紀伊國屋じんぶん大賞2022 第2位!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2024年韓国語版出版決定!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※本書の定価は、2,600円+税となります。
※全国の書店にて、定価でのお取り寄せ購入ができます。
世界を知り、無知を知り、人間を知る。
偏見を助長してきた言葉や文脈を更新し、日本で流通してきた「LGBTQ+」情報の空洞を埋める希望の書。
彼らは世界で何が起きているのかをほとんど知らない。日本で流通している日本語だけの情報で満ち足りて、そこから出ることも、その外に世界が存在することも考えていない。日本の世間は日本語によって護られているつもりで、その実、その日本語によって世界から見事に疎外されているのだ……。
──第4章「クローゼットな言語」より
〈推薦文〉
頭が沸騰した。アメリカの「LGBTQ+」百年の歴史の豊饒を受け止めた著者の目に、すべての私たちの未来が映っている。
──池田香代子(翻訳家)
どのような過去が、現在を作り上げてきたのかーー。蓄積と切り離された、安易な現状肯定は、手痛い揺り戻しを招きかねない。日本とアメリカを行き来し、各コミュニティの内と外を見てきたジャーナリスト。彼だから描ける、歴史と、その先。
──荻上チキ(評論家)
この本にあふれる愛は、日米を問わぬ遍きマイノリティへの讃歌でもある。小さき者たちがこの半世紀、歯を食いしばってクリエイトしてきた歴史や文化を再発見した。
──津山恵子(ニューヨーク在住ジャーナリスト)
以前、島根県隠岐之島に歌いに行った時に頂いた小学生からの手紙に、「うまれてはじめてオカマさんをみました」と書かれていた。その時感じた素直さと違和感。その間を埋めるものがこの本にはある。
──中村 中(歌手・役者)
本書は厳密な意味で、「ゲイ」の歴史学であり、社会言語学であり、政治学であり、社会学であり、哲学だ。一つの視座から捉え切れない全体性を描き出している。最後に著者は当事者として一つの公式に到る。恋愛=ヘッセ的友愛+贈与としての性行為。友愛の力を欠けば、恋愛を持続することも差別せずにいることも不可能だ──僕は全面的に賛同したい。
──宮台真司(社会学者)
今や、最先端の経営課題!性的マイノリティと共に気持ちよく働く職場づくりのための、初のハンドブック!
LGBTの子どもの悩みをキャッチできる先生になる、親になる。
もくじ
◆「LGBTフレンドリー」チェックシート
第1章 LGBTってどんな人びと? いまさら聞けない10のギモン
◦ 同性を好きになるって、どのような感じでしょうか?
◦LGBTは先天的なものですか? それとも後天的なものですか?
◦同性を好きになることは、思春期の一過性なものでしょうか?
◦LGBTは治療すれば治るのでしょうか?
◦LGBTの人は、まわりにいないと思うのですが……?/ほか
第2章 LGBTの子どもたちの悩みごと
◦性別違和のめばえ
◦「同性が好きな自分」が怖い
◦トイレに入れない、更衣室で着替えられない
◦およそ7割がいじめや暴力を経験している
◦教師のホモネタ発言でいじめがひどくなる/ほか
第3章 教師・大人ができること
◦「ホモネタ」やいじめのサインを見逃さない
◦カミングアウトはされる側も動揺する
◦まずはプライバシーを守る
◦保護者の理解を得るようにはたらきかける
◦子どもたちが安心するアドバイス/ほか
第4章 大人へのインタビュー LGBTの子どもと向き合う
◆息子からゲイであることを打ち明けられた清水尚美さん
(NPO法人「LGBTの家族と友人をつなぐ会」理事)
◆子どもたちの性へのギモンに答え続けてきた徳永桂子さん
(思春期保健相談士)
第5章 もっと知りたい方へ
◦日本にLGBTに関係する法律はありますか?
◦LGBTの問題について国連ではどのような取り組みがされていますか?
◦トランスジェンダーが受けられる医療行為にはどのようなものがありますか?
◦LGBTについて児童・生徒にどのように教えればよいでしょうか?
付録 今日から使える! LGBT対応のための資料集
●中・高生から実際にでた質問に答えるQ&A形式
●章末のコラムで基礎知識も身につき、入門書として最適
●当事者はもちろん、周囲の人たちの理解にも役立つ
●学校図書館・保健室・相談室等に必備の本。相談先一覧付
●女子だけど、男の子のおもちゃが好きなのはなぜ?/男の人がカッコイイと思うのはゲイだから?/バイセクシュアルって、男と女、同時につきあえるの?/同性愛って、思春期の一時的気の迷い?/彼氏から「女の子になりたい」と言われてびっくり!?/進学時に性別を届け出で変えることはできる?/「オネエ」って、ゲイなの?
