子うさぎミミミは、赤いものが大すきでした。とにかく、なんでも赤でなければ、きがすまないのです。「せかいでいちばんきれいないろ、それは赤いろだわ」いつも、そうおもっていました。そんなミミミが、ある日、赤いうんちをしたいとおもうようになって…。小学1〜2年むき。
数かずの苦しみをのりこえ、自由をとりもどすまでの、小さなウサギの気力と戦い。すばらしい記録をもつ伝書鳩の冒険と故郷を目の前にして待ちうける試練。ほか4編。
夏のはじめに生まれた野ウサギの子リーパスにとって、世界は危険にあふれていた。空からはカラスやフクロウが、やぶのかげではキツネが小動物の生命をねらっている。だが、いちばん恐ろしい敵は人間と人間がつれ歩く猟犬だ…。リーパスがすごした、危険と冒険に満ちた最初の一年間を、愛情こめて描く。中学以上。
駆り出された従軍慰安婦には、日本人女性も多くいた。“おふみさん”の慟哭を胸に、侵略戦争の本質を鋭くえぐった渾身のドキュメント。
ちょっぴりせつないウサギのお話。
ウサギは容姿がかわいらしいだけでなく、想像以上に利口で豊かな感情表現を持っています。また、育て方しだいで、人に大変よくなつき、性格も優しいため、コンパニオン・アニマル(伴侶動物)として、最高の資質があるといえるでしょう。本書では、ウサギを長い時間一緒に暮らしてくれるパートナーと考え、どうすればよりよい関係が作れるのかを常に念頭において編集しました。ウサギの生態に加え、実際に動物病院で多くのウサギを診療されている獣医師の先生にも協力していただき、病気についてもたくさんの資料や症例を紹介し、充実した内容となっています。また、実際にウサギと接している人たちの生活の知恵なども随所に生かし、生物学的なことから医学的なことまで、分かりやすくまとめてあります。ベテランの飼い主さんはもちろん、初心者にも理解できるように、解説のイラストや、ウサギたちの写真もふんだんに盛り込みました。