「もうぼく、うちにはかえらないからね。おこってばっかりいるいじわるなおかあさんなんて、だいっきらいだ。」いえでをしたうさぎのゆうたが、もりのおくへはいっていくと…。そこには、とってもふしぎなできごとがまちうけていた。ふしぎで楽しいお話をとおして、お母さんと子どものあたたかな関係を、ほのぼの描きだした幼年童話。
狐太郎が白狐屋敷の『禁断の井戸』に吸い込まれた。その時、突然、目の前に現れた少年・星冥の誘いに応じ、狐太郎を追って井戸に飛び込んだ蛇々姫たちがたどりついたのは…、なんと、人間界の平安京。平安京で幼き陰陽師・星冥を助け、魔物退治に張り切る蛇々姫たちだった…が、そこは、それ、魔界イチのトラブルメーカー蛇々姫御一行である。行く先々で引き起こす大騒動、ついには大内裏をも巻き込んでの大立ち回り。かくして、人間界は、史上最大の壊滅の危機を迎えるのであった…。中村うさぎの最新スチャラカ魔界ファンタジー、待望のシリーズ第2巻。もちろん、今度も豪華ゲーム付録が付いてるぞ。
「ペット」と暮らす、全ての人に。都市の中で、ウサギと暮らした日々。ウサギは何を感じ、何をニンゲンに伝えようとしたのか。見たこともない、新しい才能が登場した。
わが子シュンペイもいよいよ幼稚園。なれない育児に翻弄されつつも、自分の生き方を探る「ハハ」の日常をチャーミングな文体で、ユーモアたっぷりに綴った、30代ママの等身大子育てエッセイ。
山にも春がやってきました。うさぎのホッパーは、ともだちのスキャンプと楽しく遊びました。でも、気がついたら日が暮れそうです。ふたりは川をわたって、近道して帰ろうとしましたが…。
「ネズミたちがうるさくて、ねむれやしない!」ゆきのふったつぎのひ、ウサギがおこってパーシーのところへやってきました。ネズミたちはそりあそびでおおはしゃぎなのです。こまったパーシーは…。
エシャロット国王セイギの息子ラッキー王子は、生まれながらにして「光の女王」と「闇の女王」に祝福された「幸運の王子」。人々の愛情に包まれ、とてつもない強運を持つ妖精の庇護の許、すくすくと育ったラッキーなのに、なぜか夢は冒険者、アイドルは未だ見ぬ叔父ゴクドー・ユーコット・キカンスキー。長じて、9歳になったある日、自分のニセモノの噂を聞きつけたラッキーは、冒険に胸ときめかせ、ニセモノを捕まえに、城を抜け出したのです…。憧れのゴクドーやルーベットと遭遇し、そして、自分自身の途方もない秘密とも遭遇するラッキーの抱腹絶倒大冒険。