日本人のほとんどが、田舎ではクルマなしには生きていけないと考えている。ゆえに、日本の地方都市は「クルマ」が前提になってできあがっている。しかし、今地方が「疲弊」している最大の原因は、まさにこの、地方社会が「クルマに依存しきっている」という点にある、という「真実」は、ほとんど知られていない。本書では、そうした「クルマ依存」がもたらす弊害を理論的に明らかにした上で、富山市のLRT(ライト・レイル・トランジット)導入を中心とした「交通まちづくり」の例や、川越の歩行者天国、京都市の「歩くまち京都」の取り組み事例などを参考に、「脱クルマ」を通して地方を活性化していく驚くべき手法を紹介する。
幼い頃の記憶を失っていることから、家族や友人たちと馴染めないでいた紗栄は、大学進学を機に、母方の実家の今は誰も住んでいない神社で一人暮らしを始めることに。そこで出会ったのは美しいが不愛想な妖狐の青年と、なぜか自分のことを知っている狛犬の少年だった。狛犬が言うには、この神社からなぜか神様が行方不明になっているらしく、紗栄もその神様捜しを手伝うことになるのだが…。
傷つきやすい私を大事にしてほしい。日本独自の「メンヘラ」が生まれた背景を社会学者が解説。
明日は、きっといい日になる
◎巻頭インタビュー 金澤泰子
◎チエックテスト 「あなたは、明日がいい日になる人?」
◎エッセイ
◎懐かしのアルバム
◎豪華連載 水島広子 「50代からの人間関係」
◎巻末健康情報
◎大特集 頭の腕だめし、おもしろパズル傑作選
逃げることも悪くはない。でも、それがゴールじゃないはずだ。人気フリーゲーム「青鬼」公式ノベル化第3弾。
江戸は本所亀沢町の「おけら長屋」に住む浪人・鉄斎のもとへ、一人の若き武芸者が訪れ、真剣での立ち合いを求めてきた。いったい何のために勝負を挑んできたのか。そして、鉄斎の過去を知った長屋の面々は…「ふゆどり」。勤め先の店で、険悪な関係の嫁と姑に振り回される万造。ある日、色白の優男が店にやってきたことをきっかけに、嫁姑の争いは激しさを増していき…「あきなす」など、傑作四篇を収録。文庫書き下ろし。
ピアシング、拒食・過食、あるいは性。本来なら、ひとを癒し快くする行為が、身体への攻撃として現象している今。わたしたちは、なにか身体に深く浸透しているはずの「智恵」と「想像力」を失いつつあるのではないか。医療システムを通してしか関与できない非人称の身体と、フィットネスなどによって完璧に支配されるプライヴェイトな身体。引き裂かれた身体の状況をさまざまな角度から論じながら、他者との関わりにおいてこそはじめて存在する「身体」の本質について考える。
人生は毎日がピンチの連続。程度の差はあれども、乗り越えなければいけない困難は誰にでも訪れる。しかし、つらい境遇に直面しても前向きに生きていける人と、落ち込んでしまう人がいる。その差を分ける能力が「レジリエンス」。アメリカで論文が多数発表されるなど注目される心理学理論で、簡約すれば「人生の挫折に対処する能力」。挫折や落ち込みから立ち直り、ポジティブに生きられる人は共通して持っているという。本書はこのレジリエンスを、その実例を通して理解することで、生きづらさを抱えるすべての人が「自ら幸せを得る力」を取り戻すための書である。
PHP一番人気のMVCフレームワーク!最新バージョン3系によるWebアプリケーション開発。
日本陸軍の将官と参謀のために“軍の統率”のあるべき姿を説いた作戦指導書ー統帥綱領。その示唆するところは、兵書のみならず優れた経営書・人生哲学書としても名高い。本書は“兵法経営論”の提唱者として企業経営者から絶大な支持を受けた著者が、統帥綱領・統帥参考・作戦要務令の要点を、古今東西の戦史を繙きつつ“社長学”の観点から解説。難局を打開するトップの心得を凝縮した一冊。
とにかく覚えるのが大変だった生物の授業。試験前の丸暗記だけで、今ではすっかり忘れている人も多いのでは?-本書は進化生物学者の著者が、約38億年前の生命誕生の奇跡から始まった現在の驚くべき生物の多様性を、“進化”という一つの流れですっきり分かりやすく解説。「脳とアリは似ている」「超個体の誕生」「メスとオスがあるのはなぜ?」など、読み出したら止まらないエピソードが満載!
20世紀最大の発見といわれるアインシュタインの相対性理論は、何が真に革命的だったのか?お茶の間で人気の科学者が、「時間の遅れ」「物体の縮み」など、相対性理論のポイントを踏まえてわかりやすく解説する。また、著者自身が人生において大きな影響を受けたアインシュタインの思想の核心を、10の視点から捉えなおす。E=mc2はいかに導き出されたのか?
松下電器を創業者松下幸之助とともに築いた男、高橋荒太郎。「松下には創業者がつくられた立派な経営理念がある。その理念にしたがってやっていけば間違いない。それにもとることをしていないか」というのが彼の口癖であり、常に松下幸之助の考え方、経営理念を拠り所として、仕事を進めていった。その彼がみずからの体験を通じて語った松下経営哲学の真髄。
神さまから好かれれば、運は自然とアップする!本書では、これまで2万人以上の相談者を幸せに導いてきた著者が、神さまから愛されて信じられないほどの幸運を呼び込む魔法のルールを大公開。「いつも運のいい人は友人の嬉しさをともに喜び、なぜか運の悪い人は友人の悲しみに同情する」など、すぐに実践できて効果絶大のことばかり。この1冊で、毎日のように奇跡が起こる!
「テレビばかり見てないの!」「早く手を洗いなさい!」-生まれた頃はあんなに愛しかったのに、いつからこんなに怒るようになったのか。本書では、上皇陛下と天皇陛下に20年間仕えた著者が、伸びる子に育つ言葉がけの数々を紹介。「子どもが手伝ってくれたら、“ありがとう”を伝える」「自分自身で考えて、話をさせる」など、具体的なアドバイスが満載です。ベストセラーの育児書、待望の復刊!
天下分け目の関ヶ原合戦で、「家康は勝つべくして勝ち、石田三成は負けるべくして負けた」と語られるのが定番だが、真実だろうか?実は、関ヶ原合戦ほど、後世の脚色が現代まで流布している戦いはない。本書は、大誤算だった家康の小山評定、領土拡大に野心満々の毛利家など、予定調和のストーリーに隠された「不都合な真実」を明らかにする。家康は“賊軍の将”に転落していた!?
たべることがだいすきなくいしんぼうのしろくまは、「たべもののなかにはいってみたら、どんなかんじかな?」と、そうぞうしてみました。4〜5歳から。