ディープフェイクとは、人工知能(AI)の技術を用いて合成された、本物と見分けがつかないほどリアルな人物などの画像、音声、映像やそれらを作る技術のことである。大統領が敵国への降伏を呼びかける動画が拡散されたり、ある企業のCEOの偽音声を用いた詐欺事件が発生するといった事例が生まれる一方、画像生成AIを用いて作成された絵画が米国の美術品評会で優勝するなど、アートやエンターテインメントの分野にも大きな変革が生じる可能性がある。ディープフェイクを生み出す原理や社会への影響などを平易に解説し、共存せざるを得ない未来に向けて知っておくべきことを語る。
「認知症予備軍」とも言われる認知症一歩手前の段階、それが「軽度認知障害(MCI)」だ。その特徴は「認知機能の低下は見られるものの、日常生活にはまだ大きな支障がないこと」「認知機能の回復が可能な最後の段階であること」。軽度認知障害の人は2025年には1000万人以上にもなる可能性があるが、その事実はあまり知られていない。しかしこの段階から予防策を講じられれば、認知症になるリスクは大きく下がると著者は語る。軽度認知障害の基礎知識から、科学的に正しい認知症の予防法まで、認知症にならないために知っておくべき最新の知見をまとめた1冊。
目の老化を止める!(仮)
常識を変えた男がいた!フジタヨーシュウ堂に入社した大木将史は視察先のアメリカで、コンビニエンスストアとの衝撃的な出会いを果たす。誰もがコンビニ事業への参入を反対するなか、将史は社長の藤田を説得しようとするがー。イトーヨーカ堂、セブン&アイを牽引した伊藤雅俊氏、鈴木敏文氏をモデルに、流通業界の変遷と経営者の責務を描いた、ビジネスパーソン必読の長編小説。
あなたは誰に診てもらう?医者自身が薬漬け、たった5分の外来診療…。信頼できる医者の見つけ方&患者自身ができること。医療業界の闇を説く。
藤式部(紫式部)は、幼少のころより漢籍に親しみ、物語を綴るようになるも、政変で父が失脚、一家は凋落の憂き目に。しかし、彼女の書く『源氏物語』が藤原道長の目にとまり、中宮彰子に仕えるよう命じられる。喜ぶ藤式部だったが、『源氏物語』が人気を博すにつれ、道長が権力を握るための深謀に巻き込まれることになり…。虚実の間を大胆に描き、絶賛された“極上の宮廷物語”。第11回日経小説大賞受賞作。
四十年勤めた武家奉公を終えたさゆは、甥夫婦が営む薬種問屋に身を寄せて隠居するも、これまでの充実した日々から一転、張り合いのない生活に嫌気がさしていた。幼馴染の小夏と再会し、「自分のやりたいこと」は何かを考えた末、家族の反対を押し切って茶屋を開店。五十五歳にして初めての商売、町家暮らしに戸惑いながらも、料理上手で聞き上手なさゆのもとには、悩みを持つ人が訪れるようになりー。
人間にとって死とは。生きるとは。運、寿命、家族、仕事、学問、科学、医療、宗教、世間、日本人…死から語りはじめる逆向き人生論名著を文庫化!
新型コロナの影響でテレワークが進んだ今でも、企業を悩ます「働かないおじさん=成果を出せないミドル社員」問題。政府の働き方改革実現会議で有識者議員を務めた著者は、おじさんの本質は年齢や性別ではなく「変化に対応できないこと」にあるため、企業が変化に強い社員・風土を育てられなければ、第二第三の「働かないおじさん」が生まれ続けるだけだと言う。そこで本書では、ミドルシニア層を活用しながら、働き方改革や業務改善に成功している各種企業の事例を解説。読めば「ミドル活躍で伸びるすごい会社」の共通点が見えてくる!
中国と日本は隣国でありながら、その歴史は真逆といっていいほど違う。その根本的な理由は何なのか?実はその背景に中国の三大病といえる、天命思想・科挙・礼教がある。政治の安定を狙って導入したこれらが、易姓革命を繰り返させ、学問の幅を狭め、中国女性に地獄の苦しみを与えた。日本は、漢字、仏教、律令など、大陸から多くを導入したが、この三つだけは、受け入れなかった。この判断がアジアで最も早く日本を近代化に導き、反対に中国の近代化の足かせになったと著者は語る。現代中国も抜け出せない中国を覆う病の正体に迫る。
「女子校っぽいよね」-同性にはすぐにピンとくるらしい。モテることより先に笑いをとりにいく、基本は他人に関心がない、余計なことをつい言ってしまう…一見すると、好き放題。そんな女子校出身者は社会に出て、冷たい視線にさらされる。異性もいる職場での女子どうしの監視。男性上司のメンツがわからない。「世間知らず」。誇りとコンプレックスの狭間で悩む彼女たち。でも空気を読まずに自分を主張できることこそ、新しい時代を生き抜く力では。ここにきて一部で人気が上昇。なぜいま女子校なのか?78名の取材から見えてきた、いまどきの女子校育ちの強さと存在感のヒミツ。
倒産寸前の赤字書店へと出向を命じられた銀行マン・鏑木健一。期待と不安を胸に書店のドアを叩くと、待っていたのは会社経営に無知な女社長と、鏑木を敵視する6人の店長たちだった。しかし、鏑木の情熱に社員たちの心に少しずつ変化が…。虚実交えた迫真のストーリーで、決算書・マーケティング・マネジメントの基礎が自然と身につくビジネス小説!
上司に使われるから使いこなす社員になれ。「日本一学生が集まる会社」のカリスマ社長が教える一生モノのビジネススキル50。苦手な上司が最高の味方に変わる。
王の眠りをさまたげるなー『何か』がこの地下空間にいる。たった一日のうちに、約二十人の客と従業員が行方不明になった「まほろば遊園地」。この事件に「青鬼」が関係しているのではないかと考えたレイカたちは、いまは廃墟となっている遊園地の調査に乗り出した。これ以上、悲しい犠牲者を出さないために…!『青鬼 ゾンビだらけの遊園地』の裏で起きていた、もうひとつの大事件!!小学上級から。
「長篠・設楽原の戦いで、信長は『鉄砲の三段撃ち』の新戦術を用いて、圧倒的勝利を手にした」「明智光秀は個人的な恨みで、本能寺の変を引き起こした」…これまで語られてきた「通説」は、研究の進展によって見直されつつある。では、あの合戦の実相はいかなるものだったのか。有名武将たちの強さの秘密はどこにあるのかーメディアに多数出演し、わかりやすい解説で定評のある著者が、最新研究によって見えてきた実像を解説。さらに、武将たちの生き方から、現代人が学ぶべきヒントを提示する。