顔にのぞく日本文化の深層-仏像や能面、肖像画、浮世絵等を手がかりに、日本人の隠された人生観や時代精神を感性豊かに読みとく斬新な日本文化論の誕生。
大革命、ナポレオンの登場。新古典主義のダヴィッドとアングル。ロマン主義のジェリコーとドラクロワ。バルビゾン村のルソー、ミレー、コローなど印象派の先達たち。19世紀フランス美術の華麗なるダイナミズム。さらに、ルーブルの全史と未来、コレクションの歴史、名品の由来などを満載。
気候、風土、人種、政治、経済…、そして飢餓や人種差別といった今日的社会問題まで、多くの変数を抱えながら不断に動くアフリカ。しかし、多くの日本人にとって、そこは未知の大陸である。ここでは豊富なフィールド・ワークにもとづく複眼的な視座から、自然と人と文化の関わりを核に、多様性に満ちたアフリカの全体像を論究する。変わりゆく“新しいアフリカ”を正しく理解するための待望の入門書。
進歩主義を指標とした戦後日本のイデオロギーに批判の矢を放ち、「豊かさ」と「等しさ」を実現した高度大衆社会の虚妄を鋭く問いただす。
炳霊寺、麦積山、龍門、鞏県、神通寺…。4世紀からほぼ1000年にわたって黄河とその流域の石窟寺院に穿たれた仏たち。仏教文化東漸の道すじを辿る。