カナダの4人組による世界デビュー作。70年代のレトロなハード・ロックを思わせる生っぽいサウンドは、シンプルさ&キャッチーさ加減が絶妙で、ドラマーが兼任するヴォーカル、ツイン・ギターの使い方には、シン・リジィからの影響が色濃く出ている。
ショーン・レノンの新プロジェクトは、公私にわたるパートナー、シャーロットと奏でる、アシッド・フォーク作。トラッド的な旋律が見え隠れするあたり、父ジョン以上に、サー・ポールの引っ込み思案な“甥っ子”といった印象。“歌うアウトサイダー・アート”の趣を持つ、歌詞の世界もおもしろい。