戦前、戦中、戦後の激動期に日本、中国、アメリカで活躍した李香蘭(山口淑子)の楽曲を収録したベスト・アルバム。国境を越えた情感豊かな楽曲の数々を楽しむことができる。
6曲のニュー・ヴァージョンを含む全曲集で、意外な面白味もある。「よこはま・たそがれ」はかつての五木ならではの歌声としか思えない彼の魅力だった乾いた情感をかもし出す歌唱だ。この曲や「千曲川」、さらに「長良川艶歌」でみられるウェットな歌唱への変化が、歌手・五木の変遷を感じさせる。
ラブ・ソングを中心に歌い続けてきたベテラン・シンガーが、フォーク&ロック系の名曲にリスペクトを込めてカヴァーしたアルバム。ソフトで丁寧な歌声とアレンジは、オリジナルよりもちょっと上品になっているみたい。また自身のヒット曲「最後の雨」のアンサー・ソングも収録されている。
くるり既存の作品を、16アーティストがそれぞれの流儀でカヴァー。あたかも自分の曲のように歌っている奥田民生から、意外なくらい可憐なユーミンまで、多彩な解釈が並ぶ。思いきりケルティック・トラッドに料理したハンバート・ハンバートの「虹」が、かえって新鮮。⇒♪くるり特集♪をチェック!
「ふるさと」「春の小川」「さくらさくら」「富士山」など、親しまれ続けている唱歌・抒情歌の数々を収録した決定盤。教室、先生、級友、校庭、卒業式……。懐かしい思い出が蘇る100曲を収録。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
松本隆作詞活動30周年記念企画として2000年にリリースされたコンピレーション・アルバム。1969年から99年までのヒット曲から、松本自身が選んだ50曲を収録。日本歌謡曲史に残る名曲がズラリ。
デビュー20周年を記念して本人監修のもとリリースされた2枚のベスト・アルバムのうちの一枚。こちらは2000年代のシングル曲やアルバム収録曲が中心となっており、「世界に一つだけの花」「LOTUS IN THE DIRT」「僕が一番欲しかったもの」「どんなときも。」が新たなアレンジを施されている。特に「世界に一つだけの花」はヴォコーダーで始まるという変身ぶりが新鮮。★
ある物は残り、ある物は失われているけれど、安田・由紀姉妹の曇りのない、清らかな歌声に触れると、日本本来の美しさが集約されているような気持ちになる童謡集だ。日本の春夏秋冬を綴った、おなじみの作品が中心で、記憶の彼方にあった懐かしい感覚が甦る。カラオケ付きの2枚組。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
水無月すう原作アニメ『そらのおとしもの』のエンディング集。現代アニメと懐かしの歌謡曲の組み合わせは新鮮。桜井智樹役の保志総一朗が歌う町田義人の「戦士の休息、高校サッカーのテーマ曲「ふり向くな君は美しい」、H2O初期の「僕等のダイアリー」や嘉門達夫本人による「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」も収録。レコード・ジャケット風の歌詞カードが味わい深い。
2009年に行なわれたコンサートの模様を収録したライヴ映像作品。「新しい季節へキミと」など同年発売のアルバムからのナンバーほか、「今宵の月のように」などの名曲も披露。圧倒的なパワーに満ちあふれたパフォーマンスが楽しめる。
宮平照美のソロ・プロジェクト、jimamaのベスト・アルバム。“最も泣ける歌”として注目を集めた「大丈夫」ほか、インディ時代も含む9年間の音楽活動の集大成が詰め込まれている。
70年代に活躍した作曲家、森田公一の提供曲と自身のバンド“森田公一とトップギャラン"のコンプリート・シングル・コレクションを組み合わせた2枚組アルバム。河島英五「時代おくれ」や、自身が歌いミリオンセラーとなった「青春時代」などを収録。
再結成全国ツアー最終日、2009年11月14日の武道館ライヴを収録したアルバム。70年代後半の大ヒットよりも、それ以前のナンバーがメイン。序盤はフォーク、中盤からはロックアレンジで聴かせる。新曲「GOING HOME」のコーラスは、全国ツアーで収録した述べ10万余の観客の歌をつないだもの。
米軍キャンプ廻りからスタートした4人組男性コーラス・グループの歴史を集成。スウィング感をもったコーラスで、落語ものやコミカルな歌などもこなしていたと再確認するはず。発表年を調べると流行へのアンサー・ソングと思える歌もあり、時代への批評性をも実感。
デビュー10周年を記念したベスト・アルバム。全米デビュー曲からKOSE「エスプリーク プレシャス」のCMソング「わたしの、しらない、わたし。」までを収めた、オール“麻衣”ベスト。スペシャルギフト・パッケージ仕様。
国民的人気ゲームのシリーズ最新版オリジナル・サウンドトラック。ゲーム同様にパワーアップしたBGMのほか、BGMに歌詞をつけたオリジナル楽曲やパチンコ台の挿入歌なども収録されている。
浜田省吾作曲、春嵐作詞、水谷公生編曲のトリニティが生む楽曲に、さまざまなゲストが声を添えるプロジェクト第3弾。シンガー・ソングライターの参加が多く、他者の曲を歌うことで普段とは異なるヴォーカルの表情が垣間見える点もポイント。弦をベースに、しっとり大人のムードを漂わす「野に咲く花」「てがみ」の流れが秀逸。
ひかりのくにから発売されている「合奏楽譜百科」のピアノ・パートだけを入れたCD。現場の先生たちの熱い要望によって生まれたもので、合奏練習はもちろん、発表会などでも役に立つ、利用価値の高いものだ。