スチャラカな作風で我が道を行く映像作家、河崎実の『イコちゃん』シリーズ&電エースの音楽全集。『イコちゃん2』以降の音楽担当、見里朝生氏は才能あるぞ。河崎実の歌詞はメチャクチャだ。(31)の振っ切れた増田未亜のヴォーカルがいちばんの聴きドコロ。
日本中にスーパーカー・ブームを巻き起こした池沢さとし氏の代表作『サーキットの狼』と“BASS野郎”がタッグを組んだ! 80年代のロックを中心としたドライブに適したアルバム。
プロレス、ヘヴィ・メタル、ヒップホップ……。形はどうであれ、男はいくつになっても{男らしい}ものに憧れる。オレらの世代にとって水木一郎が歌ったヒーローものはそんな嗜好の原点だ。これはそんな水木の究極のベスト盤。正義、友情……。現在では記号化され、現実味のなくなっちまった言葉だが、男はそれを忘れちゃオシマイだというコトを痛感するCD5枚組、全123曲!
おおっ、これは懐かしい! 昭和30年代生まれならググッときそうな人気アニメの主題歌や挿入歌を収録、スポ根ものは梶原一騎原作のものが多く、彼も作詞を手がけているが、尾藤イサオが歌っていた(9)が寺山修司作詞とは知らなんだ。
「兄貴を尊う」と書いて“アニソン”と読む。実に素晴らしいネーミングに感心せずにはいられない2枚組ベスト。アニメから特撮まで、とにかくどれもこれもがシャウトしまくりで痛快ナンバーのオン・パレード。恐れ入った。歌手生活30周年、これが男の生き様だ!