「兄貴を尊う」と書いて“アニソン”と読む。実に素晴らしいネーミングに感心せずにはいられない2枚組ベスト。アニメから特撮まで、とにかくどれもこれもがシャウトしまくりで痛快ナンバーのオン・パレード。恐れ入った。歌手生活30周年、これが男の生き様だ!
タイガー大越4年ぶりの新作。ドラムレスで、チェロやパーカッションを加えたという、アコースティックでユニークな編成で、彼のトランペットがメロディを朗々と歌い上げていく。その力強いトランペット・サウンドと、間を有効に活かしたアンサンブルが感動的だ。
50年代終盤から60年代初頭にかけて活躍した男性アイドル・シンガーの決定版ベスト。チャンセラー・レコードの同僚フランキー・アヴァロンに比べワイルドなヴォーカルが売りだった彼の唱法は、エルヴィス・プレスリーからの影響大なのがよく分かる。
90年代以降の作品から、和製R&Bスタイルの楽曲を集めたベスト盤。タイトル曲をプロデュースした横山剣をはじめ、若い世代とのコラボレーションが彼女本来の魅力を浮き彫りにしている。
“スポーツ根性もの”TVアニメ/ドラマの主題歌・挿入歌を一挙収録。『巨人の星』や『サインはV』のテーマ・ソングなど、かつて汗と涙でお茶の間を酔わせた名曲の数々が高音質で甦っている。
学芸会用の舞踊劇で、クラスのみんなが参加できそうな「ピーターパンの……」から、演歌好きでひょうきんな男のコが元気良くやれる「ごんべいさん」など、お遊戯好きの子供たちがよろこびそう。指導者が衣裳に気をつかってあげると効果的だろう。
もう怖いもんなし! という充実したパワーに満ちたHOTEIのニュー・アルバム。ちなみに(7)は言うまでもなくツェッペリンの有名曲。HOTEI流にこなれたデジ・ロックになっている。実にステージ映えしそうな曲ばかりで憎いよッ! このギター・ヒーロー!!
正統派ヘヴィ・メタル・バンド、1年ぶりのニュー・リリース。前作『プロジェクト・ワン』の呼びものだったロン・キール、柴田直人の名前はないが、リーダー木下昭仁と新メンバーの一体感が増したバランスのいい仕上がり。ファンの満足度も高いに違いない。
札幌をホームグラウンドに、かなりの歴史を持つメタル・バンドの95年の作品をリミックス。長髪・黒革・銀アクセというファッションと大時代的な歌詞、重いリフと速弾き。ジュラシック・パークで生きていたメタル人、といった趣。