次被害、コロナフレイル、ハイブリッド型の地域コミュニケーション
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●NSTによる治療効果や経済効果が、医療政策上意義のあるものとして評価をうけ、近年、診療報酬のうえからも、栄養サポートチーム加算の専従から専任要件への緩和、対象病棟の拡大、早期栄養介入管理加算などの加算システムが後押しするかたちで、全国のさまざまな施設に広がっている。
●NSTの取り組みが施設ごとに多様化する中、本特集では「NSTを見つめ直すー取り組みの実際と今後の展開」と題して、急性期から慢性期、在宅、さらに専門病院まで、活動の現状や実際の症例について詳しく紹介。
【目次】
大学病院急性期病床におけるNST-COVID-19症例の栄養管理を通して
二次医療圏におけるNST
回復期リハビリテーション病棟におけるNSTの取り組み
地域包括ケア病棟におけるNST
精神科単科病院におけるNST-NBMとEBMの両立を実践するチーム医療
小児病院におけるNST
がん専門病院におけるNST
高齢者施設における栄養サポートの実態について
在宅医療におけるNST-訪問栄養の実際
●Competition 地域の伝統食からオードブル・デザートまで
第8回「嚥下食メニューコンテスト」
●スポット
スペシャルオリンピックスにおける知的障害者を対象とした栄養相談活動
科学的介護データベース「CHASE」-栄養を中心に
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ
イチゴ
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション D-june
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
生活習慣病の一次予防と健康長寿をめざした栄養疫学研究の展開/静岡県立大学大学院 食品栄養環境科学研究院・薬食生命科学総合学府 食品栄養科学専攻 公衆衛生学研究室
●こんだてじまん
じまんの一品料理 鈴鹿抹茶のバナナケーキーあずき添え/桜の森白子ホーム
●栄養指導に役立つ医薬品の知識
10.静脈栄養法と薬(1)静脈栄養法の基本と輸液の使い分け
●現場発! 管理栄養士のための臨床研究Tips
22.いずれあなたも査読者にー査読者の心得
●Medical Nutritionist養成講座
40.SPN, SEN, SON(補完的静脈・経腸・経口栄養法)
●回答しやすく・分析しやすい 業務に活かせる! アンケート調査のキホンと応用
13.多群の平均値の比較
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
特別編3.適切な栄養価計算のために2
●速報
第35回管理栄養士国家試験 問題
●日本栄養士会医療職域
2020年度政策事業 全国病院部門実態調査(業務量調査)結果速報
自治体病院
全国自治体病院協議会 栄養部会オンラインセミナー報告
精神科病院
新年度にあたり
厚生労働省・消費者庁
新型コロナワクチンの有効性・安全性について・他
●おしらせ
日本食品化学学会 第27回総会・学術大会・他
≪緊急連載 COVID-19≫
【連載第4回】COVID-19の世界での流行状況と国際協力
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●脳損傷者の運転能力の有無、運転免許所持の是非を問う社会的関心が高まる一方、自動車運転が社会参加や社会復帰に必須となる地域が数多く存在することから、運転能力評価にかかわる多職種間で、安全運転に必要とされる一定の基準を共有することが求められている。
●本特集では、「後天性脳損傷者の自動車運転再開に向けた診断と指導」と題して、第一線で自動車運転支援に取り組んでいる執筆陣を迎え、運転再開の基準や、自動車運転支援の実際について詳しく解説。
●運転再開支援に関連する各種制度の理解、自動車運転にかかわる身体機能や高次脳機能、後天性脳損傷者に出やすい合併症、地域における支援の実際などを紹介。
【目次】
特集 後天性脳損傷者の自動車運転再開に向けた診断と指導
緊急連載COVID-19 第4回 COVID-19の世界での流行状況と国際協力
リハビリテーション職種が知っておくべき臨床統計:基礎から最新の話題まで
巻頭カラー リハの現場で役立つ! 目で見る動作・歩行分析
重度障害,重複障害に対する私のリハビリテーション治療経験
脳神経内科領域の診療ガイドラインup date
ニューカマー リハ科専門医
こういう工夫でこんなに変わった! アドヒアランスやコンコーダンスを高めるリハビリテーション
オーストラリアのリハの現場より
筋電図を症例から学ぶ
今伝えたい! 脊髄損傷治療の現状と課題
更生・康?・復健・リハビリテーション
心に残ったできごとーリハビリテーション科の現場から
臨床経験
臨床研究
●「国際褥瘡予防・管理ガイドライン(2019)」をはじめ、褥瘡栄養ケアにおける最新情報やエビデンス、病態・治療の最新知見までを満載した一冊!
