●特集
憧れのショパンに挑戦!美しく弾くための演奏指導法
10月15日にフィナーレを迎えた、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール。YouTube等でも視聴できたことから、関心を持って見届けた方も多かったのではないでしょうか。そこで、現地レポートや川口成彦さんによる特別記事を掲載。
また、レッスンでのショパンへの興味につなげていただけるよう、課題曲になった《バラード 第1番》に加え、ピアノ学習者から「いつか弾いてみたい」と人気のある、《ノクターン》Op.9-2を取り上げて、音楽学者の湯浅玲子先生に楽曲の背景を分かりやすく解説していただく他、ピアニストの小山実稚恵さん、横山幸雄さんに演奏のポイントを教えていただきます。
●今月の課題曲
バルトーク『子供のために1』より第5曲《遊び》
※記事や付録のタイトル、内容は変わることがあります。ご了承ください。
子どもたちが、自分で自分の健康を守り、豊かな食生活をおくるために必要な能力を育てること、それが食育です。「好き嫌いが多くて困る」、「悪い食生活からくる病気が心配」など、食にまつわる悩みは切実です。“げんきをつくる食育ランド”のシリーズは、親と子が一緒に楽しく学べる本格的な食育の本。本書には、子どもたちの心をとらえる「食育」のすすめ方や、食育クッキングの紹介など、役立つ情報を満載。わかりやすい食育実践ガイド。
ふたを開けると、新しい幼児食の世界が…幼児の食の悩みをおべんとうが解決します!離乳食が終わってからずっと役立つおべんとうA to Z。
体重測定屋、ロバタクシー、サナダ虫の薬売り、ぶらんこ屋、100%ざくろジュース屋などなど…たくましく、大らかに生きるシルクロード商人たちを10年間にわたって追いつづけた路上観察記。136業種、176人の路上商人が登場。
家庭でできる!カンタン精進料理レシピ紹介。あったかくて、気持ちいい。美味しいひとしな、幸福のひととき。「いただきます」にこめられた心を綴る精進料理エッセイ。
季節ごと・素材ごとにわかりやすくレシピをまとめたガイドブック。
日本の季節は、おいしい。「二十四節気」で考える、旬の素材とからだに寄り添うごはん。
『競馬大予言』で10年にわたり絶大な支持を受ける馬券四天王がファンに贈る大謝恩予想。仕掛け(予想)はカンペキ、あとはあなたが必殺馬券を買うだけだ。
プルコギ、カルビ、サムギョプサル、チゲ鍋、サムゲタン、石焼ピビムパブ、カニのしょうゆ漬け、本場のキムチが食べられるソウルのおいしいお店95。
爆発的な増加で、深刻な農林業被害や交通事故まで引き起こす北海道のシカ。ただ、この生物資源を活用すれば、森林生態系を守り、ヒトの健康に役立つ「利益」にも直結する。「エゾシカを食べることは、まもること」。新しい発想を詳しく分かりやすく解説した。
まるで、ご飯を炊くように手軽にパンが作れます。おにぎり感覚でおかずを包んで、のせて、はさむだけ。
「これも季語だったのか」「こんな季語があるのか」。四季とともに生きてきた日本人の繊細さ、季語の奥行きの深さ。身近な暮らしにあふれる季語の数々。その豊かで味わい深い世界。
食べてくれる人を想いながら作る「青家」のごはん。ご飯にも、お酒にも合う定番ほか、季節ごとの人気の味を初公開。「青家」のおはなし&親友・大宮エリーとの対談つき。
夏の京都には美味を味わう条件がすべて揃っている。いざ、夏の京都へ。
ロールプレイは、演習、実習がある医療教育において効果を発揮します。傾聴を理解するため、患者さんや家族の気持ちを理解するため、身につけた技術が活用できるかを確かめるため、さまざまなケースでロールプレイは用いられています。いわゆるシミュレーションや体験学習の事例のなかにも、ロールプレイと呼んでもいいものも珍しくありませんし、OSCEにおける模擬患者の活用も、ロールプレイ以外の何物でもありません。
しかし、皆さんはロールプレイを「教育方法」としてきちんと認識し、取り入れているでしょうか? 「ごっこ」遊びの延長になっていないでしょうか?自分が学生のときに授業で用いられたのをまねただけで、用いていないでしょうか?
