眉目秀麗、将来有望な蘭学医の卵・真吉。その心中事件に秘められた衝撃の真相とはー。親思いで優しく、蘭学所からの信頼も厚い彼は、長崎への留学を控えていた。そんな折、女を狙った凄惨な連続殺人が起こり、真吉が先生役を務める寺子屋の少女も犠牲になってしまう。彼は自ら犯人を捕まえようと立ち上がるが、その直後、真吉自身にも思わぬ容疑がかけられる。嫉妬と愛憎渦巻く、一気読み必至の長編時代小説。
人は誰しも、平和で豊かな生活を送りたい、という願いをもっています。しかし現実をみると、社会はさらに混迷を深め、私たち個人も日々不安と悩みを抱えて生活しています。一体どうすればよりよい人生を送れるのでしょうかー。本書は著者が生涯をかけて思索し、生みだした「繁栄への道筋」を整理し、まとめたものです。問題の根本的解決や新たな生きがいの創造に役立つヒントが見つかる一冊。
「姿勢」と「呼吸」で強い体をつくる!(仮)
論語はすなわち儒教のことであるー日本人の多くにとっての「常識」であろう。ところが、実はそうではない。子供のころ、祖父の摩訶不思議な「教え」から『論語』に接した著者は、のちに儒教の持つ残酷な側面を知り、強い葛藤を抱く。実際の孔子は「聖人」であったのか?なぜ『論語』は絶対に読むべきなのか?御用教学・儒教の成立と悪用される孔子、朱子学の誕生と儒教原理主義の悲劇など、中国思想史の分析を重ねた果てに著者がたどり着いた答えは、なんと「論語は儒教ではない」というものだった。曇りのない目で孔子の言葉に触れ、『論語』を人生に生かすための画期的な書。
落ちこぼれの高校2年生から一転、東大合格、そしてJAXAへー。その逆転劇の背景には、“東大教授の父”から教わったとっておきの勉強法があった!本書は、単なる知識の暗記ではなく、「自分の頭で考える力」を鍛えるための最強メソッドを解説。「効果絶大だった『一人授業』」「『英語脳』を手に入れる」「本質にたどりつく最短思考法」など、ビジネスや資格試験にも役立つヒントが満載の一冊だ。
日本中の人々が、不安、苦悩、孤独感にさいなまれている。「日本は再生できますか?」-親鸞聖人の思想、幕末の志士たちの生き様、関東大震災の教訓…私たちの歴史を振り返ることで見えてくるものは何か。ユーラシア大陸東端に位置する日本の地政学的な可能性、そして「原子力という火」と対峙する近代主義者としての覚悟。「絶対他力」からはじめて自立自尊の大切さが浮かび上がる。いま本気で考えるべきことは何か。真の復興構想と新しいエネルギー戦略を掲げる『世界を知る力』待望の続編。
鉄道マニアの公務員・小日向はある日、廃駅で立ち入り禁止となっている地下鉄銀座線萬世橋駅へと潜り込む。そこで出会ったのは、政府の“ある事情”により地下で生活する謎の集団「エクスプローラー」だった。その集団内で起こった殺人事件をきっかけに、小日向は捜査一課と公安の対立も絡む大事件に巻き込まれていく…。エクスプローラーが抱える秘密とは?殺人犯は誰か?東京の地下で縦横に展開するノンストップミステリー!
ひとつの手を選ぶことは、それまで考えた手の大部分を捨てることー史上初の七冠独占を25歳で成し遂げ、その後も記録を塗りかえ続ける天才棋士、羽生善治。彼が進化し続ける秘密は、意識的に過去の経験やアイディアを「捨てる」ことにあった!「忘れることは、次に進むための大事な境地」「創造的な思考をする際に、記憶は足を引っ張る」など、最強頭脳の真髄に迫る。
水泳大会に出ることになったしょうた。クロールの練習はしんじられないくらいじゅんちょうだった。にがてだった水泳が楽しくなってきた。小学校低学年から。
「自律神経」で10歳若返る!(仮)
京セラを世界的な企業に育て上げ、いまも次々と新事業に挑戦し続ける稲盛和夫。その創業のベースは、「人間として正しいことを追求すること」であったという。本書は業容が拡大していく過程で、自ら講師となり、社員に向かって「京セラの経営哲学」を熱く語った勉強会の記録である。しかしそれは、一企業人にとどまらぬ、普遍的な人生とビジネスの成功哲学でもある。ロングセラー、待望の文庫化。
音楽が持つ本質的な力とは、まったく異なる価値観を持つ人々が、ともに生きる世界を肯定することー「指揮者・佐渡裕」を育んだ、日本やヨーロッパでのエピソードとともに、音楽観を豊富に語る。名指揮者たちとの交流や名曲についても解説。思わずオーケストラを聴きたくなる一冊。文庫化にあたり、姜尚中氏の解説と音楽ジャーナリスト・林田直樹氏による現在のウィーンでの最新レポートも収録。
ぼくはベンジャミン。りっぱなライオンになるためにがんばるブヒ。みためはブタだけど…。4〜5歳から。
「俺はね、(部下を)5人潰して役員になったんだよ」。大手某社に産業医である著者が招かれた際、その会社の常務が言い放った言葉である。このように部下を精神的に潰しながらどんどん出世していく人たちのことを、精神科医の牛島定信氏と彼の教え子である著者は「クラッシャー上司」と名付けた。クラッシャー上司には「自分は善である」という確信があり、他人への共感性が決定的に欠如している。精神的に未熟な「デキるやつ」なのだ。本書では著者が豊富な経験に基づいてクラッシャー上司の具体例を紹介。さらに精神構造、社会背景を分析し、最終章で対策を述べる。
ついに明かされる「あなたの性格」!あなたの生命力はどのくらい?マイナスオーラを消す方法とは?あなたのイライラの原因は?
岡っ引きの茂七が、謎めいた稲荷寿司屋台の親父が出す料理をきっかけに事件の真相に迫る「お勢殺し」(宮部みゆき)、菓子屋の跡取り息子なのに、菓子作りが下手な栄吉の葛藤と成長を描く「餡子は甘いか」(畠中恵)、風邪で寝込んだお勝が本当に食べたかったものとは何かを探る「鮎売り」(坂井希久子)など、江戸の料理や菓子をめぐる短編六作を収録した、思わずお腹がすいてくる時代小説アンソロジー。
「話を聞ける子」はどんどん伸びる!(仮題)