「自然言語処理」は、人間が普段使う言葉(自然言語)を、コンピュータが理解できる形に変換し、様々な加工や操作をすること。そして、「機械学習処理」は、人間ではとても扱いきれない大量のデータ分析作業を、人間に代わってコンピュータ(機械)が実現する処理のことです。単純な分類作業や判定作業を模倣します。あたかも人間が学習を進めていくように、そのアルゴリズムを発展させていく、その様を「機械学習」といいます。本書は、これらの分析を、普及率抜群のPHPで実現しました。
仕事をしていると誰もが直面する「本当にヤバい場面」。本書はそうした「修羅場」の事例を元に、その解決策を探っていく「紙上ケーススタディ」。「失敗の責任を押しつけられた」「とうてい達成不可能な目標を課された」といった中間管理職ならではの悩みから、「社内で不正が発覚」「リストラで現場が大混乱」といったより深刻なケースまで、時には「ダークサイド・スキル」を駆使してでも問題を解決するための思考法を説く。
負けて逃げて、負けて逃げての繰り返し…。武田信玄の術中にはまって三方原で大敗、盟友・信長には息子・信康を弑するよう命じられて従い、秀吉には局地戦で勝ちながらも、卓越した外交手腕の前に膝を屈した。なぜ、かような男が乱世を制することができたのか。忍従を強いられた壮年期から、大勝負に打って出た晩年まで、家康の秘められた胸中を独白体で描き切った歴史長編。
人工知能(AI)技術の飛躍的発展により、近年「AIが人間の知能を超える」と喧伝されるようになった。しかし、そもそもAIとは何なのか、AIと人間の知性の違いはどこにあるのかー解剖学者養老孟司が、4名の知性と語り合う。AIの発展がめざましい棋界に身を置く棋士・羽生善治、経済学者でありAI技術にも精通する井上智洋、著書でテクノロジーと人間のあり方を考察してきた哲学者・岡本裕一朗、人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか。」を進めてきた数学者・新井紀子。AIの限界と日本の未来を語り合う、知的興奮に溢れる4つの議論。
人間関係について、悲しみについて、成功について、人生についてー。生き方のヒントとなる59のエッセイ。
経営状態から今後の戦略まで、会社のさまざまな情報が読み取れる決算書。本書は、決算書の三本柱である「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュ・フロー計算書」をわかりやすさにこだわって徹底解説。図表をふんだんに盛り込み、実際に決算書を比較して経営分析を行なうなど、実践的な入門書となっている。60万人が愛読したベストセラーに最新情報を加えた新会計基準対応版、待望の文庫化。
かつて人間にとって脳は、記憶をしたり思考をしたりする、コンピュータのような働きをするものと思われていました。しかし最近の研究では、喜び、悲しみなどの感情も、じつは脳が深く関わっているというのが、脳科学の主流の考え方になっています。本書では、「感情と脳との関係」「感動で脳は進化するのか」など、いま最も注目されている脳科学者が、わかりやすく脳と感情の関係を解説した本です。
結婚や、家庭に興味がないと言い切る交際中の彼女が、僕の家族を目の当たりにしてー「しあわせやあ」。そのタワーから、願いを書いた紙ヒコーキを飛ばすと願いが叶うという。亡き母がそこに託したのはー「紙ヒコーキ飛んだ」。提示した入場券が期限切れのため、諦めて帰ろうとする母子に遊園地の男が掛けた意外なひと言「お駄賃の味」ほか、誰もが心に持つ“大切な一枚”が蘇る八つの物語を収めた短篇集。
マザー・テレサは、物質的に貧しいことよりも、精神的に貧しいことのほうが深刻な問題だと考えていました。今日、私たちの周りにも精神的に疲れ、助けを求めている人はたくさんいます。本書は、マザーが生前、多くの人々に与えたさまざまな愛を、私たちが日常生活でどのように実行できるかをやさしく述べたものです。「自分にも何かができる」ということに気づき、実行する勇気がわいてくる本。
「無茶ぶりしてくる」「空気を読めない」「上から目線で話す」…。そんな「めんどうくさい人」との距離感に悩んでいたら、本書をお読みください。サラリーマン生活から立川談志門下での前座9年半を経て、今は真打として古典落語に打ち込む著者が、「めんどうくさい人やモノ」に対応し、かわし、逆に人生を好転させる知恵をアドバイス。目の前が開け、元気が出ること請け合いの一冊!
