祇園祭の山鉾略奪を企む、京都信奉会の船越。さらに彼は、あやかし課のエースにして、信奉会の教祖・神崎武則の実の息子である坂本塔太郎の命も狙っていた。大切な祇園祭を守るため、古賀大達あやかし課隊員は、八坂神社の祭神の力を借り、ある作戦を決行することに。そしてついに、警察の威信をかけた全面対決の火蓋が切られー。第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第七弾!
木からりんごができちゃった!?話題沸騰中!木彫り作家の初絵本。
論理って何だろう?論理的ってどういうこと?-本書は、「論理」のエキスパートである著者が、「論理」についてやさしく解説した超入門書。日常よく使われる「論理的」という言葉は、実は、ほとんどの人がその概念を正しく理解しないまま使っています。「論理的」の意味を知れば、「論理的に考える」「論理的に述べる」ことができるようになります。
「不動産会社マヨイガ」で働く榊誠人は以前、“呪術屋”の九重庵とともに、「マヨイガ」の創業者が仕掛けた呪いを解くことに成功した。しかし、「マヨイガ」が管理する物件では、入居した女性が音信不通になるなど、その後も不可解な出来事が後を絶たない。どうやら一連の事件の裏には、九重と因縁のある、“呪術師”が関わっているようで…。大人気怪談シリーズ、戦慄の第四弾!
現存する世界最古の国家、日本。その歴史はすなわち天皇の歴史でもある。本書では、神話の時代から平成の皇室まで脈々と受け継がれる壮大な流れを、朝廷の立場から概観。臣下に暗殺された天皇、怨霊と化し壮絶な死を遂げた天皇、祈りで国を救った天皇、朝廷と戦いつづけたカリスマ天皇…いかなる政権においても、天皇は意味ある存在だった。戦国乱世、幕末、世界大戦といった既知の事柄も、従来とは異なる視座により、新たな様相を見せる。明治天皇の玄孫である筆者だからこそ書き得た気鋭の作。
「理系は言葉ではなく、論理で通じ合う」「他者の認識を実体験する技術で、人間の認知は進化する」「細胞や脳のしくみから政治経済を考える」「STAP細胞研究は生物学ではない」…。解剖学者養老孟司が、言葉、現実、社会、科学研究において、多くの文系の意識外にあるような概念を理系の知性と語り合う。工学博士で小説家の森博嗣、手軽にバーチャルリアリティが体験できるデバイスを考案した藤井直敬、『なめらかな社会とその敵』の著者・鈴木健、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した毎日新聞記者・須田桃子。「前提」を揺さぶる思考を生む四つの議論。
多くの企業トップがひそかに熟読していると言われる中国古典『韓非子』。「人間は利益によって動く動物である」という冷徹な人間観に基づくリーダー論は、“人間不信の哲学”とも称される。本書では、その魅力と現代に活かすべき叡智を、著者独自のわかりやすい口語訳と解説で紹介。「賞罰の権限を手放すな」「あえて白を黒と言い相手を試してみる」…部下を操り、組織を思い通りに動かす裏ノウハウ満載!
歴史は何のために学ばなければならないのか?そもそも、社会や個人の役に立つのだろうか?年号ばかり羅列する歴史教科書への疑念。一方で相対主義や構造主義は、“歴史学の使命は終わった”とばかりに批判を浴びせる。しかし歴史学には、コミュニケーション改善のツールや、常識を覆す魅力的な「知の技法」が隠されていたのだ!歴史小説と歴史書のちがいや従軍慰安婦論争などを例に、日常に根ざした存在意義を模索する。歴史家たちの仕事場を覗き「使える教養」の可能性を探る、素人のための歴史学入門講座。
京都・祇園にある甘味処「もも吉庵」。女将・もも吉の人情の機微に通した言葉は、悩みを抱えた人々の心の傷を癒していくー。店を訪れるのは、想いを寄せ合った末、永い春に決断を下す男と女、仕事の本質を一粒の金平糖に教えられる新入社員、娘からの結婚式の招待状への返事を逡巡する、ギャンブルで家庭を崩壊させた父親など…。花街に暮らす者と、訪れる者の人生の交錯を、情趣豊かに描く連作短編集。文庫オリジナル。
ドッジボールがにがてなひろきは、同じクラスの池田くんとお兄ちゃんに特訓をしてもらうことになった。池田くんとは、ボールをよける練習から始まって…。小学校低学年から。
不思議な能力を持つ娘おいちは、父・松庵のような医師になるべく、努力を重ねていた。そんなおいちの前に突然現われ、赤子を産み落として姿を消した女が殺される。その女の、聞こえるはずのない叫びを聞いたおいちは、岡っ引・仙五朗らと力をあわせ、下手人探しをするのだが…。傷痕から見えてきた女の正体、そして赤子の運命は?おいちと仙五朗の推理が冴えわたる、人気の青春「時代」ミステリー第四弾。
幼少の頃に農家へ預けられ、「九条の黒姫さま」と呼ばれるほど活発な少女として育った節子。その利発さと健やかさを評価され、皇太子妃として選ばれたことから、明治、大正、昭和をつらぬく節子の激動の人生が始まった。病に臥せることの多かった大正天皇を妻として支え、母として昭和天皇を見守り続けた貞明皇后が、命をかけて守りたかったものとは。大正天皇と皇后の知られざる実像に迫った傑作長編。
戦争中の日本人はなんであったかを、もう一度再現してみようと構想してみたー。本書は、米・独・日の核兵器開発競争から、刻々と追いつめられる日本の状況、そして原爆が投下された「その日」までを、膨大な資料と取材によって立体的に再現したもの。原爆の悲惨さのみならず、「戦争」とは何かを根源的に問い、時代を越えて読みつがれる名著である。
治りすぎて「リピーター0の治療院」が、癒やしが起こる秘密を完全公開。
人は誰しも、平和で豊かな生活を送りたい、という願いをもっています。しかし現実をみると、社会はさらに混迷を深め、私たち個人も日々不安と悩みを抱えて生活しています。一体どうすればよりよい人生を送れるのでしょうかー。本書は著者が生涯をかけて思索し、生みだした「繁栄への道筋」を整理し、まとめたものです。問題の根本的解決や新たな生きがいの創造に役立つヒントが見つかる一冊。
多様化が進むサービス、事業スタイル…もう、従来のやり方では勝ち残れないー。自由化時代の勝者になるために必要不可欠なITを駆使した戦略を専門家が徹底解説。