ポッポは、にしのおかで、ちいさなつぼみにあいました。ポッポの2ばんめのおはなし。
きょうはまんげつ、つきまつり。「よなかにあそんでいると、おにがくるってさ」おにいちゃんがいってたけど、ロロはきめた。ぜったいこんや、あそびにいこう。おにいちゃんをびっくりさせるんだ。4〜5歳から。
だいすきなおばあちゃんにはすてきなひみつがあるんだって。それはね…ポッポの3ばんめのおはなし。
あぶないわ!気をつけて!がくちぐせのラベンダー。だれよりも慎重、ものしずかな女の子がひとたび勇気をだしたなら…?慎重すぎて弱虫あつかいされちゃう子にエールを!みんなが勇気百倍になる楽しい絵本。
神さまの前にひざまずくと、なぜこうも素直になれるのかしら。神さまが、拙い私の声に、ただただ耳を傾けてくださるから、この至福のときをなによりも大切にしたい。ひたすらな祈りの詩。
戦争を起こそうとするのは、人の心です。戦争を起こさせないようにするのも、人の心です。戦争で両親と妹を失い、焼け野原に立ち尽くした13歳の少女。あの少女は、今も、平和の尊さを訴え続けています。
ポケットに入れてどこにでも連れて歩ける、小さな小さなこいぬがいたらいいのに、と子どものころからずっと思っていました。雲や星を見上げて、そこにも何か動物が住んでいるような気がしていました。想像することは大人になった今も、ドキドキします。そんな心の中にある思いを込めて、テディベアと友達を作りました。
これは、お行儀を教える本ではありません。これは、大人達の言うことをよく聞く子供達をつくる本ではありません。これは、大人達に都合のよい子供達に育てる本ではありません。これは、子供達がどんなにかわいらしい、空想の世界を持っているかを、思い出す本です。
6年前に突如体が男でもあり女でもあるものへと変異し、祟りを噂され生まれ育った島を出た白兎。帰郷後、幼なじみの道郎との淫夢に罪悪感を感じていたが、彼に求められ夢中になった。だが、妖しい青年・黒兎に同胞と呼ばれ、快楽に耽る夢を見て不安に苛まれる。やがて白兎は、黒兎が多情多淫の神で自分の中に封じられていると知った。その黒兎が目覚めようとしているらしく…。
大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない一年生・鉄三。決して心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の子どもたちとのふれ合いの中で、苦しみながらも鉄三と向き合おうと決意する。そして小谷先生は次第に、鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気付いていくのだった…。学校と家庭の荒廃が叫ばれる現在、真の教育の意味を改めて問いかける。すべての人の魂に、生涯消えない圧倒的な感動を刻みつける、灰谷健次郎の代表作。