第1章 「ふつう」って、なに??
第2章 これってLGBT?
第3章 恋愛あれこれ
第4章 将来のこと
第5章 カミングアウト
最近よく見かける「LGBT」という言葉。メディアなどでも取り上げられ、この言葉からレズビアン、ゲイの当事者を思い浮かべる人も増えている。しかし、それはセクシュアルマイノリティのほんの一握りの姿に過ぎない。バイセクシュアルやトランスジェンダーについてはほとんど言及されず、それらの言葉ではくくることができない性のかたちがあることも見逃されている。「LGBT」を手掛かりとして、多様な性のありかたを知る方法を学ぶための一冊。
LGBTって何? もしも自分や友だちがLGBTだったら? こころの性とからだの性って? さまざまな性のあり方を伝える一冊。
自分の居場所を探す人、誰かの居場所をつくりたい人へ。約40名のLGBT+のインタビューを収録!
二〇〇九年、オバマが「チェンジ」を合言葉に登場。医療保険、同性婚支持、移民政策において、平等化への歴史に新たな一ページを刻んだ。八年後、トランプも「チェンジ」を訴えて登板した。「チェンジ」の価値化こそは、アメリカ文化の柱だ。しかし、どのような「チェンジ」か。本書は、アメリカの社会変革の原動力として、人種、移民、女性、LGBTの平等化運動を取り上げ、政治、経済、社会、文化の歴史的変化を見る。そして、トランプ政権による揺り戻しと、反動への抵抗勢力の激突を描き出す。
しだいに大人の体に変化するころは、体も心も大きく揺れ動くことがあります。自分の体や性について迷ったり、人とは違う事を悩んだりしたことがありますか? この本では多数派や一般論にとらわれない、性のあり方、恋愛観があることを知ることができます。心と体の関係、性の多様性を理解することで、人間本来の持つ豊かな心を育み、自分や友だちの個性を受け入れていく本です。
LGBTにまつわる基礎的な知識を、はじめて学ぶ人にも理解しやすいようにまとめた書籍です。「性自認」「性的指向」といった基本的な用語解説のほか、カミングアウトや学校教育、当事者の健康、法律上の問題、地自体の取り組み、市民生活など、さまざまなアプローチからLGBTについて論じています。
プロローグ 「性」は多様
第1章 自分の性はどう伝える? 周りはどう受け止める?
第2章 どうしたら学校は過ごしやすい場所になる?
第3章 性的マイノリティの心と体の健康
第4章 性的マイノリティをとりまく法律上の問題を考える
第5章 自治体の取り組みと課題
第6章 社会生活ではどんな問題が起こっている?
第7章 生物学的性別も男女の2つでは語れない
第8章 未定
特別編 LGBTについて調査・研究するとき
エピローグ LGBT言説のその先
体育やプール、制服、学校行事、友だち関係、カミングアウト……
LGBTの子どもたちにとって、日常生活の中にもたくさんのつらい場面や不安な要素があります。
そんな時、身近に一人でも相談できると思える人がいることが何よりも力になります。
教育に携わる人はもちろん、子どもとかかわるすべての大人に読んでもらいたい1冊です。
2015 年、文部科学省が出した通知を契機に、「『性的マイノリティ』とされる児
童生徒に対する相談体制等の充実」として「適切な生徒指導・人権教育等を推進
すること」が求められるようになりました。けれど現場では「具体的に何から始
めたらよいか」「ちょうどいい教材が見つからない」という悩みが続いていました。
本書では、マンガで様々な場面を想定することによって、子どもたちの発言を引
き出しやすく工夫したワークシートを開発しました。コピーして授業にすぐに使
えるうえ、授業づくりに役立つ「話し合いのポイント」と「解説」が付いています。
道徳・特別活動(学級活動)・総合的な学習の時間で使える.
小学校から高校まで、各年代に合わせたセクシュアルマイノリティ授業用のパワポ資料やワークシートをCD-ROMに収録。資料はテーマごとに分かれているため、生徒の理解度に合わせて使用することができます。さらに、研修などにも活用できる教職員向けのパワポ資料も収録しています。
近代以降、同性愛は文学の中でどのように表現されてきたのだろうか?
