現代の詩神はなぜ衰弱したのか? 感情の砂漠化に対抗して、永瀬清子からオクタビオ・パス、写真論まで、しなやかな詩心によって織られたエッセー27篇。
いじめが、子ども世界だけの現象だと思ったら大間違い。企業もマスコミもいじめに満ちている。いじめ問題を掘り下げれば、そこにありのままの日本人像が露出する。「いじめは許せない!」という口先だけの道徳批判の不毛さよ、さらばさらばー。
本書は、生命現象の全体を学的に基礎づけ、顕微鏡のなかの世界とあるがままの人間の現実感覚とを架橋すべく、生物学と人文諸科学との境界領域を中心に,長年研究をつづけてきた著者最近の論文・対談をあつめたものである。細胞の起源、意識の発生、構造主義を論じながら、オパーリン、ポルトマンから西田幾多郎、ユングまで、数かずの領野を縦横に渉猟し、多様なコンテクストから生命の意味を読みとろうとする著者の姿勢は、刺激にあふれている
炎熱と豪雨のモハーヴェ砂漠、酷寒のロッキー越え、シカゴではカポネの一党が待ちかまえている。アメリカはいかにも広い。サーカスを引きつれ、町々でギャンブルに応じつつ、不況をはねとばすような陽気な集団がアメリカ大陸を横断する。猥雑なほど人間的にランナーたちが日一日と心に珠を得て、いまゴールに近づいて行く。
この巻では、神戸から名湯で名高い有馬、そして三田へと路線を延ばし、更に要の地点・鈴蘭台から分岐して、三木・小野・粟生など東播地方とも便利に結ぶ神戸電鉄の全てを紹介する。
健康で美しい髪への想いをこめて。髪のもつ文化的意味や生理的機能の重要性を考える。
軽量アルミカーに代表される合理設計の相鉄車両。現在と思い出のすがたを写真で。形式・機器・諸元などのデータ満載。
「よかったさがし」はボストンにひろがり、アメリカじゅうにひろがりました。いま、あなたのまわりにもしあわせの輪が…。
都市間高速電気鉄道の草分けとして、また阪神間の庶民の足として、ジェット・カーの開発をはじめ、技術革新で常に民鉄界の先頭にたつ阪神電車のすがたを紹介する。
首都東京の大量輸送機関として、大きな役割を果たす営団地下鉄。新技術を積極的に導入し、常に時代の先端をゆく車両群を写真と解説、そしてデータで紹介。
とかく軽く見られがちなプリンタを見直して、自分の目的にあった製品を選び、めいっぱい活用しようというのが、本書の目的だ。どのプリンタを買ったら良いか、という話から、プリンタの原理、制御する方法なんかを、ぎゅぎゅっと濃縮して解説した。MSX準拠のプリンタはもちろんだが、NECやEPSONなどの「MSX非準拠」プリンタについてもどう使ったらいいかを、差別しないで、ちゃんとにとりあげてある。
本書は、マルチプランで使用できる49の関数について、一つ一つその内容と使い方を事例をあげて説明してある。構成はABC順に並べてあるので、必要事項をその都度調べて読めるようになっている。なお、マルチプランの基本的な操作については、本編ではあまり説明していない。ある程度は『初心者のために』で説明してあるが、まったくの初心者は入門書と併用した方がよいだろう。