怪人二十面相を題材にした映画『K-20』のサントラ。音楽を担当したのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』で、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した佐藤直紀で、フル・オーケストラで奏でられる楽曲は、映画同様に繊細かつ壮大、スリリングに彩られる。
人気トランス・コンピ・シリーズ第10弾にして、2枚組のベスト・アルバム。ティーンエイジャーに人気の高いチューンを中心に、内外のフロア・ヒット曲を厳選収録。ダンス・ミュージックに強いエイベックスならではの充実ぶりだ。
メッセンジャーズ出身の名コンビによる名盤。60年代の『ディッピン』や『ザ・サイドワインダー』に続く一連の名演のひとつ。「スピーク・ロウ」以外はモブレーのオリジナル。初参加のウィントン・ケリーにも注目したい。
ジャズ・トランペッターとして活躍した、それまでのキャリアから大きく方向転換した記念碑的作品。ストリートに目を向け、渋いダミ声で愛や連帯を叫んでいる。バックにはジョー・サンプルなど、70年代を代表するスタジオ・ミュージシャンが集結。
結成四半世紀を経た今尚、現役で転がり続けるロックの王者ローリング・ストーンズ。長い活動史の中に残した代表曲をハイライトで楽しめる決定盤!
“ライフ&リレーションシップ”の副題を冠した前作に続く続編、という体裁。とはいえ発表までに3年を要したマイ・ペースぶりで、シリアスな歌詞も激することなく諄々と歌うのがこの人らしい。トルコの歌姫セゼンが「ザ・キュア」に参加しているのにはびっくり。
2000年リリースの初期ベスト盤がSHM-CDで登場。音質の差を確かめるために買い直すもよし、オールド・ファッションドなパンクやロカビリーからスタートし、独自の美学と音楽性を確立した不世出バンドの入門編として楽しむもよし。若きベンジーの放つオーラは不滅。
ブルーノート移籍第1作が話題を呼んだ、イタリアのジャズ・グループの来日公演の模様を収めたライヴ盤。ジャズの歴史で連綿と受け継がれてきたスピリットを体現するかのような、しかも現代の息吹も充満する、溌剌とした演奏。ハイ・レベルな演奏力にも注目。★
autumn leave's のプロデューサーでもある阿藤芳史のソロ・プロジェクトのデビュー作。女性ヴォーカリストを迎えているほかは、作詞/作曲からトラック制作までのすべてを単独で仕上げており、洗練されたポップなサウンドが万華鏡のように展開される。
再結成を果たした、奥田民生率いるユニコーンの約16年ぶりとなるオリジナル・アルバム。彼ららしいユーモアと高い音楽センスが光る、“今のユニコーンにしかできないこと”にこだわって制作された作品だ。
インターネットのニコニコ動画で話題の、東京出身、22歳のラッパーによるファースト・アルバム。ピアノ音のバッキングが印象的なグルーヴィなナンバーを中心に、ソフトな「When They Cry」やハードな「空想ルンバらっぷ」といった人気作も収録され、クオリティの高い仕上がりといえる。
日本人バンドのPe'zとの絡みでも知られるUKネオ・ソウル歌手の3作目は、本人お気に入りの曲を集めたカヴァー・アルバム。ジョージ・マイケルのソウルフル白人楽曲からディスコ・クラシック、はてはスライ・ストーン曲まで。やはり、しなやかで闊達なキャラが光る。
スウェーデン発の5人組ロック・バンド、マンドゥ・ディアオの5thアルバム。彼ららしいアップ・ビートなロック・スタイルはそのままに、新境地を感じさせるレゲエ・フレイヴァを加味。巧みなギター・プレイも光っている。