不滅の名盤を揃えた《ドイツ・グラモフォン・マスター・シリーズ》の1枚。華麗で緻密な管弦楽法で知られるラヴェルの作品は、カラヤン&ベルリン・フィルの十八番だ。
ロシア音楽史の中でも特異な位置を占めるムソルグスキーのほぼ全貌が見通せる選曲になっている。「展覧会の絵」は、ラヴェルの管弦楽版とピアノ版が並び、歌曲もしっかり収録されているのがうれしい。
サントラなのだから当たり前なのだけれど、音から映像が立ち登ってくる感じがすご〜く強くして、冒頭からゾクゾクきちゃいました。
さすが、『美女と野獣』を凌ぐ名作と言われるだけのことはあります。全米No.1となったテーマ曲(21)は、感動〜。
<収録内容>
01. アラビアン・ナイト(ブルース・アドラー)
02. ランプの伝説
03. ひと足お先に(ブラッド・ケーン)
04. 街のいたずら少年
05. ひと足お先に パート2(リプライズ)(ブラッド・ケーン)
06. フレンド・ライク・ミー(ロビン・ウィリアムズ)
07. 自由へ
08. アリ王子のお通り(ロビン・ウィリアムズ)
09. ホール・ニュー・ワールド(ブラッド・ケーン・アンド・リー・サロンガ)
10. ジャファーの出番(ジョナサン・フリーマン)
11. アバヨ,王子様(リプライズ)(ジョナサン・フリーマン)
12. 地の果て
13. キッス
14. 暗い夜に
15. 逃げたジャスミン(リー・サロンガ)
16. 市場
17. 魔法の洞窟
18. アラジンの告白(ブラッド・ケーン)
19. 闘い
20. 幸せな都,アグラバー
21. ホール・ニュー・ワールド(Aladdin’s Theme)(ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル)
『美女と野獣』に続く、ラヴ・ファンタジー・アニメが『アラジン』。日本語吹き替え版なので、ムードはチト落ちるが、台詞の一言一言まで理解できるのでやはり有り難い。ランプの精のとぼけたキャラクター、宝田明の悪役ジャーファーのはまり具合などおもしろい。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
全世界で大ヒットしたディズニー映画『ライオン・キング』のサントラが日本語吹き替え版で登場。インストの(6)〜(10)とエルトン・ジョンの(11)以外はすべて日本語になっており、雰囲気には欠けるもののお子様に聴かせるにはこちらの方がオススメ。
クラブ・シーンにおけるヒーローといえば、DJにほかならない。そのDJにスポットを当てた映画『ハング・ザ・DJ』のオリジナル・サウンドトラックが登場。旬のサウンドがひしめいている。
新宿歌舞伎町の巨大クラブ「CODE」で行なわれる人気パーティー「SATURDAY JUMPIN DISCO」のトランス・コレクション。レジデントDJであるET“Q”によるミックス。
「展覧会の絵」は2度目、「火の鳥」は3度目の録音。いずれもゆっくりとしたテンポで進んでゆくが、色彩豊かなそれぞれの曲の魅力を、二つの名門オーケストラを駆使して、十二分に発揮した名演。
メンバー・チェンジの中でセッション的に制作された1970年発表2ndアルバム。『宮殿』パート2ともいわれる構成で、メロトロンの音色が耳に残る。ティペットのピアノが聴きものだ。
“革命的”ともいえるマシュー・ボーンの「白鳥の湖」の音楽の種明かしである。大胆な曲順の変更や入れ替えがいたるところにあり、その“特異さ”にあらためて驚かされる。しかし演奏は意外に精確で流麗。独創的な振り付けを支える謎解きがここにある。