BL、百合という文脈で語られると共に、一方でLGBTQを考えるための文学としても着目されている同性愛文学。
森鷗外、三島由紀夫、田村俊子、吉屋信子ら近代文学の作家から、松浦理英子、吉田修一、山崎ナオコーラ、村田沙耶香、綿矢りさら現在進行形の作家まで紹介し、明治から平成までの文学史の一側面に光を当てた一冊。
はじめに 同性愛をめぐる二つの「自由」
序章 問題と方法ー日本の同性愛文学と「LGBT」
第一章 「同性愛者」以前
第二章 「同性愛者」の誕生ー三島由紀夫という分水嶺とその後
第三章 女性同性愛の文学
第四章 間奏 稲垣足穂と森茉莉ー二つの抽象
第五章 同性愛文学の現在、あるいは「同性愛者」後の同性愛文学の可能性
終章 新たな「自由」へ
おわりに
『女の子になりたい男の子LGBTって何?』は、第2回絵本出版賞優秀賞受賞作品
セクシュアリティの悩みが原因で、
自分らしく働くことをあきらめないための一冊
セクシュアリティの悩みは人に相談しづらい。
だから、なおさら一人で抱え込みがちです。
近くに相談できる人がいれば良いですが、そうでない方も多いでしょう。
本書はそんな方のために書かれました。
「セクシュアリティを隠しても大丈夫?」
「カミングアウトしても内定取消にはならない?」
「どのような身だしなみで面接に臨めばいい?」
「働きやすい職場のつくり方は?」
などなど、LGBT就活生・転職者から寄せられたありとあらゆる悩み、全62個について
月間利用者数35万人超の就活・転職サービス「JobRainbow」代表の星賢人が
わかりやすくお答えします!
資生堂、ソニー、ソフトバンク、P&Gジャパン、freeeなど18社の取り組みも紹介。
就活生・転職者は、この一冊を持っていれば安心です。
LGBTが就労時や職場で抱える気持ちに寄り添い、理解するにあたって
採用人事担当者、マネージャー、キャリアセンター職員などにとっても必読です。
【目次】
1 就活・転職の基礎知識ー思い立ったらはじめよう
2 自己分析ー自分を知って未来を描こう
3 業界・企業分析ー自分に合った企業を見極めよう
4 インターンシップー職場のリアルを知ろう
5 エントリーシートー読みやすく書いて通過しよう
6 面接ー自分の言葉で伝えよう
7 内定ーゴールではなくスタートととらえよう
8 入社後ー働きやすい職場をめざそう
特別付録 LGBTフレンドリーな企業紹介
【著者紹介】
星賢人(ほし・けんと)
株式会社JobRainbow CEO。1993年生まれ。
東京大学大学院情報学環教育部修了後、
「全てのLGBTが自分らしく働ける社会の創造」を目指して起業。
現在は35万人超のユーザーを抱える就職支援サービス
「JobRainbow」を運営。全国の大学や企業で多数の講演会を
行うかたわら、日経新聞で記事を連載中。
Forbes 30 under 30 Asia 2018のSocial Entrepreneurs部門で日本人として唯一選出。
板橋区男女参画審議会委員。孫正義育英財団正財団生。
NHK「おはよう日本」、朝日新聞「ひと」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、
フジテレビ「ホウドウキョク」など多数メディアに出演。
「“知らなかった"と“知ってるつもり"が“知って良かった"に変わる、必読の一冊です」--小島慶子氏(エッセイスト)推薦!
いわゆる「パワーハラスメント防止法」が二〇一九年に成立し、あらゆる企業がLGBTに関するハラスメント対策をとり、プライバシー保護の対応を行うことが義務化された。
しかし、未だLGBTに関わる政治家の失言やネットでの炎上事例は後を絶たない。
本書では「よくある勘違い」を多くの実例をもとにパターン分けし、当事者との会話において必要な心構えを紹介。
また、職場における実務面での理解も促す構成となっている。
知っているようで知らない、LGBTの「新常識」がここにある。
◆目次◆
序章「性の多様性」についての基礎知識
第一章「LGBT」へのよくある勘違いーネガティブ編
第二章「LGBT」へのよくある勘違いー一見ポジティブ編
第三章「LGBT」に限らないよくある勘違い
第四章「SOGIハラ・アウティング防止」法とは
第五章 LGBTをめぐる「人事・労務制度」
巻末付録「パワハラ防止指針」
◆著者略歴◆
神谷悠一(かみや ゆういち)
一九八五年岩手県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
労働団体の全国組織本部事務局を経て、現在は約一〇〇のLGBT関連団体から構成される全国組織、通称「LGBT法連合会」事務局長。
松岡宗嗣(まつおか そうし)
一九九四年愛知県生まれ。明治大学政治経済学部卒。ライター。政策や法制度などのLGBT関連情報を発信する一般社団法人fair代表理事。