カデシュの戦い後、七十年余りでなぜ滅んだのか?人類の歴史を変えた鉄器を最初につくったと言われるヒッタイトだが、二十世紀初頭の再発見までは長く謎の民族だった。しかし近年、粘土板の解析や遺跡の発掘も進み、その正体が次第にわかってきた。本書では、ヒッタイト建国から帝国の滅亡、彼らの文化や暮らしぶりまでを紹介。最新の発掘調査の成果を踏まえつつ、謎の古代帝国の全貌に迫る意欲作。
哲学者ニーチェの著作を40年以上読み続けている齋藤孝氏は、近年の若者が「極度に自信を持てなくなっている」と語る。SNSを通じた「自己承認欲求を満たすゲーム」のなかで、自分より優れた才能の持ち主が嫌でも目につき、つい自分と比較して心が折れてしまうのだと言う。このような「自己肯定感の欠如」によく効くのが、ニーチェの言葉である。自信に満ちあふれた力強い語調。SNSに蔓延する軽薄な言葉とは異なり、本質をえぐる重く深い名言の数々。それゆえに「劇薬」とも称されるニーチェの言葉のなかから「世間の目や常識を度外視し、自分を愛するための言葉」を厳選し、齋藤氏の解説付きで紹介する。
ハンバーガーといえばファストフードが主流だった2000年、素材や手作りにこだわる「グルメバーガー」専門店として日本橋人形町に創業したブラザーズ(BROZERS’)。レストラン、テイクアウト、デリバリーの業態で多店舗展開し、20年間で30人以上のスタッフが飲食店経営者として独立に成功。業界を牽引する創業者が、経営、教育、倫理、信念を語る。
ビジュアルな視覚に訴える確かな情報誌頭がよくなる「睡眠」法
人気カウンセラーが、自分に自信が持てるようになる簡単な方法を紹介!
弱肉強食の自然界でなぜ弱者が生き残れたのか?生命がエラーをする存在だったから命のリレーは38億年つながった!
江戸幕府が長期の天下泰平を実現できた理由に、将軍の継承システムを確立したことと「名字」の活用が挙げられる。家督争いから内紛が起こらないよう継承順位を明確化し、将軍家のスペアとして御三家や御三卿を創設。さらに外様大名にも松平姓の使用を許すという懐柔政策を行った。しかし一族内では、将軍家や御家門を守るため、一人の人物が何度も養子に出されたり、兄弟間の確執が起こったりと様々な葛藤や悲劇も生まれた。本書では始祖・松平親氏から16代当主徳川家達まで、一族の個性的な人生エピソードを紹介しつつ、巨大な名家の強さに迫る。
大人気ゲーム「青鬼」の幼年童話第2巻!!かがみの城にいたのは、へんてこな青いおばけ!?小学校低学年から。
「盗まれたガーネットを取り返してほしい」と祖母に頼まれた男は犯人の家に乗り込むが…(「盗まれた宝石」)、学生が借りた部屋には幽霊が「出る」という噂があって…(「出ないんです」)、荒んでいく人間界に心を痛めた天使がとった行動とは…(「優しい天使」)。全ての話がどんでん返し!大人気ショートショートシリーズ、傑作選第二弾。読み終わるまでの三分間、あなたもきっと騙される!新規書き下ろしを加え再編集。
「さよならオカルト調査クラブ」碧奥山で目撃情報が報告された「少女と巨人」のウワサの真相を確かめるため、山の中腹にある天文台にやってきたオカルト調査クラブのレイカたち。そこに現れたのは、邪悪な笑みを浮かべた少女と四体の青鬼だった…『青鬼沈黙の映画館』の数日前に天文台で起きていた、衝撃の事件!!小学上級から。
ガミガミをやめれば子どもは変わる!(仮題)
優しくて、賢い子になるラブ&ハッピーな子育て術!
マネジメントの道を歩むかぎり、必ず深く学ぶべきことがある。人間の出会いとは何か。仕事の苦労や困難とは何か。人間の成長とは何か。深い人間観とは何か。いかにして部下の成長を支えるか。部下の心に響く言葉とは何か。本書は、40年の歳月、様々な企業や組織で、マネジャー、経営陣、経営者、経営参謀、さらには、政府の内閣官房参与まで務めた著者が語った、渾身の体験的マネジメント論。国内外から7000名を超える経営者やリーダーが学ぶ「田坂塾」。本書では、その思想の神髄が開示される。その根底にある深く温かな人間観と人生観に、多くの読者が胸を熱くした一冊。
大久保利通暗殺後、犯人である島田一郎を主人公にした小説が刊行されて大評判となった。また、爆弾を投げつけられて一命をとりとめた大隈重信は犯人の勇気を称賛し、そのことで大隈の人気も上がった。日本には暗殺者への同情的文化が確かに存在していたのである。一方、原敬暗殺の真因は、これまであまり語られてこなかった犯人中岡艮一の個人的背景にあった。犯人が抱えていた個人的行き詰まり・挫折感は現代の暗殺にそのままつながるものである。近現代史研究の第一人者が、明治と大正の暗殺を丁寧に語り、さらに暗殺に同情的な文化ができた歴史的背景についても考察する。
発達障害の成人たちは普通の社会人である。「外来を受診する成人期の発達障害には、うつ病など従来の精神疾患で通院する人とは、異なる点が多い。何よりもまず彼らは普通の人たちで、一般の社会人だということである。受診する大部分の人はフルタイムかそれに近い仕事をしていることが多い。休職したり職がない状態であったとしても、仕事への意欲は十分に持っているケースがほとんどである。」誤解を正し、就労への道を示す。
統率力、人間力、先見性…。昭和のエリートは何を間違えたのか?
子どもが幸せになるお母さんの言葉(仮題)
あの戦争はいったい何だったのかー。昭和、平成を経て、令和を迎えた日本。時代の節目とともに歴史に関する記憶が薄れてしまい、先の戦争について「日本が愚かな戦いを行なった」という認識しか残らないとすれば、大きな不幸である。三国同盟、日米開戦、ミッドウェー海戦、キスカ島撤退、終戦の聖断、占守島の戦い、東京裁判…。新時代のいまこそ思い込みや通説の誤りを排して歴史を振り返り、「太平洋戦争の新常識」を探るべきではないか。豪華執筆者による選び抜かれた論考を掲載。日本の近現代史に新たな視座を提供する。
『論語と算盤』の著者が残した人生・仕事・経営を創る366の教え。
取引先から信用を得る、販売を円滑に行う、会社の業績を把握する、購買で得をする、お店や倉庫の在庫を管理する。それ、全部「会計」とつながります。見開き展開、イラスト付きでわかりやすく解説!