「多様な性」を生きる人々が育んできた豊かな歴史や文化を知るために。
原題にある「神々の国」(the Province of the Gods)とは、ラフカディオ・ハーンの著作より引いたものである。ハーンもまた隻眼の人であったが、著者に至っては、身体障害者であり、かつLGBTでもあり、そしてHIV患者であり、さらに日本においてはガイジン(ユダヤ系米国人)として見られ、いわば究極のマイノリティと言っても過言ではない。その著者が、日本では、米国社会にはない不思議な「居心地の良さ」を感じ、その背景に、日本神話の中には「障害を持つ神」がいることに着目する。そして、この印象の深層を掘り起こすため様々な人々と出会い、全国各地を訪ね歩く。しかしそれは、人生最大の苦難に遭遇し、深い暗闇の中から抜け出すための、癒しの旅でもあったのだ。究極のマイノリティによる日本印象記。
「セクシュアリティの悩みが原因で、自分らしく働くことをあきらめたくない」本書はそんな思いをもつ方のための一冊です。LGBT就活生・転職者から実際に寄せられたリアルな不安に対する向き合い方と解決策をわかりやすく丁寧に解説します。LGBTの気持ちに寄り添い、理解するにあたって人事・採用担当者、チームリーダー、キャリアセンター職員などにとっても必読です。
世界のアートの最新トレンドをいつも敏感な読者にお届けする美術情報・批評誌特集
GENDER IS OVER!?
性をめぐるアートと想像力
現代を生きる私たちは、性に関する思い込みから、
どれだけ自由でいられるだろうか?
近年LGBTという言葉が広く知られるようになり、
女性や性的マイノリティに関する施策を進める企業も増えてきた。
いっぽうで世界各地での保守主義の台頭や、
SNS上での性差にまつわるトピックの炎上も目立つ。
そんないまこそ、アートをとおして、
ジェンダーやセクシュアリティについて改めて考えてみたい。
固定的なジェンダー規範には別れを告げながら、
いっぽうで「ジェンダー論なんてもう古いんじゃない?」という声には、
「本当にそうかな?」と疑問を投げかける。
私たちの性に関する考えを、揺るがし、広げ、ときに脅かし、
勇気づけてくれる、そんなアーティストたちの作品や表現を紹介する。
カミングアウト、同性パートナーシップ、SOGI、セクシュアル・マイノリティー気持ちに寄り添い、理解する。
「知らないことだらけ」から出発した“自称ALLY”の著者が、サンフランシスコの友人のにじいろファミリーとして生きる姿に惹かれて、もっと知りたい!と、話を聞きはじめました。日本とサンフランシスコで聞いた、さまざまな人生の話を胸に、いま、感じていることとは。
男性として扱われることに違和感を覚えるも、女性として生きたいわけでもないと思い悩む凛。ゲイというセクシュアリティを自分自身で受け止めることができず、何事にも否定的になり、周囲に嫌がらせをしてしまう輝。転校生のさやかは正義感が強いレズビアン。寡黙な優等生タイプの智史、明るくフェミニンな雰囲気オープンリー・ゲイの虹太、明るく優しい性格が魅力の陽菜。ここにいるのは、自分自身に正直であろうとし、そして誰も傷つけたくないと葛藤するティーンたちばかり。友人への告白(カミングアウト)、初めて見つけた理解者や仲間たち、彼らとの適切な距離を保つことの難しさ、そして常にある自分自身との葛藤。悩んだ末に決断した海外留学。コミック、エッセイ、資料集で、若いLGBTQ+について、知る、学ぶ、応援する1冊。
「死んだ娘と生きた息子のどちらがいいですか?」子供を騙して性転換手術を迫り、親を脅すジェンダー専門家。人生をメチャクチャにされた人々の苦悩。悪だくみがこの国を襲う。立ち上がれ、日本人!
日本古代の史料にはLGBTQの記述がこんなにある!?天皇のお気に入りたちの逸話集&平安初期までの史料を網羅。
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20人に1人がLGBTといわれるこの時代に、自分の「性」と向き合うということ。6人のティーンが語る、LGBTの心と体の遍歴。