弘化三年(一八四六)日本海に浮かぶ隠岐・島後に、はるばる大坂から流された一人の少年がいた。西村常太郎・十五歳。大塩平八郎の挙兵に連座した父・履三郎の罪により、九年に及んだ親類預けの果ての「処罰」だった。十六歳になった常太郎は、狗賓が宿るという「御山」の千年杉へ初穂を捧げる役を、島の人々から命じられる。下界から見える大満寺山の先に「御山」はあったが、そこは狗賓に許された者しか踏み入ることのできない聖域だった。やがて医師になった常太郎は、島を覆う幕末の狂乱に巻き込まれていくー。第19回司馬遼太郎賞受賞作!
映画「かもめ食堂」でフィンランド人スタッフに大好評だった、おにぎり。「夜中にお腹がすいて困るよ」と言われたドラマ「深夜食堂」の豚汁。映画「海街diary」で試行錯誤した、しらすトースト。…どんな現場でも心がけているのは「楽しんで作る」ということ。人気フードスタイリストの温かで誠実でユーモラスな人柄が伝わるエッセイ集。
ウクライナ研究の第一人者だけが知る、対ロシア関係の真実と親日国としての姿。
子ども義太夫語りの豊竹豆仮名太夫として、寄席に出演したのが6歳のとき。ついで落語家に転じ、三遊亭円童を名のって初高座をふんだのが9歳。文字通り“寄席育ち”の六代目円生は、寄席の世界の雰囲気を色濃く身につけていた。その魅力、情緻をきわめた語り口が、ファンにはいまなお忘れがたい正札付きの出囃しとともに鮮やかによみがえる、円生落語の独演集。
イギリス、ヨークシャー州の村に住む少年ジョーは、美しいコリー犬ラッシーを飼っていた。ところが、公爵がラッシーを買いとってしまい、ジョーは悲しみにくれる。遠い北の地へつれていかれたラッシーは、ジョーのもとへ帰るため、はるかな旅へと出発した…。映画化され、世界じゅうの人々に愛されてきた感動の物語の全訳。
この本は、北海道の先住民族アイヌの文化のすぐれた伝承者である萱野茂さんが、子ども時代の思い出とそのころのアイヌの生活や考え方をまとめたものです。小学中級むき。
戯作者にあこがれる伝蔵は、風来山人・平賀源内獄死の噂を耳にした。源内秘蔵の天狗髑髏を一目みたいと忍びこんだ先には幽霊が…。伝蔵こと若き山東京伝が出あう怪奇な事件の数々。生きては戻れぬ山中の地獄宿、老中・田沼意次の生霊騒ぎ。世の魑魅魍魎を怪奇小説の祖・京伝が斬る、傑作時代ミステリー。
いまや稀代の人気戯作者・山東京伝となった伝蔵。吉原の馴染みの遊女・菊園と所帯をもったが、恋女房の様子がおかしい。蔵の中で眠りこけたり「墓参りに行く」と叫んだり。悪霊の仕業か物の怪の導きか…。若き日の鶴屋南北、大版元・蔦屋重三郎など、多彩な人物がからみ織りなされる江戸の怪奇事件簿。
世界的ハーバリスト、ジニー・ローズの長年の研究と実践の成果が結実!375種類もの精油&ハイドロソール(芳香蒸留水)が作られるハーブを徹底的に解説。
坂本龍一のアレンジも素敵だが、真理ちゃんの歌詞とメロディーのコンビネーションがとてもいい。子供のころから海外のヒット曲を聴き込んでいない限り、こういう感覚は身につかない。歌唱力がこの段階での課題だ。
最近は、人事担当者だけではなく、第一線の管理者やリーダーが採用面接を行なう機会が増えてきています。採用面接は会社が求める人材を採用するための大切な仕事です。応募者の資質を判断するとともに、入社後に問題を引き起こさないかどうかを見きわめておく必要があります。そのため、採用面接担当者には、短い時間で応募者を的確に判断することが求められます。このような背景をふまえ、本書は、中途採用からパート社員・契約社員・新卒者採用まで、採用面接を担当する人が気楽に読めて、効果的な採用面接がすぐにできる内容にしています。また、実践ですぐ役に立つ採用面接のコツも多く紹介しています。
飯島真理のデビュー25周年を記念した2枚組企画アルバム。ヒット曲やレア音源を網羅したベスト選曲で収録されており、服部克久指揮のオーケストラに乗せた彼女のピアノ演奏も堪能できる。
多くの人に「生き方」を教えてくれたモタさんからの最後の伝言。
けんかをしてしまった。なかなおりしたいときになんていったらいい?もし、子どもが友だちとケンカして元気がなかったら、友だちとの仲直りのヒントが、この本にあります。
アメリカのビジネスを支える新たな力の最前線を探ったフィールドレポート。2006年、フィナンシャルタイムズ誌ビジネス・オブ・ザ・イヤーの最終選考に選ばれた名著。
ハーブ療法に役立つ薬用ハーブの化学入門書。
「週刊新潮」連載中の超辛口名物コラム「変見自在」。『サダム・フセインは偉かった』『スーチー女史は善人か』『ジョージ・ブッシュが日本を救った』『オバマ大統領は黒人か』に次ぐ、堂々の第五弾!教科書でお馴染み「奴隷解放の父」で知られるリンカーンは、黒人に代わって格安の中国人苦力を代用していたー。朝日新聞の“一流紙”ぶりから、国家を蝕む悪徳官僚、偽善にまみれた大国の腹黒さまで。見た目のウソを見破り、真実を炙り出す。この本で、物事の正しい見方が分かります。
すべての物事には“ベスト・タイミング”がある。日常の作業、仕事、健康、学習や人生の大事な局面、旅行にまつわることに関して、「いつ」がベストかを書いた、おもしろうんちく本。