「すべて」と「無」は一致する。私は強力で特異だからこそ、無と化していく。独我論から私的言語論まで、正反対のものが折り重なる不思議な世界に分け入る。
上手なリスクとの付き合い方を提案する。鳥インフルエンザやアメリカ牛のBSE問題、あるいはタバコによる発ガン、石綿による中皮腫など、現代は様々なリスク情報に溢れている。パニックを煽るようなマスメディアの報道のしかたや専門家のコメントにも問題が多い。リスクの判断基準がないと、小さなリスクを避けるために大きなコストをかけたり、反対に大きなリスクなのにあまり顧みられないといったことが起こる。本書は、どちらのリスクがどの程度危険なのか、私たち一人一人が判断できるようなモノサシ創りを提案する。リスク蔓延社会にどう生きていけばいいのか指針を提示するユニークな試み。
2006年8月15日。南の島の夜空に、歌い、祈るCoccoの光が降り注がれた。Coccoが愛する人々に、Coccoが愛する沖縄に。それはそれは美しかった。この写真は、そのときの流れのままに編まれた記録。「Cocco沖縄ゴミゼロ大作戦ワンマンライブスペシャル2006」(8月15日開催)におけるステージ上のCoccoを撮影した写真集。
“新韓流スター”の魅力満載!待望のフォト&エッセイ。ユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終章「春のワルツ」(NHK衛星第2テレビで放送)の主役、謎の過去を持つピアニスト、ユン・ジェハを演じるソ・ドヨン。クールなマスクと愁いのある表情に隠された、ひたむきで情熱的な半生を自らの言葉で語る。
縫い上げれば願い事がかなう、という言い伝えのある星のパターン。線で構成されたシンプルな美しさと身近で親しみぶかいモチーフから、キルターたちに愛されてきた魅力的なパターンです。この本では、三十数年間、キルト作家として追求してきた技術で、簡潔にパターンが縫えるように解説しました。
この本で紹介する図案はおもに私の幼い頃の記憶や北欧滞在中のエピソードをモチーフにしたものです。皆さんにもそれぞれの図案にまつわる「ちいさなお話」がきっとあるでしょう。それを思い出しながらやさしい時間をお過ごしください。
「和」の心、「思いやり」としての話術ー。著者は講談界初の人間国宝。寄席の世界でも、故・柳家小さん師、桂米朝師についで三人目という伝統話芸の達人。聴衆を語りの世界に引き込んで、笑わせ、泣かせ、感動させる。その心を揺さぶる語りの極意とは?人が人に向けて話をする中で、大切なことは何か?長年の修業により培った確かな技と心を、一般向けに分かりやすく伝授する。
「こうすれば、努力しなくても英語がペラペラに!」「英語は幼児教育から!」など、巷間には英語学習に関するさまざまな説が飛び交っている。英語が苦手な日本人が、ついふらふらと誘われてしまうのも無理はない。しかし、これらの説は本当なのか?裏づけはあるのか?科学と経験とでバランスをとりながら、俗説の誤謬を正し、英語学習のあるべき姿を分かりやすく紹介する。
東南アジアの田んぼで、アフリカのブッシュで、岐阜の森で、世界中の人たちが、顔をほころばせて昆虫を味わっている。虫を採り、食すことで、生命と環境に五感で触れているのだ。バッタを狙い、カメムシを買い求め、ヘボを愛する中で、カラハリ砂漠の子どもは狩猟民として生きていく術を学び、ラオスの人は都市化で消えゆく「野生」を取り戻す。つまり昆虫食とは、自然と対話して恵みを得る智恵なのだ。日本中、世界中の昆虫食を追って旅してきた著者が描く、昆虫と人間が相互に深く交わる、豊かで美味しい営みの姿。
人気女優・菅野美穂が、ヨガの本場インドへ。
そこには心と体を満たすヨガの秘密と魅力があった。
