親が決めた結婚までの間を、大好きな歌劇団の鑑賞に捧げることにした伯爵令嬢のキアラ。何度も謎の騎士、レアンドルに会い、チケットと引き換えに結婚まで「恋人ごっこ」をすることに。「可愛すぎて帰したくない」と甘くキスされ体に触れられると、胸が熱くなりふわふわと夢心地になってしまう。いずれ別れる運命なのに彼への想いが慕っていき…!?
おしゃれとソーイングが大好きなルナの世界へようこそ!静かな野原の生まれ故郷をあとにして、雑誌『ラ・クレリエール』のイラストレーターとして働く夢を叶えるべく、街へやってきたうさぎのルナ。街での日々は刺激的で、おしゃれ&ソーイングのアイデアが次々とわいてきます。そんなルナの物語を通して、レースのボレロやスカート、ポルカドット柄ワンピース、ウールコートから、ツイードバッグやブーツ、王冠ヘッドアクセサリーといったアクセサリー、ドロワーズやパジャマまで、ルナご自慢のワードローブの作り方を紹介します。ルナのお誕生日には、ファッションが大好きな弟のアルフィーも登場し、シャツやジーンズ、ベストといった男の子の洋服のソーイングも楽しめます。お人形、洋服、アクセサリー全20点実物大型紙つき。
清華妃奈子には、忘れたい男がいた。両親の離婚を機に自分の後見人となった、10歳年上の御影雪哉だ。妃奈子の淡い初恋の相手でもある彼。しかし、優しい笑顔の奥に潜む男の欲望を知った妃奈子は、逃げるようにして彼のもとを離れた。早く結婚相手を見つけ、彼から自立したい。そう思い、出会いを求める妃奈子だったがー。「僕を嫉妬で狂わせるつもりですか?」仄暗い笑みを浮かべた雪哉に押し倒されて、淫らなキスをしかけられ…。
日本のむかし話には、よくウサギが出てきます。このウサギは、みんなのかっているウサギではありません。カイウサギが日本に来たのは室町時代といわれています。むかし話のウサギは日本の野山に、むかしからすんでいたノウサギなのです。野生のウサギのことも知ると、ウサギのすばらしさ、ふしぎさを、もっともっと知ることができるでしょう。絵本みたいにたのしくよめる。やさしくてわかりやすい解説。小学校低学年向き。
雪降る朝、二宮茉奈が勤め先のデザイン事務所で見つけたのは、白くて小さなうさぎだった。ところがこの可愛い毛玉には、なぜか影がない。どうやら不思議なうさぎの正体は「幽霊」のようでー。そんなうさぎの傍らにいるのは、八王子の山奥でお茶作りを生業としている、どこか浮世離れした雰囲気を持つ美貌の老紳士。これから新しい時を迎えようとしている悩める者たちの前に、不意に彼らは現れる…らしい。東京の片隅にひっそり伝わる都市伝説が、頑張る「ふつうのひと」の人生に、ささやかな奇跡を起こす。優しくてあたたかい現代のおとぎ話!
あの夏、僕が島で過ごした眩い「一分間」。隆司は誘われるかのように、暗いトンネルへ吸い込まれていったー。大久野島ファンタジー。ひと夏、瞬く。
「ああ、いい匂いがする」鼻をくんくんさせている子もいます。「まちどおしいな!」耳をぴくぴくさせている子もいます。1年生からひとりで読める!うさぎたちの、おいしい、やさしい物語。
続々重版の人気シリーズ人情活劇第五弾!時は明治ー戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒として蘇り、日々参拝客の願いを叶えている。函館山も深い緑に包まれ過ごしやすくなってきた中、神社には画家の藍介と付き添いでお手伝いのお鈴が絵を描きに頻繁に訪れるように。それからしばらく経ったある日、真っ青な顔をしたお鈴が警察に捕まった藍介を助けてほしいとやって来てー?