ANGRAのドラマーが率いる別バンドの通算3作目。正統派ヘヴィ・メタルながら、手数の多いドラムはハンガーならでは。また今回は人間の思考回路に基づくストーリーをコンセプトにした作品で、ドラマティックな世界も繰り広げる。
ラヴェルによるオーケストラ編曲版と、オリジナルのピアノ版とを聴き比べられるアルバム。アバドがBPOを駆使して目くるめく世界を描き出し、ウゴルスキのピアノもまたダイナミックで雄弁な演奏を繰り広げている。
2004年にイギリスで最も売れた女性歌手。もともとは旧ソ連・グルジアの出身だが、この3作目では想像力と情景描写の優れた歌詞はもとより、ラテンやレゲエを含む音楽的な幅がさらに広がっている。映画『ミス・ポター』の主題歌「ダンスを教えて」をボーナス・トラックとして収録。
イギリスのプログレッシヴ・ロック・バンド、キング・クリムゾンの2007年9月発表のボックス・シリーズのうちの1作。アルバム『アイランド』期のラインナップによる迫力のライヴ・パフォーマンスが楽しめる。
作曲者から高く評価されていたオーマンディのシベリウスが聴きもの。明るく力強い豪快な演奏が、シベリウスの憧れでもあった。「展覧会の絵」は、フィラデルフィア・サウンドが存分に楽しめる演奏であり録音だ。
「展覧会の絵」は有名なライヴ録音で、自身のテクニックを最大限に活かしきったホロヴィッツ版での凄まじい演奏。チャイコフスキーは、岳父トスカニーニとの歴史的な録音。天才にしかなしえない名演だ。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。精密で情感あふれるシンセ・ワークが堪能できる。
生きることをさぼってはいけない。明日を恐れない。写真を通してわかること。それは、シンプルな感情。タイで撮ってきた写真で構成した特別編。
田中芳樹によるSF小説を原作に、劇場版、OVA(本編・外伝)が制作されたアニメ『銀河英雄伝説』。本作はそのBGMをコンプリートした豪華ボックス・セットで、自由惑星同盟SIDEと銘打ち(対立する銀河帝国のセットも発売中)、時間軸に沿って使用楽曲を収録。今や入手困難と言われていただけに、ファンにとってはうれしい限りだ。宇宙を舞台にした壮大なストーリーに彩るのはクラシックの名曲の数々。メジャー、マイナーを問わず古典派から20世紀に活躍した作曲家まで選曲は多岐にわたっている。またオリジナル曲は少ないが、ディスク1の2曲目の秋吉満ちるのスケール感のある第1期OPや小椋佳による温かみのあるEDの数々はやはり印象に残る。ディスク1の9曲目はこのアニメのイベント参加者の合唱である。全10枚、かなりの聴きごたえがあるので、この作品でクラシックに馴染んでみるのもいいかも。