そんな彼女の旅をつぶさに描き出したドキュメンタリー【インドヨガ 聖地への旅】に加え、彼女自身が実演するインドヨガ16のポーズを紹介、解説する【美しくなる16のポーズ】を収録。
●2007/9/16(日)よる7:00〜8:30 NHK BShiにて放送
●2007/10/26(金)よる10:00〜11:30 NHK 総合にて放送
【インドヨガ 聖地への旅】
NHKで放送され好評を博した「菅野美穂 インドヨガ 聖地への旅」。女優菅野美穂が「ヨガをもっと知るために」インドへと訪れる。
ヨガをはじめて1年余りの彼女が、単なるエクササイズだけではなく、ヨガの心やより深い要素に心惹かれるようになっていた。“心と体をつなぎ、すべての人が苦しみのない世界を目指す”ヨガの精神や魅力あふれ、時に荘厳ですらあるインドの風景にふれあった彼女の旅とともに描き出す。
【美しくなる16のポーズ】
番組では放送されなかったポーズを追加し本作用に再編集。菅野美穂による実演と字幕による解説で丁寧にレクチャー。
呼吸法・プラーナヤマ/弓のポーズ/橋のポーズ[1]/橋のポーズ[2]/蓮のポーズ/ねじりのポーズ/ハトのポーズ/コブラのポーズ/犬のポーズ/らくだのポーズ/ヨガムドラ[1]/ヨガムドラ[2]/木のポーズ/山のポーズ/牛の顔のポーズ/チャクラ/太陽の礼拝
【プロフィール】
●出演:管野美穂
1977年生まれ。女優。92年デビュー。
幅広い役を演じ分ける実力と自然体で飾らないキャラクターから、男性からも女性からも人気。「君の手がささやいている」「ちゅらさん」など出演作多数。
●ヨガ監修:ANIL SETHI(アニール・K・セティ)
1960年インドデリー出身。1981年デリー大学教学科卒。幼少期からヨガを学び、86年日本でヨガ講師として初来日。87年ラクシミィサンガヨガ教室を設立。インド古来から伝わるヨガを多くの人に広めたいとの思いで日本でヨガの指導にあたっている。
著書:「簡単ヨガレッスン」「ゆるやかヨガレッスン」他多数。
(c)2008 NHK
命の授業から代理出産、死刑存廃から売春や安楽死の是非まで。現代の様々な倫理的問題について、背景に潜む「自由」「尊厳」「人権」などの哲学的問題にまで踏み込んで議論するうちに、今まで気づかなかった新たな発想が見えてくる。相手の論破を目的とする従来のディベートとは異なり、多様な意見を比較しつつ自説を打ち立てることを目指す、討論形式のユニークな哲学入門。
徒然亭若狭こと和田喜代美が徒然亭草若に入門してから2年余り。一人前の落語家となるべく内弟子修業に励んでいた喜代美は、年季明けと一門の復活がかかった一門会の高座にのぼることに。草々との結婚、草若の病、清海との再会。不器用ながらも成長していく喜代美はやがて「おかみさん」となる。家族と伝統をめぐる人情エンターテインメント完結編。
小学校低学年以下向けのNHKの日本語バラエティ『にほんごであそぼ』から、2008年春シーズンで使用された楽曲を厳選収録。オリジナリティあふれる「いっさやっちゃ」をはじめ、各地のわらべうたも楽しめる。
いきなり怒鳴る、殴る、蹴る…こうしたキレる大人の増加は、日本社会のモンスター化の始まりに過ぎない!ちょっとしたストレスで簡単に現れる、一人一人の心の中に潜むモンスター。日本社会は、どこへ向かおうとしているのか。硬くなった日本人の心を解きほぐし、成熟した日本社会を目指す。
見た目がよくても、甘い言葉をささやいても、昔も今も千年変わらず、男の愛は「自己本位」。嫉妬、横恋慕、復讐心…。一大源氏ブームを巻き起こした第一人者が、権力と色情に生きる『源氏物語』の男君たちの姿を、現代の男性の生き方や性格・心理に重ね合わせながら見ていく。