●前半では、最新の褥瘡の知識を網羅したうえで、褥瘡予測・予防・治療をベーシック編とアドバンスト編に分けて解説し、新たな褥瘡管理を紹介。後半では、それらの知識を前提として、褥瘡ケアと栄養マネジメント、褥瘡予防・管理と連携、合併症のある褥瘡患者の栄養ケア、褥瘡栄養ケアの事例編を掲載。
【目次】
●褥瘡UPDATE エキスパートのための最新情報と栄養療法
まえがきーウィズ・ポストコロナ時代の最新褥瘡・栄養管理
Part1.褥瘡の基礎知識
1.褥瘡の疫学:実態調査結果をいかす
2.褥瘡の発症機序と関連要因
3.褥瘡の診断と治癒過程
4.褥瘡ケアと医療保険
Part2.褥瘡予測・予防・治療:ベーシック編
5.国際褥瘡予防・管理ガイドライン(2019)
6.褥瘡発生の予測とリスクアセスメント
7.褥瘡予防:最新の体圧分散コンセプト
8.スキンケア
9.リハビリテーションとシーティング
10.褥瘡評価の進化:改定DESIGN-R®2020
11.DESIGN-R®2020:深部損傷褥瘡(DTI)疑い
12.DESIGN-R®2020:臨界的定着(クリティカルコロナイゼーション)疑い
13.褥瘡治療の基礎知識
14.褥瘡治療デバイスの進歩
15.創傷衛生: Wound hygiene
Part3.褥瘡予測・予防・治療:アドバンスト編
16.車椅子アスリートの褥瘡管理
17.医療関連機器圧迫創傷の予防管理
18.スキンーテアの予防と治療・ケア
Part4.新たな褥瘡管理
19.COVID-19患者における圧迫関連創傷の管理
20.分子生物学的手法を用いた褥瘡予測・創部アセスメント
21.機器を用いた新たな褥瘡アセスメント
22.ICTを駆使した次世代褥瘡コンサルテーションシステム
Part5.褥瘡ケアと栄養マネジメント
23.褥瘡ケアの栄養アセスメント
24.褥瘡ケアと栄養療法
25.褥瘡ケアとビタミン・微量元素
26.褥瘡ケアと特定の栄養素
27.褥瘡領域の栄養研究の最新トピックス
Part6.褥瘡予防・管理と連携
28.近森病院の褥瘡ケアとNST介入の効果
29.ICUでの栄養管理における多職種連携(褥瘡・創傷ケアを含む)
30.褥瘡予防・管理におけるリハビリテーション部門との連携
31.在宅褥瘡患者と栄養ケア
32.褥瘡ケアと地域連携
Part7.合併症のある褥瘡患者の栄養ケア
33.慢性腎臓病
34.認知症高齢者の褥瘡治療・予防における問題点と対策
35.エンド・オブ・ライフ期の褥瘡と栄養ケア
36.糖尿病・肥満症を合併した褥瘡患者への栄養ケアとそのポイント
37.下痢/便失禁
Part8.褥瘡栄養ケアー事例編
38.ICU(高度侵襲下)における褥瘡栄養ケアのポイント
39.摂食嚥下障害/口腔ケア
40.回復期リハビリテーション病棟における褥瘡栄養ケアのポイント
41.在宅訪問管理栄養士による褥瘡栄養ケアの実際
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
特集は『歯周病と咬合のドグマを再考する』です.かつて世界中で熾烈な議論が続けられた歯周病と咬合の関係.本特集では,歯周病と咬合に関する議論の変遷と欧米における現在のコンセンサスについて整理していただき,歯周病と咬合について「何がわかっていて,何がいまだはっきりとわかっていないか」をエビデンスベースで提示していただきます.
【目次】
特集 歯周病と咬合のドグマを再考する
特別企画 質の高いデジタルデンタルX線写真撮影への一考
特別寄稿 バーチャルマウント〜早期接触を探知する新発想の咬合検査〜
特別企画 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)から考える日本人の顎顔面,歯列形態
特別寄稿 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と口腔・唾液
巻頭TOPIC 歯科公衆衛生専門医と地域歯科医療・口腔保健
20年経過229症例の予後を考察する 3
根管充填Update 6
続・歯科矯正医が考える矯正治療 3
IOS臨床をはじめよう 3
エビデンスから考える天然歯保存基準 3
歯科口腔保健の新時代 -データからのat a glance 6
若手研究者&臨床家に送る 科学英語論文の読み方・書き方 6
全部床義歯,古典文献への誘い 8
歯科医療のウィングを広げるためにー介護保険の活用と地域での存在価値の高め方ー 2
TOPIC
【新連載】私の歯科医師人生ー「医療変革の時代」を超えてー 1
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 3
医科歯科連携・多職種連携 日本社会に求められる歯科医療の近未来 9
歯科医師が知っておくべき年金の知識〜人生100年時代における賢い年金の増やし方〜 3
経済学的視点から歯科業界を読み解く 48
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち 3
文学を咀嚼する 23
【News & Report】
【Conference & Seminar】