数人のプロデューサー/DJが作った四つ打ちテクノをバックに歌う女の子シンガーのファースト。テクノ・ポップというよりはアイドル系J-POPの趣だが、英語も日本語も歌う甘い声が音にピッタリだ。「STAR FRUITS SURF RIDER」はコーネリアス、「Rock'n Roll Is Dead」はレニー・クラヴィッツのカヴァー。
ソロ・デビュー25周年となる2008年発表のオリジナル・フル・アルバム。エネルギッシュな歌声が心の奥まで響きわたる一作で、今なお輝き続ける彼女の魅力を思い知らされる。
サンフランシスコ生まれで日本を拠点に活動するアーヴィンがさまざまなCDで歌った曲のベスト・セレクション。ダンサブルな音をバックに英語で歌うが、日本語にも聴こえるメロディを編んでいく声だから親しみやすい。「人が夢を見るといふ事」は新録で、彼女が書いた歌詞の和訳付き。
TV『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンゴールド役、徳山秀典が結成したeroicaのファースト・ミニ・アルバム。バリバリのハード・ロックで、ギターの吠え具合がたまらない。徳山のヴォーカルは押しまくるだけでなく、ときに切なさも感じさせ、結構、懐が深い。
参加ゲストが多彩で豪華だ。ブラジルで注目されるヴァネッサの歌声もみずみずしい。素晴らしいゲストたちの情感豊かな歌声を聴けることが本作の価値を高めている。そして、ティルのデリカシーに富んだトランペット。音楽的な奥行きのあるボッサ・アルバムだ。★
2008年6月をもって解散したガールズ・ロック・バンド、中ノ森BANDのベスト・アルバム。これまでに発表したシングル表題曲や、デビュー前に制作した未発表曲「ノックアウチ」などを収録。彼女たちの約4年間の歩みが体感できる。
キャリア初の吹奏楽アルバム。共演のシエナ・ウインドは90年結成以来、クラシック以外でも精力的な活動を続けるオーケストラ。いわゆる大所帯のブラスバンド編成とはいえ、ファンキーな曲を愉快にプレイするビッグバンドとして管楽器ファン以外も楽しめる。
1年7ヵ月ぶり4枚目のアルバムは、彼らの地盤ともいえる『HOME』をタイトルにした力作。タイアップした5曲やヒット曲「お ぼ え て る。」などベスト的な内容に加え、温かなメッセージ性に富んだ曲が並ぶ。初回限定盤DVDには2008年4月の初のホール・ツアーから追加公演の模様を収録。
吹奏楽用にアレンジしたクラシックの有名曲を集めたコンピ盤。全曲ともに、オーケストラ版がDisc2に収録されており、比較ができるようになっているのも大きな特徴だ。
山下達郎のツアーのサポートで集結したのを契機に結成された、土岐英史(sax)、青山純(ds)、佐橋佳幸(g)ほか、名うてのミュージシャンによるバンドの6年ぶりの2作目。モータウン・クラシックを中心に、さすがと唸らせる演奏と歌を収録。竹内まりやが「AIN’T NO MOUTAIN HIGH ENOUGH」で客演。
最高の音で楽しむために!
マキシーン・ブラウンほか、平均年齢71歳になる大ベテラン女性ソウル・シンガー三人組の作品。ソウルやジャズ、ブルースなどの名曲を衰え知らずのディープなヴォーカルとベテランらしい豊かな表現力で歌い上げている。聴くほどに味わい深まる秀作。
橋本徹が監修・選曲するコンピ・シリーズ『メロウ・ビーツ』の番外編。ヴォーカル作品に的を絞った作品で、甘美なビートやジャジィなヒップホップに乗ったセンスの良い歌唱が収録されている。
2008年8月2日、大阪・舞洲の野外特設会場で開催された日本最大のレゲエ・フェスティヴァルの模様を、臨場感そのままに収録。RYO the SKYWALKER、FIRE BALLら豪華アーティストが揃い、10年目のフェスを盛り上げる。