ジャパニーズ・プログレ・シーンで独自路線を開拓し続ける彼らのシングルは、アニメ『コードギアス反逆のルルーシュR2』のエンディング・テーマ。官能的なゴシックとロリータ的キャッチーさをブレンドさせたバンド流のスタイルで、楽曲のオリジナリティを究めている。
「夕顔の花」は、女心の強さの裏側に潜む弱さを切々と語る水木かおるの詞が、山田研治の叙情味タップリのメロディに乗って心に染みる。上村あすかの淡々とした歌唱で、切なさがより伝わってくる。「みれん雨」も、彼女の唄声がムード歌謡風アレンジに巧くマッチしている。
人気ロック・バンド、Aqua Timezの3rdフル・アルバム。TVドラマ『ごくせん』の主題歌「虹」をはじめ、映画主題歌やアニメのオープニング曲、CMタイアップ・ソングなど、おなじみのナンバーが多数収録された強力作だ。
2008年、ロング・セールスを記録した「虹」(ドラマ『ごくせん』主題歌)などヒット・シングル4曲を含むサード・アルバム。メイン・ソングライターの太志が紡ぎだす“切なくて、でも、元気が出るメロディ”がさらに充実、ジャンルレスなアレンジ力もグッと向上している。