天職に生き、みずからの才と財を社会事業に捧げけた実業家は、「同心戮力」を具現し、衆知を活かす卓越した経営者でもあった。倉敷紡績の経営を礎とし、地方の興隆に寄与した企業家の多彩な生涯!
ウツを発症した夏目金之助の話し相手は、“黒猫”だった!?小泉八雲が解任された後釜として、帝大講師となった金之助は、学生たちとの確執に悩むとともに、自殺をほのめかす教え子の対応にも苦慮し、やがて心を病んでしまう。一方、妻の鏡子は夫の病を治すべく、一念発起して行動を起こすのだが…。不世出の文豪・夏目漱石誕生の舞台裏を、史実を踏まえてドラマチックに描く。
古代の農耕は、雨の多い熱帯ではなく、乾燥地域のオアシスで盛んだった。実は雨の多い地域では、雑草や樹木の成長が活発なため、大木を切って農地を開発し、作物だけを育成することは難しいのだ。反対に乾燥地域は、水さえ確保できれば、容易に作物を育てることができる。本書は、このような世界史における地政学的な謎を解くもの。学校では教えてくれない生の世界史がわかる!
単独で麻薬密売ルートを探っていた刑事が銃殺された。千葉県警刑事部捜査一課の高頭班が捜査にあたるが、事件の真相を知った警部・高頭冴子は真犯人に陥れられ、警官殺しの濡れ衣を着せられる。自分の無実を証明できるのは、事件の目撃者である八歳の少年のみ。少年ともども警察組織に追われることになった冴子が逃げ込んだ場所とは!?そして彼女に反撃の手段はあるのか!?息をもつかせぬノンストップ・ミステリー。
天下人となるチャンスが誰にでもあった動乱の時代に、我が故郷の武将は一体どうしていたのだろうか。応仁の乱ののち群雄割拠する有力大名や、信長・秀吉・家康による天下統一だけが戦国ではない。本書は、室町幕府以降の全国各地の武将たちの野望と動向を丹念に調べ尽くし、47都道府県別に“それぞれの戦国時代”を描き出していく。そこから導かれる「国盗り」から「天下取り」への条件とは?
数々の雑誌で活躍。『LEON』ではちょい不良ブームを巻き起こし、現在はファッションディレクターとして活躍する干場義雅氏。東京で3代続くテーラーの息子として、幼少期から豊かな“服育”を受けてきた彼にとって、ファッションとは人生そのもの。そんな干場氏が、自らのファッション哲学や実用的な服装術を語る初の書籍。リーズナブルなビジネススーツやカジュアルウェアも手に入るいま、大人の男としての装いはいかにあるべきかーお洒落のグローバルスタンダードを踏まえて、的確にアドバイス。本書を読めば、毎朝悩む必要はなくなるはずだ。
世界から「奇跡」と称された高度経済成長を成し遂げ、やがてバブルの崩壊から「失われた二十年」といわれるほどのデフレ不況に落ち込んだ日本。なぜわれわれは、かくも成功し、そしてかくも失敗したのか…。この日本経済の歩みの要因分析について、いま、あまりに広く「間違いだらけの常識、思い出み」が流布している。本書では、それらの誤謬を、わかりやすい論証で一刀両断。「真相」がシンプルかつ明快に解き明かされていく。まさに、驚きと知的刺激の連続!未来を正しく見通すためにも、ぜひ読んでおきたい、新しい「戦後経済史」の決定版。