150年の事業の歴史を支え続けるDNAはいかにして形成されたかー。波乱の時代、三菱の第四代社長は、自らの宿命に従いつつも、信念を貫き通す人であった。グループ企業としての完成や経営理念の確立において、継承者が、創業者を超えるほどの存在感を示した事例は、日本の経営史上でも稀有であろう。本書はその希代の経営者の事跡を辿る。企業の社会的責任について一貫した姿勢・考え方を維持し、社会のニーズに対応して需要者・消費者の利益に奉仕することを企業目的としたこの事業家から、時代を超えて、現代の経営者が学ぶべきところは多い。
GAFAや、いずれGAFAのような巨大企業に成長する可能性を秘めたベンチャー企業は、共通して、「(1)データを制するものが未来を制す」「(2)業界の壁を越える(コングロマリット化)」「(3)ハード/ソフトではなく体験が軸になる」という3つのメガトレンドに準じてビジネスを展開している。日本企業が「黒船」に淘汰されないためには、そのメガトレンドを理解しておかなければならない。業界別に豊富な事例を挙げ、日本企業の進むべき道を示す。
仕事や人間関係で疲れてしまった心をじっくり癒してみませんか。本書は、現役住職である著者が紡ぐ、思わず涙が出てしまう16の短編集です。登場する16人の主人公たちはみなつらい挫折を経験します。しかし、家族や愛する人との絆により、生きる力を回復していくのです。主人公たちのひたむきな生き方と周囲の人のやさしさに触れることで、心が温かく前向きになれるお守りのような一冊です。講話が大人気の現役住職が書いた、お守りのような物語。
「食べられないものありますか?と出されたメニューに人の名前しか書かれていない」。「絶叫をあらわす手話を見たせいで、私の鼓膜は破れてしまった。」題名は入らない。文章に句点は一つ。詩ではなく物語である。物語の中でも怪談に近い。以上を踏まえた一続きの文章。をコンセプトに創作された怪談小説集。想像力を刺激され、恐怖や不安、幻想、ユーモアなどを感じられる作品を多数収録。
「映画における公共性とは」「あの名作マンガが描こうとしたものとは」「科学における“私”とは」「憲法と軍隊とは」「テレビの果たすべき役割とは」「演出のおもしろさとは」-。細田守、吉田秋生、福岡伸一、三谷幸喜ら14人の映画監督・マンガ家・学者・演出家との語らいは、世界の複雑さと豊かさを教えてくれる。様々な気づきに満ち、視野が広がる対談シリーズ、ついに完結。文庫オリジナル。
時代小説の人気シリーズ「本所おけら長屋」の著者・畠山健二が落語の世界を案内!「目黒のさんま」「芝浜」「時そば」「寿限無」など、これだけは知っておきたい有名な演目40作品を厳選。内容だけでなく、江戸庶民の暮らしや娯楽の様子を、より深く楽しむためのポイントも簡潔に紹介。きっと現代人にも、江戸っ子の世界観や知恵は参考になるでしょう!三遊亭小遊三師匠との対談を巻末に収録。
「自分や他人を理想化しない」「人によく思われようと思うことをやめる」「人間社会の負けいくさに耐える」「同情が問題の解決を遅らせることもある」-。人間関係から仕事に対する考えや魂の自由まで、120の“人生に本当に役立つ知恵”を収録。透徹した人間観や人生観に裏打ちされた言葉の数々は、時に厳しく、時に優しく胸に響く。心穏やかになり、生きていくための希望が湧いてくる一冊。
大名や幕臣から進物を買い取り、転売するのが仕事だけに、役人たちの裏の裏を知り尽くしているのが献残屋。その手代・佐吉は得意先である浦賀奉行所の役人が抜け荷に手を染めていることを知り、悪事を暴こうとするー。壁にぶつかる佐吉の前に現われる肝の太い男、そして情の深い女。一本筋が通った男である佐吉は、彼らの力を借りつつ、敢然と悪徳役人に立ち向かう。痛快さと人情味が味わえる長編時代小説。
周五郎が直木賞をはじめ、あらゆる文学賞を辞退し続けたことは有名だ。「文学は賞のためにあるのではない」が持論だった。人間の人間らしさを生涯にわたって探求し続け、自らの生活そのものを小説にささげた作家が描いた「悦び」の深みを知る。
牛スジ、葱鮪、トマト、蟹面といった名物おでんや、牡蛎のカレー煮、蒸しイチジクの甘味噌かけなどの美味しい小料理…東京・四谷の「めぐみ食堂」は、女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋だ。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになってー。ときにほろ苦くも心あたたまる新シリーズ第一弾。
1972年に刊行されたベストセラー『成長の限界』は、「あと20年で石油は枯渇し、人類の成長は限界に達する」と警鐘を鳴らし、世界を震撼させた。結果的に、その予測は現実のものとはならなかったものの、あれから40年以上経ち、地球の人口は倍増し、温暖化も進み、食料や水の枯渇リスクも高まってきた。いまこそ、人類の英知が試されるときなのである。にもかかわらず、「なんとかなるさ」と知らん顔を決め込んでいる人間は、傲慢すぎるのではないだろうかー。著者が自らの商社マン時代、中国大使時代の体験も踏まえ、人類の未来を展望し、真の安全保障を考える一冊。
ぷるるるる…「いもむしれっしゃはまもなくはっしゃします。みなさまいそいでごじょうしゃください」4〜5歳から。
おもしろいトイレがいっぱい!ルーレットイレ、すべりだいトイレ、ロケットイレ…。絵探しもあるよ。4〜5歳から。
仕事もプライベートも、ゆとりのない男には魅力がないー。誰もが忙しい時代だからこそ、「遊び心」を持つことは何より男の器量を磨いてくれるのだ。本書は、仕事、家庭、恋愛、趣味、美学など、多様な角度から“男の品格”とは何かをレクチャー。「何でも『面白いな』と思える人が勝つ」「子供に尊敬される遊び人になろう」など、現代を生きる男たち全てに読んで欲しい「男の生き方」論の決定版。
千日回峯行を二度満行した稀代の行者が遺した生きるのがラクになる言葉。
東大もハーバードも、勉強の本質は同じ!1日30分、本をサラサラ読み流すだけで、最速で知識が自分のものになる!本書は東大首席、財務官僚、弁護士を経て、ハーバードへの留学経験を持つ著者が、その体験をもとに一生使える勉強法を紹介。資格試験から仕事まで、様々なシチュエーションで役立つ学びのコツが満載。
副業と聞くと、「やってみたいけど忙しいし、何だか怖い」「自分には、スキルもお金もないから」と躊躇してしまいがち。でも、大丈夫!資金もテクニックも不要、リスクゼロですぐに始められるのが「新しい副業」だ。本書では、話題のウーバーイーツやソーシャルレンディングから、アマゾン物販、クラウドソーシングを介したスキルシェアまで、本業だけに頼らず生き抜くための「稼ぎ方」を厳選して紹介。会社に依存するサラリーマンの必読書。
認めてもらいたいのに気持ちをハッキリと伝えられない。さみしいのに人と接すると居心地が悪い。気まずくなれば自分の殻に閉じこもり、非難されると不機嫌になる。だから摩擦を避ける。恥ずかしがり屋は「失敗するのが怖い」「他人から評価されるのが怖い」「断わられるのが怖い」「親しくなるのも怖い」。そして臆病になり、他人を警戒し、不信感を持つようになった人なのだ。「こんなこと言ったらバカにされる、嫌われる」と思っていませんか。我慢しないでちょっとだけ自分を信じてみたら、人づきあいが楽になる。