別居中の夫との関係に苦しんでいた泉は、両親との関係に悩み、命を絶とうとしていた千代子と出会う。戸惑いながらも、お互いをかけがえのない存在だと気づいたふたりは、泉の一人息子・草介を連れて、星がきれいな山里「マチュピチュ村」へと駆け落ち。新しい生活が始まるー。特別なようでいてどこにでもいる、温かな家族の物語。
最近よく見かける「LGBT」という言葉。メディアなどでも取り上げられ、この言葉からレズビアン、ゲイの当事者を思い浮かべる人も増えている。しかし、それはセクシュアルマイノリティのほんの一握りの姿に過ぎない。バイセクシュアルやトランスジェンダーについてはほとんど言及されず、それらの言葉ではくくることができない性のかたちがあることも見逃されている。「LGBT」を手掛かりとして、多様な性のありかたを知る方法を学ぶための一冊。
“友情と恋愛の「好き」の違いがわからない。”“職場で自分がハラスメントしていないか心配。”“教室での生徒の居心地をよりよくしたい。”イマサラ聞けないLGBTQ+のギモンに答える入門書!
娼夫として過ごした7年間、ずっとみつめてきた。めまぐるしく変わる欲望の形、そして身体だけでつながる性愛の意味をー。
NHK教育テレビで放送中の福祉番組「ハートをつなごう」では、「性同一性障害」「ゲイ/レズビアン」「LGBT」と、2006年から4年間にわたって、性に関するシリーズを継続的にお届けしてきました。性の多様性について考えることは、「普通」について考えることにつながっています。
自分の居場所を探す人、誰かの居場所をつくりたい人へ。約40名のLGBT+のインタビューを収録!
「ジェンダー平等」がSDGsの目標に掲げられる現在、大学では関連の授業に人気が集中し企業では研修が盛んに行われているテーマであるにもかかわらず、いまだ差別については「思いやりが大事」という心の問題として捉えられることが多い。なぜ差別は「思いやり」の問題に回収され、その先の議論に進めないのか?女性差別と性的少数者差別をめぐる現状に目を向け、その構造を理解し、制度について考察。「思いやり」から脱して社会を変えていくために、いま必要な一冊。
千景とまゆ子。高校の同級生である二人は十年ぶりに再会し、思いがけず一緒に暮らすことになる。薬剤師の千景は、定年退職した大学の「先生」の元を訪れては、ともに線虫の観察をする日々。スナック勤めのまゆ子は、突然訪ねてきた「先生」の孫と、カタツムリの飼育を巡り、交流を深めてゆく。そんな中、高校時代の友人の結婚式が近づき、二人はかつての自分たちの「深い関係」と「秘密」とに改めて向き合うことになる。そして…?「生」と「性」のままならなさを印象的にすくい上げるデビュー作。第40回すばる文学賞受賞作。
いわゆる「パワーハラスメント防止法」が二〇一九年に成立し、あらゆる企業がLGBTに関するハラスメント対策をとり、プライバシー保護の対応を行うことが義務化された。しかし、未だLGBTに関わる政治家の失言やネットでの炎上事例は後を絶たない。本書では「よくある勘違い」を多くの実例をもとにパターン分けし、当事者との会話において必要な心構えを紹介。また、職場における実務面での理解も促す構成となっている。知っているようで知らない、LGBT「新常識」がここにある。
カミングアウト、同性パートナーシップ、SOGI、セクシュアル・マイノリティー気持ちに寄り添い、理解する。
恋愛における変なルール、個性を尊重するわりには、厳しい校則、どこからどこまでが友達なの?性の多様性について考えることで、私たちを取り巻く「当たり前」から自由になれる。
「LGBT」ってホントにクラスに1人いるの?どの子がLGBTか見た目でわかるの?じぶんの態度が子どもを遠ざけているの?LGBTの子がいる。どうしたらいいの?LGBTの子にどんなアドバイスを送ればいいの?一人ひとり性は違っていい。子どもの安心のために、親・先生が知っておきたい、実践したいこと。
左翼運動の変形としてのLGBT運動では社会変革はできません。あえて急進的LGBT活動家が触れたがらない不都合な真実もあぶり出し、保守の立場からの新しいLGBT論を提唱する。カミングアウトした元参議院議員による魂の告白。
今や、最先端の経営課題!性的マイノリティと共に気持ちよく働く職場づくりのための、初のハンドブック!
LGBTは、20人に1人いるといわれています。学校生活、友だち関係、いじめ、将来への展望、カミングアウトなど、LGBTの子どもたちは、毎日、不安に押しつぶされそうになりながら生活しています。子どもたちとかかわるすべての大人に知ってもらいたい、LGBTの子どものこころに寄り添うための本。
ゲイ能力を身につければあなたも超ハッピー。
「スカートなんて着られない!」「男の子が気になるのはなぜ?」「ありのままの私じゃいけないの?」1クラスに2〜3人いるといわれるLGBT。子どもたちに寄り添うための本。
20人に1人がLGBTといわれるこの時代に、自分の「性」と向き合うということ。6人のティーンが語る、LGBTの心と体の遍歴。