オラモ/CBSOによるフォールズ作品集の2作目。英国内でも過小評価されている作曲家の、多彩な様式感と先進性が洗練された演奏表現で示される。ドノホーのソロを含め精緻なアンサンブルでこうした作品の美質を見事に引き出すオラモの力量には感服。
フェアポート・コンヴェンションのデイヴ・マタックスを迎えて1970年に発表した7作目。聖書や禅問答をモチーフにした歌詞やシタールなどの民族楽器を採り入れた幻惑的なサウンドで壮大な世界を聴かせる。ロック色の濃い内容だ。
スウェーデンで人気を博したバンド、Bad Influenceのメンバーが中心となって結成されたトランス系ユニットの1stアルバム。U2やビートルズといった、メンバーが影響を受けたサウンドが根底にある美メロ・トランスが楽しめる。
モッズ・ムーヴメントの大御所、ザ・フーのBBCセッションを収録。1960年代のスタジオ・ライヴを中心に、彼らの代表曲やオリジナル・アルバム未収録のカヴァー曲などで構成されている。
1972年にトランスアトランティックから発表された3rdアルバム。強靭なギター・リフを中心にしたサウンドをベースに、アコースティックなアプローチで新たな一面も覗かせている。
洗練された響きで編曲されているとはいえ、ムソルグスキーの特異な才能を見事に表出し尽くしたマルケヴィッチの演奏は、強く印象に残る。ゲヴァントハウスを掌握した、マルケヴィッチの爽快な演奏が楽しめる。