今回の特集は、ロールプレイの教育における本質をあらためて見直したうえで、教員自身とプロの俳優にロールプレイを行っていただいた様子を映像で紹介することによって、どこにポイントを置いて指導すれば、より効果があがるのかを再考する参考にしていただこうと組まれたものです。さらに、ロールプレイを含む演劇が、看護教育にいかに役立つかも、演出家に語っていただきました。人と接することを大事に考える看護は「役割を演じる」ロールプレイとは、とても親和性があります。だからこそ、その本質と効果を理解したうえで、教育に取り入れていただきたいと思います。
ロールプレイは、教員にも学生にも「アクティブ」で「おもしろい」もの。楽しく有意義なロールプレイが広がることを期待しています。
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看護師ならば、一度は「あなたの看護観はなんですか」と尋ねられた、あるいはレポートなどに書いた経験があるのではないか、と思います。基礎教育の現場では、多くの先生が、良い看護観を学生に養ってほしい、という思いを抱かれています。それでは、そうした先生は、どのように看護観を養われてきたのでしょうか。多くの出会いや経験のなかで育まれてきたものだとはいえ、源流の1つには、恩師と呼ぶべき存在から、受け継いだものがあるのでは、と思います。今特集では、さまざまな世代の先生方が、ご自身の「師」にあたる方々の、どのような振る舞いや言葉から「看護観」を感じ、学ぶ経験とつながっていたのか、そしてそこで得られたそれぞれの「看護観」を、自身のなかで変化もさせつつ血肉と化し、後進にどのように伝えていこうとされているのか、実践にそってご執筆いただきました。読者のみなさまも、自身のこれまでの歩みをふり返り、学生さんにどのように看護観を伝えていくか、とらえ直していただくきっかけとして頂ければ幸いです。
看護師ならば、一度は「あなたの看護観はなんですか」と尋ねられた、あるいはレポートなどに書いた経験があるのではないか、と思います。
基礎教育の現場では、多くの先生が、良い看護観を学生に養ってほしい、という思いを抱かれています。それでは、そうした先生は、どのように看護観を養われてきたのでしょうか。多くの出会いや経験のなかで育まれてきたものだとはいえ、源流の1つには、恩師と呼ぶべき存在から、受け継いだものがあるのでは、と思います。
今特集では、さまざまな世代の先生方が、ご自身の「師」にあたる方々の、どのような振る舞いや言葉から「看護観」を感じ、学ぶ経験とつながっていたのか、そしてそこで得られたそれぞれの「看護観」を、自身のなかで変化もさせつつ血肉と化し、後進にどのように伝えていこうとされているのか、実践にそってご執筆いただきました。読者のみなさまも、自身のこれまでの歩みをふり返り、学生さんにどのように看護観を伝えていくか、とらえ直していただくきっかけとして頂ければ幸いです。
■看護とは科学であり、アートである
伊藤暁子先生に教わった「看護観」「看護教育観」
山西 文子
■恩師の遺言“看護は患者との信頼のうえに成り立つ”
江川 万千代
■看護は変化を起こすものである
「村松静子先生の電話」から受け取ったもの
丸山 育子
■看護師は患者の回復をあきらめない
紙屋克子先生の信じる強さ
日高 紀久江
■愉しみつつ、教育の信念を貫き具現化する
安酸史子先生の姿勢から
増満 誠
■特別記事
看護職員の復職支援強化に向けた看護師等免許保持者の届出制度
若命 真裕子/田村 敦宏/石川 賢司
●笑いの伝道師 Wマコトのコミュニケーション革命・2
笑撃!“コミュニケーションの成果”を見える化?
笑いの世界に存在する魔法の公式
Wマコト
●看図アプローチへの招待・2
看図アプローチは授業マジックです!そのタネあかし
鹿内 信善/徳永 基与子/山下 舞琴
●臨床教育学 わからないこととの出会い・2
「生きづらさ」の研究 ひと(他者)にわかってもらえないということ
遠藤 野ゆり
●アジア、アフリカ、ラテンアメリカの看護教育はいま・11
バングラデシュ 最貧国からの脱却、看護も次のステージへ
五味 麻美
●“医療安全力”を育むリスクアセスメントトレーニング・22
“SBAR”実施におけるアセスメント力・提案力の育成
斉藤 奈緒美/石川 雅彦
●宮子あずさのエキサイティングWriting・14
臨床を語る“対義結・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
現象学の創始者フッサールは、「事象そのものへ」というテーゼを掲げました。これは何か物事をとらえる際、「こうあるものだ」「こうしているはずだ」という先入見を排し、そこで起きているもの自体を追求しようという立場です。哲学の一分野ですし、ちょっと難解ですね。けれども、決して看護教育と縁遠いものではありません。
看護も教育も、対象である患者や学生に全人的かかわりが求められます。当然、エビデンスにもとづいた科学的、論理的アプローチが重視されますが、決してそれだけではないというのは、皆さんはご承知でしょう。「病」や「学び」は、数値化されない固有の経験や感情と深く結びついているからです。かのベナーも、臨床実践の意味を探るうえで、現象学的に人間をとらえるところから、その理論を構築しています。
しかし人はつい、「自分の見方」で相手のことも評価し、判断しています。学生や患者の「経験」を理解するためには、「あなたの見方」を一度取り外す必要がある、と現象学は伝えます。
今回の特集では、現象学を教える立場から、また現象学を学んだ立場から、現場の先生方に教育実践と現象学のつながりを執筆していただきました。現象学を皆さんの新たな味方として、取り入れていただくヒントになればと願っています。
■現象学はあなたにもきっとおもしろい!
教務主任養成講習会を通して
榊原 哲也
■実習指導のなかでの教員の経験を振り返る
現象学の視点から
高橋 多佳子
■現象学的に読む学生の眼差し、教員の学び
看護実習での「経験」をめぐって
前川 幸子
■私を揺り動かし、新たな意味に気づいていく
看護教員の語り、現象学的分析の試み
西村 ユミ
インタビューデータ
■看護教育研究
看護師養成課程における子どもの心に関する教育の実態調査
船越 明子/羽田 有紀/角田 秋
●【新連載】考える力を育てるシンキングツールの活用・1
シンキングツールが求められる背景
黒上 晴夫
●笑いの伝道師 Wマコトのコミュニケーション革命・4
一笑懸命!“聴く”ことで現場が変わる!
一流と呼ばれる芸人さんは聴き手のプロだった
Wマコト
●看図アプローチへの招待・4
看図アプローチだからできる協同学習ファシリテーション
鹿内 信善/徳永 基与子/平野 加代子
●臨床教育学 わからないこととの出会い・4
私は「本当の私」をわからないということ
遠藤 野ゆり
●アジア、アフリカ、ラテンアメリカの看護教育はいま・13
ラオス
ニューリーダーたちの奮闘:自国で看護ケアを受けたい・・・続きの詳細は医学書院ホームページ