過去にも歌謡曲のジャズ化などを試みてきた意欲的なシンガーと新進ベーシストのデュオによる2007年録音作。ゆったりスウィングするベースと絡み合いながら空間に溶け込んでいくヴォーカルが心地よい「オンリー・ユー」、異様な空気感を醸しつつも美しい「バット・ノット・フォー・ミー」、有名曲の自己流解釈を極めた「セントルイス・ブルース」など聴きごたえがある。
ヨーヨー・マ(vc)、マーク・オコーナー(vn)、エドガー・メイヤー(cb)という3人の天才プレーヤーが集って奏でる、アメリカン・ミュージック第2弾。5月には来日公演の予定も。
30周年を迎え、さらに高まるガンダム人気。このアルバムは、ガンダム好きのダンス・ミュージック・クリエイターが総力を結集した一枚だ。1〜5曲目までがSPACE SIDE、6〜9曲目までがEARTH SIDEとクレジットされている。原曲への愛を込めながら、いかに自分なりに変化させていくか、彼らの腕前を楽しみたい。
70年代中期に日本でも絶大な人気を博したスリー・ディグリーズの決定的ベストで英米の編集では入らない(7)(9)(前者は細野晴臣作曲、演奏はティン・パン・アレイ、後者は筒美京平作曲)の収録が嬉しい日本編集。他(1)(2)(4)等懐かしのヒット曲におじさんは感涙。