本書は一九九二年に自転車キンクリートで初演した「ソープオペラ」を一九九五年八月に改訂再演した戯曲です。その時にちらしに載せたコピーは「1ドル90円を割った’95年のアメリカを舞台に、5組の日本人夫婦がまきおこすトホホなラブ・ストーリー」というものでした。物語の舞台はニューヨーク郊外の住宅地です。ニューヨークには、たくさんの日本企業が進出しています。勿論、そこには日本から赴任して来た日本人駐在員たちも勤務している訳です。「ソープオペラ」は、ニューヨークに駐在する三組の日本人ビジネスマン夫婦と、彼らを訪ねて日本からやって来た二組の夫婦の物語です。
出生前診断は個々の婦人やカップルが妊娠・出産に際して必要な情報を得るためのものであり、計画して分娩に望めるようにするためのものである。この目的を実現するためには、十分に吟味されたカウンセリングとインフォームド・デシジョンが不可欠である。本書ではそうした立場から何が情報として提供されなければならないかを中心に記載した。
辛口幸不幸観。得意の絶頂で浮かれている人は自省の材料として、失意のどん底に沈んでいる人は発奮の契機として、是非この書を読んで下さい。
実力や業績があっても、不器用で真面目なゆえに、会社で不遇をかこっている人は多い。自己保身に汲々とする人、御身大切な人はこういう人を利用して上への階段をめざすようだ。力があるのに左遷され、窓際に追われ、それが原因のストレスで鬱々とした日々を過ごしている不器用な人に、常勝チームを追われた「知将」が、自分をごまかさず、目の前の仕事を精一杯やるのが人生で成功する秘訣だとエールを贈る。
帝冠様式の昭和初期からポストモダニズムの今日まで、現代日本建築を蔽う天皇の影。「霊魂」「眼差し」「声」「心拍」など、天皇の身体が象徴される建築とは何かー。母子密着の心的構造を天皇受容の心性とし、その幻想によって構築された成果を大胆に分析する。全く新しい建築文化論。
本書は、これからドイツ語技能検定試験(独検)3級にチャレンジする人のために書かれた参考書です。1日に2ページずつ勉強して、約1ヵ月で無理なく合格に必要なドイツ語力が養成できます。
真空技術関連の用語を解説したもの。排列は見出し語の五十音順。各見出し語に対応する英語を示す。図版多数。巻末に英和索引がある。
飯島直子、初めてのエッセイ集。悪魔と天使が仲良してるミステリアスな私がいる…このままの自分でいいのかしら。楽しい時は笑う、悲しい時は泣く、自分に素直に生きるのが一番ステキ。
中央アメリカの歴史を知る時、私たちは人間として、そこに展開された不条理な近現代史を生きた人びとの苦悩を思う。既成の政治制度は頽廃をきわめ、外部からの干渉は政治・経済・軍事・文化などあらゆる社会生活の局面で絶えることなく繰り返される。合法的な抵抗の道をすべて閉ざされた無一物の民衆は武器を手にせざるをえなかった。これが、この地域の20世紀の歴史を貫く現実であった。だが時代状況は変わり、ゲリラの時代は終わった、と言う。それは武装闘争を引き起こした原因が解決されたことを意味するのだろうか?中米の民衆的たたかいの共通する因子である貧富の格差・非民主主義・人権抑圧などは終わりを告げたのだろうか?本書は、その問いに答えるために、小さな中米の国々の「禁じられた歴史」に耳を傾けようとする。
ストレスにみちた日々のくらしのなかで、私たちの体の芯に残るぐったりとした疲労感は心身症・うつ病・神経症をひきおこす原因になる。中年男性だけでなく若者・女性にもひろがるアルコール依存症。これら疲労がもたらす病気に、どのように対処すればいいのか。「ぐったり疲労」を残さないためにはどんな睡眠や運動が必要なのだろうか。