超贅沢なクリスマス・ソング・アルバムである。アラーニャやヘンドリックス、カナワ、ウィーン少年合唱団やロジェー・ワーグナー合唱団など錚々たる演奏者により、耳慣れた曲も格調高く聴こえる。名演揃いだが中でも清楚な「ピエ・イエズ」が印象深い。
ジブリ設立前の作品や本編では未使用曲も含まれているが、満足なアルバムだろう。特筆すべきは(8)。映画『ローズ』でベッド・ミドラーの歌でエンディングに感動的に流れたこの曲が、高畑勲の訳詞・星勝の編曲・都はるみの歌唱で完璧な日本語の曲に生まれ変わった。
島谷ひとみ5枚目のアルバムはなんとベルリン録音。オリエンタルな曲調の(2)(10)もあれば、オーケストラをバックに切々と歌う曲も多く、これまでとは違うクラシック・テイストなアルバムに仕上がっている。13曲中5曲がタイアップ付きというのは相変わらずすごい!
コーネリアスの全米ツアーへの参加や、AI作品への参加などで話題となったエレクトーン・プレイヤー、TUCKERの2ndアルバム。AFRAやマニー・マークも参加した本作、エレクトーンの独特の響きとパンクやヒップホップ、ジャズなどを飲み込んだユニークなサウンドが楽しめる。
映画“007”40周年記念のベスト盤を、2003年3月の最新作公開に合わせてリリース。シリーズのテーマ・ソングを全22曲収録。初CD化となる『ゴールデンアイ』予告編ヴァージョンも。
デビュー10周年のセルフ・カヴァー・アルバム。ファンからのリクエストによって選曲された楽曲を再レコーディングしたこだわりの作品。「Twinkle Million Rendezvous」では、初のストリングの壮大なアレンジをバックにヴォーカルを聴かせるなど多彩な内容で聴かせる。
2000年9月の第1弾以来、さまざまなコンセプトでリリースを続ける《ウルトラアニメユーロビート》シリーズ。集大成として、2枚組ベストを発売。60曲収録でこの価格は、かなりお得。
通称“エクソシストのテーマ”とマリア・マルダーのジャジィな歌声が並ぶ中盤の展開に、なんだかめまいが……。ま、当時のラジオを聞いているようなもの、と思えばこの雑居ぶりにも納得はいく。(2)(10)(18)など、きらびやかな編曲が目立つのも時代性か。
80年代に日本のメタル・シーンをリードした彼らのベスト。ヴィジュアル系ちっくでもある彼らだがロックンロールを基本とした曲は骨っぽさとパーティ・ロックのオメデタサが同居、リアルタイム派にはタマラナク懐かしい。紙ジャケ、未発表曲収録も嬉しい。
このヴォーカルとメロディが、全ヨーロッパを魅了した。イギリスの吟遊詩人/ストーリーテラーにして、稀代のメロディ・メイカー/シンガー・ソングライター、ジェイムス・ブラントがデビュー作品。
廃盤となっていたウーピー・ゴールドバーグ主演の名盤サントラが廉価で再発。ウーピー本人の歌はもちろん、女子高生役で出演していたデビューしたてのローリン・ヒルが歌う聖歌なども収録されている。
世界のマーチを国別、ジャンル別に纏めた“決定盤!マーチ・ベスト・コレクション”シリーズ。吹奏楽や学校の教材として使え、入門編にも最適だ。自衛隊音楽隊による演奏が楽しめる。
夏の浜辺のBGMといった雰囲気のサウンドと角松敏生のボーカル、そしてハワイのFM局KIKIの名物D.J.カマサミ・コングのしゃべりによる構成の、86年のアルバム。のりの良いポップなBGMです。
「カモナ・マイ・ハウス」で戦後の日本ポップスをリードした江利チエミがキングに残したジャズ・レコーディングのコンピ。カール・ジョーンズとの共演が目玉だが、これらの歌が吹き込まれた時期の日本ジャズの高い実力も合わせて窺える。
フィーダーにとって初となるシングル・ベスト・アルバム。ファン待望となる新録曲3曲を含む全20曲を収録しており、彼らの足跡を手軽に楽しむことができる決定版だ。
定番コンピの10周年を記念したオールタイム・ベスト盤。ユーザーの人気投票に基づいたセレクションで、往年の人気曲からマッチョマンやMISAなどの最新ヒット曲までを網羅。粒揃いのダンス・ポップが満載。
「雨オトコ晴オンナ」「彼方へ」「マボロシーン」「パンチライン」の4枚のシングルを収録した長崎出身の2人組の1stアルバム。6曲のタイアップ曲が収録された本作、エッジの効いたサウンドが楽しめる。