ゆかりの各地を訪ねて今に残る風景や暮らしを見つめ、良寛・一休の実像に迫った紀行文学の名作二篇を収録。貧困や腐敗が横行する現世を飄々と生きながら、人々の心をとらえて離さない和尚たちの葛藤や心のつぶやきを海鳴りの浜辺で、古堂の軒先で、街路のかたすみで聞く。
英語ができるからって、安心できない!真の国際人になるための秘訣がぎっしり詰まった著者渾身の書。
ウルバニがウイルスと遭遇した3月3日から、タイ・バンコクで死亡するまでの27日間に何があったのか取材。ジュネーブ、マニラ、アトランタ、世界各地でウルバニのメールを受け取った関係者にインタビューを試みた。また、当時現場に居合わせた医師や看護師、ウルバニと激しく対立したベトナム保健省の幹部、ウルバニを支え支援したWHOの職員、そして遺族から証言を得た。インタビューに応じてくれた方々は、世界7か国47人にのぼった。本書はその記録である。
田舎に転校した少年佑介は、森に犬二匹と住むモーガン先生と出会った。先生との交流の中で、自然環境に関心を持つようになった佑介は、先生の故郷イギリスのウェールズ地方を訪れたが…。ふたりの心の触れ合いを描いた、入魂の感動作。
小学校レベルなら、今でもデキて当たり前?単位や数え方、比例、図形から、なつかしい仕事算まで、普段の生活に密着した設問にチャレンジしてみませんか。身のまわりの算数を、通勤電車の中で、帰宅後親子で、楽しみながら解くうちに脳幹がフル回転し、昼寝中の論理力や分析力を目覚めさせてくれます。
血液サラサラ、青背の魚のおいしいレシピ。
風の息吹、水の鼓動、生命の躍動、そして人の温かさ…。光を失った著者が、耳を澄ませて広げていった感性の世界。そこには“音の目線”があり、季節の風や夜空の花火、電車の足音や暗闇の圧力、そして人の心の温もりが次々に“見えて”くる…。日常に潜む豊かな世界を鮮やかに描き出す。第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
始皇帝、項羽と劉邦、中国の礎を築く。
内外騒然とした晩唐の時代に、若くしてエリート官僚の道を歩む一方、先輩杜甫の詩風を慕い、しなやかな感性で江南地方の美しい自然、町の華やぎ、酒、遊びを詩に作りつづけた杜牧。その特異な洒脱の才は「江南の春」などの懐古の詩に華さく。「風流才子」と呼ばれ、晩唐第一の名をほしいままにした生涯を、代表的な作品一〇〇首とともに味わう。
手筋のメカニズムを分かりやすく解明!これで筋に明るくなろう。